非常に過酷な夏の釣り。
暑いのはもちろん、紫外線も気になるところです。
空から降り注ぐ日射しは、水面や地面にも反射して容赦なく体を照りつけてきます。
一体どんな服装が適しているのでしょう?
夏は、麦わら帽子をかぶったり、タオルを巻いたりして、一歩間違えるとオヤジくさいファッションになりがちです。
そんな夏こそ!他のアングラーと差をつけるファッションを取り入れませんか?
それも、オシャレなだけでなく、より涼しく!
今回は、夏の釣りの服装について、トレンドアイテムをご紹介します!
肌はできるだけ隠そう!
結論から言うと、半袖短パンみたいな服装は避けて、日射しから肌を隠せる服装がベストです。
全体像イメージ
これはワタシが実際に夏の日中に釣りをするときの服装です。
一見暑苦しいのですが、夏は日除けが最も重要なんです!
ジリジリ照りつける太陽光を浴び続けると、体が熱を蓄えてしまい、火照ってきます。
そうなると体感で暑く感じてしまう上に、紫外線を浴びて日焼けを始めとする肌へのダメージにも繋がってしまいます。
皮膚がんなどのリスクも高まります…。
しっかり腕も足も隠しましょう。
長袖だと暑いイメージがあるかもしれませんが、今は接触冷感とよばれる素材が広まりを見せています!
昔ながらの速乾素材で気化熱に頼るだけではなく、水分(汗など)を吸うと生地の温度自体を下げる素材になっているんです!
着るだけでヒンヤリします。
接触冷感の素材でできたものを身につけることで体感温度はずいぶん下がりますよ。
服選びのポイント
どういった観点で選んでいくか、解説します。
色
重要なのが、色の選択です。
ワタシの着ている服、全体的に黒っぽいですよね。
それは、明確な意図があるんです。
何かというと、単純に黒が好き…というのもありますが、1番の理由は、紫外線の透過率に関係しています!
黒は、もっとも紫外線を通さない色なんです。
ちなみにご参考までに黒と白の透過率は…。
黒の紫外線透過率およそ1.9%
白の紫外線透過率およそ19.4%
黒はほぼ、紫外線を通しませんが、白だとおよそ20%は通してしまいます。
わたしは肌へのダメージを極力少なくしたいので、黒ベースに選んでいます。
ただし、留意点として、黒は赤外線の吸収率が高いので、熱を吸収します。
小学生くらいのときに、黒は熱を吸収して熱くなる…みたいなこと習いましたよね(笑)
ただ、個人的には接触冷感素材のものを着用していれば、そこまで暑いとは感じません。
日射しをモロに肌に受けている方が、ジリジリ暑く感じます。
そもそも紫外線って?
紫外線カット…UVカット…といった言葉はよく聞くと思いますが、紫外線って何?と聞かれると答えられる方は意外と少ないのではないでしょうか?
紫外線とは、太陽から放出される太陽光線の成分のひとつです。
肉眼では見えない「不可視光線」です。
ちなみに、可視光線は「赤」「橙」「黄」「緑」「青」「藍」「紫」の7色で構成されています。
紫外線は、この光線の中で紫の外側に位置しています。
「紫を超えた」という意味のラテン語『ultra violet』が語源になっていて、『UV』と表記するのはこの『ultra violet』を略しているわけですね。
紫外線は大きくは3つに分類され、『紫外線A波』、『紫外線B波』、『紫外線C波』と呼ばれます。
地球の地上に届く紫外線の内訳は、紫外線A波が90%ほど、紫外線B波が10%です。紫外線C波はオゾン層で吸収されます。
ちなみに有害度合いの順は、紫外線C波>紫外線B波>紫外線A波。
紫外線B波は紫外線A波の1000倍ほど有害とされています!
紫外線B波は肌の表面に強く影響を与え、日焼け、シミ、シワ、ソバカス、乾燥肌など肌の老化を進めるだけでなく、皮膚がんや白内障、免疫力低下などの健康被害を及ぼします。
なお、紫外線B波が多く見られる時期というのがあります。
3~9月の春から秋にかけて強く降り注ぐのですが、特に真夏の7月~8月に紫外線の量が増え、真冬と比較すると紫外線量が約5倍になるそうです。
と、このように具体的に聞くと、半袖短パンで紫外線をおもいっきり浴びるの、怖くなりませんか?(笑)
これは…絶対に紫外線対策するしかないですよ!
紫外線を通しにくい色
ワタシは黒が好きなのもあり、黒ベースですが、それを見倣う必要はありません(笑)
ご参考までに、紫外線を透過しにくい色ランキングをどうぞ。
みなさんのカラーコーディネートに活かしてください。
1位…黒
2位…青
3位…黄
4位…ピンク
5位…オレンジ
6位…白
黒以外のおすすめは、青(ダークグレー系)と黄色です。
3位の黄色でも透過率およそ5%と十分紫外線を通しにくい色なので、上手く組み合わせてオシャレに着こなしてください。
例えば、ワタシも短パンを青系にしています。
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おすすめ商品
以下、各カテゴリー毎におすすめ品をご紹介していきます。
トップス
・接触冷感長袖インナー or 接触冷感アームガード
・Tシャツなど
肌に触れる部分は、接触冷感素材にしましょう。
アームガード使用の場合は、Tシャツも接触冷感素材にしたいですね。
以下のおたふく手袋の商品は、お手ごろ価格でもしっかり冷感を感じられると評価が高いです。
定番の黒はもちろん、下の写真のような青系インナーもありますよ。
おたふく手袋からアームカバーも販売されています!
