出典:ダイワ
アジングで人気のダイワ月下美人アジングシリーズ。
2018年9月、MXアジングはモデルチェンジし、EX AGSアジングに追加モデルが!
そこでこの機会に、MXアジング、EX AGSアジングの現行モデル全機種の特徴やスペックを洗い出してその差を比較してみました。(EXアジングも含めてます)
ご購入を検討中の方のご参考になれば幸いです。
アイキャッチ画像出典:ダイワ
コンセプト比較
MXアジング
中級モデルがここまでピンシャンに!HVFナノプラスブランク+オールチタンフレームSiCガイドの本格アジングロッド月下美人らしく。雅に。煌びやかに。今宵もアジと対話する夜が始まる。NEW月下美人MX AJINGシリーズは、ブランク、グリップ、ガイドに至るまで、アジングロッドの設計基準を一から見直したことで、上位モデルに肉薄するレベルまで感度と操作性が昇華した。超軽量のHVFナノプラスのブランクの採用したことで、軽さと感度が大幅に向上。ダイワのアジングロッドの特長である「ピン・シャン」の掛け調子が際立つ仕様になっている。中級モデルの粋を超えたポテンシャルと主張するかのごとく、赤い月が手元でさりげなく存在を主張する。
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EX AGSアジング
AGS搭載、ダイワアジングロッドの最高峰アジングにおける無上の喜びは微かなアタリをモノにしていく玄妙さにある。アジをメインターゲットとするこの釣りは、ジグヘッドのウエイトが1グラム前後。数あるソルトルアーゲームの中で最も繊細なジャンルといえる。アタリが感じられないことには何も始まらない。すなわちロッドに求められるのは究極の感度。加えて視覚が制限されるナイトゲームが主体とくれば、指先に伝わる感度、すなわち「手感度」がいかに重要かが理解できる。EX AGS AJING/EX AJINGシリーズはSVF COMPILE-Xナノプラスのブランクに、ラインを通して確実にブランクに振動を伝える高感度・高剛性のAGS(エアガイドシステム)を搭載。テスターの感性を形に変えた究極のアジングシリーズ。
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コンセプトから感じること
MXアジングは中級モデルですが、上級モデルであったとしてもおかしくないような性能をもったロッドを目指しているようです。
たしかに、ガイドがステンレスフレームガイドではなく、一般的なハイエンドモデルロッドの代名詞とも言えるチタンフレームガイドを採用している点からも、ダイワの本気度が伝わります。
HVFナノプラスブランクを採用したブランクスは、超軽量で高い感度を備えています。
「ピン・シャン」の掛け調子設計を継承した正統派ダイワアジングロッドです。
対してEX AGSアジングは、究極の手感度を求めた仕上がりになっています。
ブランクスにはSVF COMPILE-Xナノプラスを採用し、ラインを通して確実に振動を伝える高感度・高剛性のAGSとの相乗効果で、まさに今まで感じられなかったアタリも分かる…そんなロッドなのではないでしょうか。
ダイワアジングロッドの最高峰はさすがの超高感度ロッドです!
