ランディングシャフトのおすすめは?5mクラス15アイテムを徹底比較!カテゴリ毎ランキングも掲載!

近年、ランディングネットは、もはや必須レベルのツールとして認識されています。

しかし、意外とまだ持っていない…という方も多いようです。

今回は、そういった方々が、新たにランディングネットの購入を検討する際に役立てていただける記事です。

ランディングネットは、主にシャフト部、ネット(フレーム)部と、必要に応じてジョイント部で構成されます。

シャフト部のことをランディングシャフト(ランディングポール)と呼びますが、ランディングネットの性能を語る上では最重要部分と言っても差し支えありません。

魚を取り込む際にシャフト部を伸ばすわけですが、そこがスムーズに伸びない…だとか、たわみすぎて操作性が悪い…だとか、性能がイマイチだと使用感に大きく影響する部分なのです。

ネット(フレーム)部ももちろん重要ですが、シャフトは伸縮する部分なので強度を保ちつつ軽量化するという二律背反な要素を高次元で備える必要があります。

魚をすくって折れるようなシャフトは論外ですが、強度ばかり意識すると重くなってしまいますから、そのバランスが難しいんですね。

要は可能な限り軽く・実用的に十分な強度を備えるシャフトが求められているのですが、これから探す方からすれば、その良し悪しを判断するのは難しいものですよね。

今回は、主要なランディングシャフト(ランディングポール)販売メーカーの15品をピックアップして表に見える化することで、みなさまにシャフト選択のご参考にしていただければと思い、記事にすることにしました。

↓ジョイントも気になる方はコチラをどうぞ
【タモジョイント選びの基本】ランディングネットをコンパクトに。メジャーな商品のスペックを比較

アイキャッチ画像出典:上州屋



前提条件

最も汎用性が高く、1本持つならコレ!とよく言われるのが5mという長さです。

磯などでなければ、5mあれば届くことがほとんどだと思います。

ですので、この5mの商品で比較していきたいのですが、残念ながらメーカー各社が全て5mで統一している訳ではありません。(例えば…3.5m、4.5m、5.5m、6.5mというラインナップで展開など)

ですので、以下の優先順位で選定しています。

①5mジャスト
②5m~6mの間
③4m~5mの間

5m未満で短くて海面まで届かないことがあってはいけないので、長い方を優先します。

上記の()内の例で言えば、5.5mを選定します。

比較する上で、当然長いものほど重く、短いものほど軽くなります。

したがって、統一した軽さの基準を示す為に、シャフトのcmあたりの重さも数値化して記載します。
g/cmで算出。シャフトが長くなればなるほど、ぶ厚いシャフト部分が増える訳ですから、全長が長くて数字が小さいものほど優れていることになります。

ご参考にしてください。

なお、シャフトの仕舞寸法が長く携行性に劣るタイプのモデルは今回、比較対象にしていません。

一覧表

 

メーカー商品全長
(m)
自重
(g)
重さ
(cm/g)
仕舞
寸法
(cm)
実売
(円)
ホルダー
メジャークラフトファーストキャストLS-600FC5.457901.44960.56,790
メジャークラフトソルパラ ランディングシャフトLS-500SP55241.048619,174
メジャークラフト玉の柄ランディングLS-50054130.8266617,074
アルファタックルランディングギアシャフトナノ50055351.07567,391
テイルウォークキャッチバー改50055501.1687,930
テイルウォークキャッチバー改マイクロ5405.46251.1575011,178
プロックスホルダーアームHAT50054640.928648,169
サンライクランディングポール玉の柄4.523420.75670.64,199
GMGMスライドスピア5.56551.19628,694
グラファイトリーダーステーザEX4804.84780.99557.414,094
ダイワランディングポール2 5005.065871.1670.58,290
ダイワモアザン ランディングポール 504.984400.8836928,369
シマノオシア ランディングシャフト5505.54270.77672.530,693
シマノボーダレス ランディングシャフト5505.494160.75672.530,802
昌栄ブラックシープ5.75400.9476933,000

