シマノ バルケッタSCのインプレ!完全フカセにも使える船用カウンター付き手巻きリール!ダイワのタナセンサーとの比較は?

 

出典:シマノ

 

シマノで人気のカウンター付き手巻きリールであるバルケッタシリーズから、ついに大型モデルが登場します。

その名もバルケッタSC!

長らく、シマノからはカウンター付き手巻きリールの大型モデルのモデルチェンジはなく、新作も投入されていなかったので、まさに待ちに待ったリールと言えます。

今回は、船・筏・カセのエサ釣りで大活躍間違いなしのバルケッタSCをご紹介します。

実際に購入したので、購入インプレもご参考にしてください!

アイキャッチ画像出典:シマノ



概要

まずはシマノホームページの商品説明をご紹介します。

太陽電池[SOLAR CELL]採用
新型ソーラーセルカウンター付き手巻きモデル。

指示ダナへの素早い仕掛け投入が一日の釣果を大きく左右する船釣りでは、デジタルカウンター付きリールの存在は心強い。スタイリッシュなボディでカウンター付軽量リールの常識を一新した[Barchetta]に、太陽電池を採用した電池交換不要のソーラーセルカウンター付きモデルが新登場。800~3000番まで対象魚に応じた全4機種。これから船釣りにチャレンジしたいという方にも、ぜひおすすめしたいモデルです。

出典:シマノ

 

バルケッタシリーズはデザイン良好なカウンター付きリールとして人気です。

メタルスッテゲーム、小物五目釣りなどで大活躍し、もはや定番リールとなった感もあります。

そんなバルケッタシリーズに、ソーラーセル付き大型モデルがついに登場した訳です。

実質、小舟シリーズのモデルチェンジと言えそうです。

バルケッタSCは、自分の狙いたい対象魚、欲しい糸巻量に応じて、800番〜3000番の4機種から選択できます。

タナが重要な船釣りにはモチロン、ナイロンやフロロもたくさん巻けるので、イカダやカセでよく潮が流れるポイントなら、完全フカセにもマッチします!



ラインナップ

主な項目を抜粋し、転載します。
横に切れる場合はスクロールしてご覧ください。
品番ギア比最大ドラグ力(kg)自重(g)PE[パワープロボートゲーム]糸巻量(号-m)最大巻上長スプール下巻(PE号-m)ベアリング数本体価格(円)
8005.15.03903-250 4-200 5-150673-2003/123,000
10005.15.03803-300 4-250 5-200 6-150674-2003/123,500
20005.15.53954-300 5-250 6-200675-2003/124,000
30004.68.04555-370 6-300 8-200725-200 6-2003/124,500
※ベアリング数はBB/ローラーです。
※最大巻上長はcm/ハンドル1回転です。
出典:シマノ



バルケッタSCの魅力

バルケッタSCの魅力をご紹介していきたいと思います。

新型ソーラーセル

いわゆる太陽電池です。

デジタルカウンターリールですから電源が必要ですが、バルケッタSCは太陽電池だけで起動してくれます。

電池内蔵のタイプって、交換が面倒くさいんです…。

モノによっては自分で交換してはダメで、必ずメーカーにだすこと!となっているリールもあります。

電池交換ごときで、わざわざメーカーに送らないといけないなんて…これほど面倒くさいことはないですからね。

久々に、いざ釣りに行こう!…と思ったら電池切れてた…なんて可能性もあります。

地味ですがかなり嬉しい機能です。

 

ドラグにカーボンクロスワッシャ採用

ドラグの滑り出しがいつでも滑らかなカーボンクロスワッシャ採用です。

ドラグの滑り出しは低負荷、高負荷を問わずなめらかで、摩擦熱によるドラグ性能の変化が非常に小さいという特性があります。また、耐久性も高い材質。
出典:シマノ

 

大型魚も相手にするリールですから、このドラグは嬉しい機能です。

大型真鯛でも、ブリでも、安心してファイトしましょう!

デザイン良好

バルケッタシリーズはデザインが洗練されていますが、バルケッタSCも例にもれずカッコよくて、いい意味でエサ釣りのカウンター付き手巻きリールらしからぬ雰囲気です。


出典:シマノ

 

シマノって電動リールはデザインがメチャクチャカッコいいものも展開されてるのに、なぜか船釣りのカウンター付き手巻きリールはぶっちゃけて言うとダサいリールがほとんどだったんですよ。

特に色がすんごい微妙な、なんとも言えないカラーリングだったり…。


出典:シマノ

 

このタイプのリールを使う釣りをする人って、見た目をあんまり気にしない人が多いんですかね…?

名前も、小舟…とか、テンション上がらないパッとしない名前ついてるし…。

でも、バルケッタSCの登場でこの問題は一気に解決ですね!

ほんとに、ようやく…!という気持ちです。

ただ…実は…後ほど購入した実機を写真を交えてご紹介しますが、実はボディのベースは小舟シリーズと同じということが判明しました(笑)

 



ライバルリールは…?

ずばり、ライバルリールはダイワの17タナセンサーです!

17ですから去年モデルチェンジしたばかりですね。

タナセンサーもデザインが非常に良くなって、ドラグもATD(オートマチックドラグシステム)採用になり、総合的にパワーアップしました!