アイテム特徴比較
MXアジング
アイテム | 特徴 |
55LS-S | ジグヘッドリグやプラグを細かく操作できるショートモデル |
510ULS-S | 1g以下のジグヘッドリグの専用の、シリーズのなかで最もフィネスなモデル |
64.5LS-S | ジグヘッドリグからスプリットまで対応するオールラウンド |
79MLS-S | 7g前後のキャロに対応する掛け調子ロッド。先調子設計 |
75HS-S | ゴロタの大メバルや漁港のライトロックに対応するヘビーモデル |
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EX AGSアジング
【EX AGSアジング】
アイテム | 穂先 | 特徴 |
64LS-SMT・E | SMT | パキパキ系から、柔らかくなっている現代のトレンドにあわせて胴調子に設定したしなやかな調子。ラインスラックを巧みに操り、アジを翻弄させる。 |
75HS-SMTT・E | SMTチューブラー | MAX25gの非常に重たいキャロまで対応する遠距離戦用の対40cm超えアジロッド。出番が増える傾向にあるメタルジグにも対応。 |
510L/MHS-SMT・E (ボート+小場所モデル) | SMT | 操作性と感度を両立するショートモデル。感じて掛ける攻め調子。足場の低い常夜灯の下の近距離戦で、超軽量なジグヘッドリグが必要となる渋い状況や、豆アジングなどに対応するフィネスロッド。高い操作性と感度により、ジグヘッドリグを使用するボートアジングにも対応。粘りのあるバットを採用したことで不意の大物にもゆとりをもって対峙できる。 |
64.5L/MLS-S・E (オールラウンド) | メガトップ | ロッドバランスを見直し、究極の操作性を目指した至極のスタンダードロッド。持ち重り感がなく、絶妙な張りのあるメガトップによって、ジグヘッドリグに意のままに生命を吹き込むと同時に、一瞬の遅れもなくフッキングへと持ち込むリニアな操作性を実現する。 |
711MLS-T・E (キャロ・メタルジグ) | チューブラー | チューブラートップを搭載した軽量のキャロライナリグ用ロッド。トップからベリーにかけての絶妙な張りによって、遠投したキャロをさびく、海藻の上をトレースするなどの繊細なアクションづけや、食いにきたアジを攻撃的にフッキングすることを得意とする。 |
【EXアジング】
アイテム | 穂先 | 特徴 |
55L/HS-SMT・E | SMT | 漁港の常夜灯下にいる喰い渋ったアジに対抗する切り札として開発した食わせの究極ロッド。1g以下の超軽量ジグヘッドリグを自在に操るフィネススペシャル。すべてのアタリをかけるつもりで設計した0.3mm径の鬼がけSMTを採用。月下美人史上、最も繊細なティップによって抜群の目感度と手感度を実現。ワームの動きはもちろん、アジの反応も瞬時に察知する。ティップが入ったとき、アジはすでにアングラーの手中に落ちている。 |
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アイテム特徴比較から感じること
MXアジングは5モデル。
中級モデルらしく、『いわゆるアジング』を網羅するラインナップに加えて、大型メバルやロックフィッシュにも対応するモデルもあります。
分かりやすいラインナップですね。
対してEX AGSアジングは6モデル(内、EXアジングが1モデル)という設定です。
EXアジングもAGSを採用していますが、トップガイドのみチタンガイドになっています。ワタシは、実質EX AGSアジングの中の1種という認識です。
パキパキ系のロッドばかりではなく、近年のアジングのトレンドを意識したロッドもあります。
各釣り方のスペシャリストのようなロッドが並びます。
自分のスタイルに合った1本を選びたいですね。
仕様・DAIWA TECHNOLOGY比較
MXアジング
■自然と穂先が持ち上がる軽量設計
超軽量で高感度のHVFナノプラスブランクを採用。軽量な一方で、ベリーにしっかりとパワーがあるので、アタリを感じて、アジをしっかりと掛けにいける。長いモデルはフロロとPE、短いモデルはフロロとエステルのラインの使用を考慮した設計。
■オールチタンフレームのSiCガイド
軽量チタンガイドは、糸抜けを考慮してあえてのφ4の中口径仕様。エステルはもちろん、PE使用時もラインの抜けが向上し、飛距離がアップ。さらに、夜間でもラインを通しやすい。ガイド数量を見直し、ブランクのパワー向上と、操作の出力アップを達成。よりダイレクトな操作性を体感できまる。
■操作性を向上させるショートグリップ
各アイテムごとに徹底追及したグリップ長さを採用。防寒着などを着ていても、操作性は良好。
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EX AGSアジング