注)価格は税込。2018年8月28日現在Amazon価格より。
注)各数字は現時点での筆者調べであり保証するものではありません。

各カテゴリ毎ベスト5

上の表から、各カテゴリ毎に上位商品を抽出していきます。

みなさんの重視するポイントに照らし合わせながら、ご参考にしてみてください。

価格

なんといっても価格の安さは大きな魅力です。

実売価格の安い順の上位5モデルです。

1位サンライク ランディングポール玉の柄 4,199円

サンライクのランディングポール玉の柄が圧倒的な安さでおどろきです。

ホルダーもついていてこの価格ですからお値打ちです。

しかし、Amazonのクチコミでは、強度に問題ありとのコメントも散見されます。

個人の扱い方の問題なのかは分かりませんが、ご留意ください。

2位メジャークラフト ファーストキャスト 6,790円

続いて、メジャークラフトのファーストキャストがランクインです。

ファーストキャストは、なんとネットも付属してこの価格ですから、これまた驚異的です。

3位アルファタックル ランディングギアシャフト ナノ 7,391円

アルファタックルのランディングギアシャフト ナノが3位にランクインです。

ホルダーもついています。

このホルダーのデザインもシンプルで、好感がもてます。

4位テイルウォーク キャッチバー改 7,930円

4位にはテイルウォークのキャッチバー改がランクイン。

テイルウォークは、アルファタックルと親会社が同じです。兄弟企業みたいなもんですね。

こちらもホルダー付きと良心的です。

5位プロックス ホルダーアーム 8,169円

5位は、プロックスのホルダーアームがランクイン。

プロックスは、後付けホルダーやジョイント、他にもネットなどなど販売していて、ランディングネット関連商品に力を入れてます。

軽さ(cmあたりg)

ランディングシャフトの性能において、重要な軽さ。

軽ければ軽いほど、移動もラクですし、魚をすくうときにも扱いやすいです。

強度を保ったまま軽くするには技術が必要ですから、高価格なモデルが上位に並びます。

1位シマノ ボーダレスランディングシャフト 0.756g

1位は、シマノのボーダレスランディングシャフトです!

これは、シマノから新発売の発表がされたばかり、新作ホヤホヤのシャフトです。

およそ5.5mという長さにも関わらず、センチあたり0.756g(自重416g)とは驚きの軽さです。

デザインも秀逸ですし、新たな固着防止機能なども搭載しており、機能面も優秀。。。

素晴らしいランディングシャフトですね。

2位サンライク ランディングポール玉の柄 0.756g

なんと、次位には、価格でもっとも安かったサンライクのランディングポールが。。。

4.5メートルとは言え、この軽さは素晴らしいですね。

しかしながら、この軽さも相まって、壊れるというクチコミも散見されるのかもしれません。

低価格商品にありがちなアタリハズレもあるかもしれないので、全力でおすすめする訳にはいかないのですが、事実、安い上に軽い、という商品です。

3位シマノ オシアランディングシャフト 0.776g

3位は、またもシマノ。

オシアランディングシャフトがランクインです。

長らくランディングシャフトの上位モデルの中でも王道的なモデルの1つとして君臨していましたが、ボーダレスの登場でどうなるか気になります。

十分なクオリティをもつ商品故に、ボーダレスの登場により、セールなどで安売りされていたり、運よくオークションに程度の良い品が出品されていたら買いですね。

4位メジャークラフト 玉の柄ランディングLS-500 0.826g

続いて、メジャークラフトの玉の柄ランディングLS-500がランクインです。

シマノのボーダレスやオシアに比べると、価格面で相当お値打ちになります。

ボーダレス、オシア共に、実売で30,000円を越える訳ですが、こちらのモデルは20,000円未満で購入できますからね!

それでいてこの軽さは非常に魅力的で、非常にコストパフォーマンスの高いシャフトだと思います!

5位ダイワ モアザンランディングポール 0.883g

5位は、ダイワのシーバスブランドであるモアザンのランディングポールです。

シマノのボーダレスやオシアよりも多少重いですが、このハイレベルの勝負であれば、そこまで気になりませんね。

ダイワユーザーが大満足なランディングシャフトを欲しいなら、コレに決まりですね!

 

仕舞寸法

仕舞寸法は、すなわちどれだけコンパクトになるかです。

当然、短ければかさばりませんが、ネットの大きさによっては、短すぎるとバランスが悪くなることもあります。

自分のスタイルに合わせた仕舞寸法のモデルを見つけてください。

ここでは、短い順の上位5モデルをあげていきます。

1位テイルウォーク キャッチバー改マイクロ 50cm

テイルウォークのキャッチバー改マイクロが1位となりました。

さすが、マイクロと名付けるだけあって、仕舞寸法は驚異の50センチ!

とにかくコンパクトなモデルがいい!というなら、是非このモデルを。

2位アルファタックル ランディングギアシャフト ナノ 56cm

2位は、アルファタックルのランディングギアシャフト ナノがランクイン。

こちらも56センチと相当コンパクトです。

このコンパクトさに加えて、価格面でも3位と、なかなかユーザーへの訴求力を持っている商品ですねぇ。

3位グラファイトリーダー ステーザ 57.4cm

3位は、グラファイトリーダーのステーザです。

ロッドでも、その確かな品質が評価されているオリムピックのルアーブランドが、グラファイトリーダー。

ランディングシャフトにおいても、良い商品を持っていますね。

このコンパクトさに加えて、軽さも優秀な部類ですし、価格も良心的です。

トータルバランスの良い商品だと思います。

4位メジャークラフト ファーストキャスト 60.5cm

メジャークラフトのファーストキャストが4位となりました。

安いし、ネット付きだし、コンパクトだし、とランディングネット初心者には非常に嬉しい商品です。

5位メジャークラフト ソルパラランディングシャフト 61cm

5位もメジャークラフトです。

ファーストキャストがあるなかで、ソルパラを選ぶシチュエーションも少ないかもしれません。

ファーストキャストより背伸びをして、少し上のモデルを選ぶなら、ソルパラよりも他社のモデルに優秀なモデルがあるからです。

デザイン

ワタシの主観になりますが、デザインの良いものをチョイスしました。

イメージ的にはシンプルで大人な雰囲気を醸し出す順とお考えください。

1位シマノ ボーダレスランディングシャフト

これは、ワタシも欲しいです、正直(笑)