以下の商品は接触冷感にメッシュも組み合わせて、かなり快適!
アームカバーって、まだ使ったことない人には抵抗があると思います。
でも、もはや市民権得てますし、使わないのはもったいないですよ。
以下のAmazonのクチコミもご参考にしてみてください。
クチコミ①
大好きな商品です。今度で3回目の購入です。安いのに装着感は良好で、日差しが遮られるので素肌より涼しいと思います。高価なスポーツ用品と同等以上です!クチコミ②
不思議なくらい冷たく感じるんですよ。真夏の釣りの必須アイテムですね。自転車に乗る時も使ってます。色違いの2セット目です。クチコミ③
今年の夏場に使用しましたが、よかったです。
正直、タイツやらアームカバーやらをつけるのは今まで避けていましたが、なぜ今まで避けていたんだ…となりました。間接部分の汗を吸い取ってくれるので快適です!夏場こそ、アームカバー!
汗の不快感がなくなるだけで全然違います。
今や下はタイツに上もアームカバーとタイツマンになってます。出典:Amazon
ボトムス
・接触冷感タイツ
・半ズボン
トップスと同じく、肌に触れるタイツを接触冷感素材にしましょう。
タイツは肌に密着しますから、体の熱をダイレクトに外に逃がしてくれます。
近年のジョギングブームで、タイツを男性が使用するのも全く違和感はなくなりました。
むしろアスリートっぽくてカッコいいですよね。
釣りに活用してる方もすでにたくさんいますよ。
以下のAmazonのクチコミもご参考にどうぞ。
真夏の琵琶湖釣行などで短パンの下用に購入しました。
日焼けに弱い私の肌はボートで沖に出ると日差しで肌の露出部分がすごい赤くなり、軽いやけどみたいになるので少しでも露出をカットし、かつ冷感もほしいということで探しました。
実際に7月後半琵琶湖に出てみましたが、暑さもそれなりで快適に釣りに集中できました。
いい買い物でした。出典:Amazon
帽子
・チューリップハットなど
最低限、頭を守れればいいのですが、やはり日射しを遮る範囲が広い方がいいと思います。
ベースボールキャップなどよりは、ハットタイプの方が守備範囲が広いです。
ワタシはノースフェイスのハットを愛用しています。
ゴアテックスで少し雨が降っても染み込んできませんし、もちろん、ノースフェイスならコーディネートによっては普段使いでもオシャレで恥ずかしくないですよ。
その他オプション
ネックカバー
首を守ると、翌日のダメージが全然違います。
もし余裕があるなら、ネックカバーは是非使ってほしいです。
以下のおたふくの商品は、ヘッドキャップにカバーがついているタイプです。
上でご紹介したようなハットと組み合わせれば、汗も滴り落ちてきませんし、首も守れて一石二鳥です!
偏光グラス
偏光グラスは、水面のギラつきを抑えて水中が見やすくなるというメリットに加えて、紫外線カット効果や、ルアーなどが飛んできても物理的に目を守ってくれたりと恩恵が大きいです。
釣り関連メーカーが販売しているものは、正直少しダサい…と思うものも多いので、シティユースできるようにオークリーなどのアイウェアブランドを活用するのがオススメ!
↓オークリーのホルブルック。オークリーなら普段使いも全く問題ないどころか、むしろオシャレ。スポーツアイウェアの世界的ブランドですから、性能は折り紙付き。
みなさん、そろそろ梅雨明けですね! 現時点でも蒸し蒸しして暑いのですが、これから本格的な夏が到来すると、さらに暑い日が続くようになります。 気温が40度を超える日も、あるかもしれません。[…]
半袖短パンは虫刺されも怖い
釣りは自然の中で行うものですから、当然、さまざまな虫に出会います。
人に危害を与えるものもいます。
夏〜秋は虫も活発になりますので、要注意…。
以下に代表的な虫をあげます。
ヤブ蚊
ブヨ
ハチ
アブ
上記の虫は、結構な頻度で出会います。
蚊やブヨは、肌を露出していれば、まず間違いなく刺されますし、アブやハチに刺されたら釣りどころではありません。
サビキをしていると、アミバケツのアミエビの匂いに寄せられて、スズメバチがどこからともなく飛んでくる…なんてこともよくあります…。
他にもムカデなど、危険な虫はたくさんいます。
そんな虫を相手に、半袖短パンでは防御力が弱すぎますよね。
さいごに
半袖短パンスタイルこそ、一見、もっとも涼しげに見えるのですが、日射しを浴びつづける真夏の釣りではおすすめ出来ません。
虫の脅威も考えなければいけません。
日射しからも、虫からも体を守れるように肌を隠しつつ、接触冷感アイテムを活用するのが今の夏のスタイル最先端です!
着こなすとスポーティでオシャレに見えるので、是非みなさんも取り入れてみてください!
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