■ESS[エキスパートセンスシミュレーション]感性領域設計システム『ESS』
ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。DAIWAは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域までロッドに反映する事が可能。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム『ESS』。■AGS[エアガイドシステム]
フレーム素材に軽量かつ高剛性のカーボンを採用し、大幅な軽量化を達成した画期的なガイドシステム。軽さによって飛距離とコントロール性能が向上しているだけでなく、カーボンフレームの硬さがラインから伝わる振動をブランクにダイレクトに伝達する。ガイドには、Rフレームの次世代AGSを採用(※55L/HS-SMT・Eはティップ部にチタンフレームのトルザイトガイドを仕様)。さらにガイドが軽量化したことで、感度がさらに向上、また、強度もアップと同時に、糸がらみ抑制力もさらに向上している。
■SMT[スーパーメタルトップ](※64LS-SMT・E、510L/MHS-SMT・E、55L/HS-SMT・Eのみ)
超弾性チタン合金の『SMT』はしなやかかつ高感度。視覚(目感度)にも触覚(手感度)にもしっかりとアタリを伝えてくれる。柔軟であり、振動を長く伝える優れた特性のある超弾性チタン合金とカーボンやグラス素材をハイブリッドして、それぞれの用途に最適な調子と軽量化を実現している。■SMTチューブラー(※75HS-SMTT・E のみ)
チューブラー(中空)構造の超弾性チタン合金はソリッド(ムク)タイプに比べて構造上より硬くなっており、結果としてさらにレベルの高い感度と操作性を実現した革新的穂先。■SVFコンパイルXナノプラス(※55L/HS-SMT・E、64LS-SMT・E、75HS-SMTT・E、510L/MHS-SMT・E、64.5L/MLS-S・E、711MLS-T・Eのみ)
カーボン繊維をまとめる樹脂をナノメートル単位で混合する東レ(株)ナノアロイ®技術を、ダイワ独自の設計・製造方法でさらに昇華させたことで、SVFコンパイルXが進化。ブランク全体のムラがさらになくなり、ロッドの張り・シャープさがさらに向上。さらに軽く、さらに力強く振り抜けるロッドに仕上がっている。■V-ジョイント
ロッドの継部にバイアス構造のカーボンシートを採用することで、あたかもワンピースロッドのような歪みの少ない美しい曲がりを実現。未搭載のものに比べてパワー・張り・曲がりからの戻りの早さが大幅にアップし、理想的な粘強調子を生み出している。繊細さと強引さの絶妙なバランスで大物も余裕を持ってあしらえる。■MEGATOP[メガトップ](※64.5L/MLSS・Eのみ)
メガトップは、繊維と樹脂が均一に分散するカーボンソリッドであり、どの方向にも同様の曲がりを見せる。更に通常のカーボンソリッドに比べて強度が飛躍的に向上。これにより細径で柔軟、ハイテーパーな穂先を作ることが可能。カーボン素材特有の手に響く感度はもとより、穂先に表れる視覚的感度も大幅に向上。■エアセンサーシート(※510L/MHS-SMT・E、64.5L/MLS-S・E、711MLS-T・Eのみ)
軽量化・高強度・高感度を実現するカーボンファイバー入り「エアセンサーシート」。用途に応じて専用設計することで汎用リールシートでは体験できない操作性を実現。
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仕様・DAIWA TECHNOLOGY比較から感じること
MXアジングは中級クラスながらステンレスガイドではなく、オールチタンガイドという嬉しい設定です。より軽く、錆びにくい素材です。
アジングモデルで主流のシングルフットタイプになっています。
ブランクスは超軽量で高感度のHVFナノプラスブランクです。
軽量ですが、ベリーにパワーをもたせた設計で、しっかり掛けて寄せることができます。
また、穂先が自然と持ち上がりやすくなっていて、アタリをとりやすくなっています。
対してEX AGSアジングは、ガイドには最新型AGSを搭載し、従来型AGSよりもさらに軽量化・高感度化・トラブル減少・飛距離アップしています。
穂先はSMT、SMTチューブラー、MEGATOPをモデルによって最適に組み合わせて、より高い感度を求めています。
ブランクスは東レのナノアロイをダイワ独自に昇華させたことで、SVFコンパイルXをさらに進化させたSVFコンパイルXナノプラスを採用。
さらに軽く、シャープに仕上がっています。