買い替えるなら、コレにします。

2018年ニューモデルというだけでそそられますが、デザインも非常に優秀です。

シンプルにカッコいい。

オシアランディングシャフトも同じくカッコいいですが、デザインのランキングでは他のモデルもご紹介したいので省きますね。

2位ダイワ モアザンランディングポール

2位はシマノと並ぶ巨塔・ダイワから。

モアザンランディングポールもボーダレスと甲乙つけがたいカッコよさをもっています。

洗練された大人の雰囲気です。

性能の高さ、デザインの良さもさることながら、2018年8月28日現在、シマノのボーダレスと比べると2,000円ほど実売価格が安いところもポイント(笑)

3位昌栄 ブラックシープ

昌栄のジョイント(フレックスアーム)は非常に評価が高いのですが、その昌栄が展開するランディングシャフトがブラックシープです。

機械的な雰囲気でカッコいいです。

ホルダーもついています。

4位グラファイトリーダー ステーザ

ステーザは性能、デザインのバランスが非常にいいシャフトです。

なかなか高級感のあるデザインなのですが、15,000円前後で購入できます。

5位アルファタックル ランディングギアシャフト ナノ

際立つような高級感はありませんが、しっかりした造りだと感じるのがランディングギアシャフト ナノです。

決して安っぽさはありませんので、エキスパートの方がもっていてもダサくなく、全く違和感はありません。



総合おすすめランキング

ワタシの主観になりますが、性能、コストパフォーマンス、デザインなど総合的に考えておすすめできるものをチョイスしました。

1位アルファタックル ランディングギアシャフト ナノ

良心的な価格(7,391円)で機能面でもバランスの良いランディングシャフト。

この一言に尽きます。

 

2位メジャークラフト 玉の柄ランディングLS-500

高次元の軽さ(0.826g/cm)を持ちつつも、価格は17,074円。

文句ありません。

 

3位シマノ ボーダレスランディングシャフト

高いです。

しかし、それを補って余りある性能とデザイン。

特に5.5mでこの軽さ(0.756g/cm)とは。。。

素晴らしいシャフトと思います。

 

4位プロックス ホルダーアーム

地味にバランスよく整っているのが、プロックスのホルダーアームです。

何が特に秀でている訳でもないのですが、けっこう安い(8,169円)、けっこう軽い(0.928g/cm)、けっこうコンパクト(仕舞64cm)と、なかなか総合力のあるシャフトです。

 

5位メジャークラフト ファーストキャスト

安い、そしてネット付き。メジャークラフト製。

それこそがこのシャフトの意義です。

重さなど値段相応ですが、ランディングネットにまわす資金がホントにないんだ!という方には、非常に魅力的なのではないでしょうか。

どこの馬の骨か分からん…というようなメーカーの商品を買うのはギャンブルになりかねませんが、メジャークラフトなら…と思えるはずです。

 

敢闘賞グラファイトリーダー ステーザ

もう1品ご紹介したかったので、敢闘賞とかいう無理矢理な賞を作りました(笑)

センチあたり重さは1gを切りながらも(0.995g/cm)、価格は14,094円と絶妙なラインを突いています。

デザインも非常にいいものをもっていますので、例えばボーダレスなどには手が出ん!でもメジャークラフトはなんかイヤだ!というような方には、ピッタリなモデルかと思います。

グラファイトリーダー、シブいですよね!

 

さいごに

こうして今回のように一覧にまとめると、一言にランディングシャフトと言っても、スペックには結構な違いがあることが分かりますね。

基本的に常に携帯するものなので、出来るだけ軽く、強いものが求められます。

ただ、あくまで釣れた魚をすくう為の網でしかない、という捉え方もできるので、どこまで出費するかは難しいところですよね。

みなさまのニーズ(軽さ、価格、仕舞寸法、デザイン etc…)によって、どのランディングシャフトが1番良いのかは変わってきます。

この記事では、主要シャフトメーカーの商品を表にして見える化することで、みなさまのニーズに則して簡単に比較できるようになっています。

定期的に、モデルチェンジやニューモデルの情報も反映させていこうと思います。

みなさまが満足できる、最適なランディングシャフトを見つける一助になれば幸いです。

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