実は…シマノが手巻きの大物釣り用にカッコいいリールをなかなか出してくれないから、ワタシも実際購入して使っています(笑)

完全フカセで97センチのブリも釣りましたが、全く不安なくファイトすることが出来ましたし、かなり良いリールですよ。


 
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お値段もお手頃で、番手によりますが、ざっくり12,000円〜16,000円の間で購入できるので非常にコスパ良好です。

 

 

バルケッタSCか17タナセンサーか、どちらを選ぶか…これはもはや、シマノ派かダイワ派か次第という世界な気もしますが、いくつか特記すべき点があります。

まずは、17タナセンサーは電池交換が必要という点です…。しかも、ダイワに出さないとダメという…。こればかりは面倒ですが仕方ないですね。

あとは価格面。

2018年10月2日現在、バルケッタSCはまだAmazonでは出てきませんが、楽天、yahoo!ショッピングでは予約商品として出てきますね。

17タナセンサーよりは高めの価格設定です。

シンプルにイニシャルコストを抑えたいなら、17タナセンサーを選ぶのがいいと思います。

 

 

購入インプレ(SC小舟HDとタナセンサーと比較)

さて、実際にバルケッタSCを手に入れてみました。

私物のSC小舟HDと、ダイワのタナセンサーも並べてみましたので、ご参考にしてください!

まずは、小舟シリーズとボディのベースは同じであるところをご覧ください。

SC小舟HDと並べてみる

SC小舟HDはソーラーセル採用という点もバルケッタSCと同じですが、ラピッドファイアハンドルドラグという特殊な機能を搭載したモデルで、見るからに特徴的なハンドルをしています。

ハンドルを逆転させるとドラグを緩めた状態でアタリに備えられて、魚がヒットした後にハンドルを正転させれば、一瞬にしてドラグ力がアップするシステムです。

さて、では写真を並べていきます。

手前がSC小舟HD、奥がバルケッタSCです。

サイズも同じ1000番です。

 

カラーリングは、SC小舟HDが濃い紺色。バルケッタSCはガンメタっぽい黒です。

 

以後、SC小舟HDとバルケッタSCの写真を並べて載せていきます。上がSC小舟HD、下がバルケッタSCという並びにしますね。

液晶部分を見ると…。

 

もう一緒って分かりますよね。

続いて側面をどうぞ。

 

ハンドル反対側は、エンブレムのパーツがバルケッタバージョンに変わっています。

ハンドル側です。

SC小舟HDはラピッドファイアハンドルが特徴的ですね。

バルケッタSCはスタンダードなスタードラグに変更です。

それ以外は同じかと思いきや、メカニカルブレーキのパーツは変わってます。

ただ単純に当時のメカニカルブレーキキャップから、今のメカニカルブレーキキャップに変わってるだけですが(笑)

 

また、バルケッタSCのハンドルは、SC小舟HDよりもロング化されています。

これは現代のエサ釣りシーンではもはやスタンダードな長さ。

正当な進化と言えます。

 

ちなみに、当然ですが裏面も同じですね。

メイドインマレーシアです。

 

シマノさん、なかなかコストかけずにバルケッタSCをデビューさせたんだな!ということがよく分かりますね(笑)

基本的には、今すでにあるシマノのパーツを組みあわせて、小舟シリーズの2018年マイナーチェンジ機を作り上げたと言ってもいいかもしれません。

小舟のカラーリングをガンメタ・ブラック系に統一して、カーボンクロスワッシャとラウンドノブを搭載した…そんなところでしょうか。

あまりにパッとしなかった小舟が、たったこれだけでスタイリッシュになるんですから不思議なものです。

 

ちなみ、1000番と3000番を手に入れたので、そのサイズ感も参考までにどうぞ。

なかなか迫力が違いますね。

 

ダイワの17タナセンサーと並べてみる

さて、続いてはダイワの17タナセンサーと比べてみます。

ワタシがもっているのはタナセンサー最大サイズの500番。

糸巻量的には、PE6号300m巻きですから、バルケッタSCの最大サイズである3000番と同じですね。

バルケッタSC3000とタナセンサー500を並べるとこんな感じです。

 

パッと見で分かる通り、タナセンサーはでかいです。

液晶画面を比較するとこんな感じです。

 

どちらも見やすし、個人的に不足はないですが、やっぱりソーラーセルがいいですね。

ハンドル周りはどうでしょう。

 

どちらもEVAラウンド型ノブですね。

大物とやり取りする際には必須と言えます。

カラーリングは、バルケッタSCのボディとハンドルの統一感が個人的には好きですね。

 

ちなみにこの番手で比べると、ハンドル長はバルケッタSCは79ミリ、巻取長はハンドル一回転72センチです。

タナセンサーはハンドル長72.5ミリ、巻取長はハンドル一回転74センチです。

 

さいごに

 

バルケッタSC、シマノ派の方は待ちに待ったリールと思います。

デザイン的に(というよりはカラーリング的にですね)今までの小舟シリーズとは異質で、精悍・スタイリッシュな雰囲気に生まれ変わりました。

SC小舟HDのマイナーチェンジと言えるかもしれませんが、大型のカウンター付き手巻きリールとしてはかなりの完成度と思います。

船・筏・カセのエサ釣りで大活躍間違いなし!

ぜひその手にとって体感してみてください!



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