ESSによる設計、その他V-JOINT、エアセンサーシートの採用など、やはりEX AGSアジングには、これ以上ないダイワの技術が注ぎ込まれています。
ただ、MXアジングでも他社ロッドではハイエンドモデルに採用されるチタンガイドが搭載されるなどしており、相当高いレベルのロッドです。
コストパフォーマンスの高さという意味では、なかなかここまでのロッドは少ないと言えるかもしれません。
スペック比較
MXアジング
アイテム | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | ルアー重量 (g) | 適合ライン | メーカー希望 本体価格(円) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ナイロン(lb) | PE(号) | ||||||||
55LS-S | 1.65 | 2 | 86 | 60 | 0.8/8.4 | 0.5-8 | 1.5-4 | 0.1-0.4 | 28,300 |
510ULS-S | 1.78 | 2 | 93 | 55 | 0.7/7.9 | 0.3-5 | 1-3 | 0.1-0.3 | 30,000 |
64.5LS-S | 1.94 | 2 | 101 | 65 | 0.8/9.9 | 0.5-8 | 1.5-4 | 0.1-0.4 | 31,000 |
79MLS-S | 2.36 | 2 | 122 | 90 | 0.8/11.9 | 1.5-10 | 1.5-5 | 0.15-0.5 | 35,300 |
75HS-S | 2.26 | 2 | 117 | 90 | 1.0/11.9 | 5-25 | 2-8 | 0.2-0.8 | 37,000 |
出典:ダイワ
※価格は税抜
EX AGSアジング
【EX AGSアジング】
アイテム | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | ルアー 重量 (g) | 適合ライン ナイロン (lb) | 適合 ライン PE(号) | メーカー希望 本体価格 (円) |
64LS-SMT・E | 1.93 | 1 | 193 | 63 | 0.7/8.4 | 0.5-8 | 1.5-4 | 0.1-0.4 | 60,000 |
75HS-SMTT・E | 2.26 | 2 | 197 | 92 | 1.1/13.4 | 5-25 | 2-8 | 0.2-0.8 | 65,000 |
510L/MHS-SMT・E | 1.78 | 2 | 93 | 59 | 0.7/9.9 | 0.5-8 | 1.5-4 | 0.1-0.4 | 62,000 |
64.5L/MLS-S・E | 1.94 | 2 | 101 | 61 | 0.8/9.4 | 0.5-8 | 1.5-4 | 0.1-0.4 | 63,000 |
711MLS-T・E | 2.41 | 2 | 125 | 78 | 1.3/10.4 | 1.5-10 | 1.5-5 | 0.15-0.5 | 68,500 |
出典:ダイワ
※価格は税抜
【EXアジング】
アイテム | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | ルアー 重量 (g) | 適合ライン ナイロン (lb) | 適合ライン PE(号) | メーカー希望 本体価格 (円) |
55L/HS-SMT・E | 1.65 | 2 | 122 | 61 | 0.3/8.4 | 0.3-5 | 1-3 | 0.1-0.3 | 57,500 |
出典:ダイワ
※価格は税抜
スペック比較から感じること
ここで数字だけを見比べると、その価格差の割には自重などに大きな差はないことが分かります。
数字だけでは見えてこない使用感の差がEX AGSアジングにはある。ということなのでしょう。
ただ、逆に言えばMXアジングも充分素晴らしいロッドである、という見方が出来ます。
エキスパートアングラーでなければ、MXアジングとEX AGSアジングの明確な差を感じることは難しいのではないでしょうか?
逆に、一歩抜きん出たアングラーにとっては、このEX AGSアジングは他のアングラーに差をつけられる大きな武器になることでしょう。
さいごに
現在の多様化するアジングシーンに対して応えるべく、今回ダイワから新モデル・追加モデルが登場した訳ですが、さすがの最先端アジングロッドに仕上がっています!
EX AGSアジングはまさに一握りのエキスパートのためのロッドと言える仕上がりですが、MXアジングも他社のハイエンドモデルに肉薄するほどの素晴らしいロッドのように感じます。
是非、その手にとって今まで獲れなかったアジを仕留めてください!
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