出典:メガバス
カゲロウは、ランカーハンター久保田剛之プロデュースのもと2017年にメガバスから新登場したシーバス専用ルアーです。
その発売後は、各地でランカーシーバスをヒットさせてその実力を世の中にしらしめました。
カゲロウのサイズは124Fのみとなっていましたが、この度、満を持してダウンサイジングモデルの100Fが登場します!
これまた見るからにシーバスが釣れそうなんです…。
ということで、早速市場にでたばかりのカゲロウ100Fを実際に購入してみました!
今回はカゲロウ100Fの詳細情報と購入インプレをご紹介します。
カゲロウとは
メガバスから発売されているリップのないダーターミノーで、水面~水面直下を探れます。
ダーター形状による絶妙の水押し、フラフラウォブリングに、絶妙にローリングも加わったアクションが特徴です。
ワタシ的に分かりやすく言うと、シンペンよりは強く、一般的なリップ付きミノーよりは弱い、絶妙なアクションのプラグとして、シャロー攻略に重宝します。
加えて、流れの変化を受けてフラーっとバランスを崩すように造られていて、それがオートマチックな喰わせの間になるんです。
詳しい解説は以下の動画をどうぞ。実際にランカーシーバスもゲットしておられます。
【久保田氏によるカゲロウ124F解説&アクション動画】
今まではオリジナルモデルであるカゲロウ124Fのみの展開となっていましたが、今回100Fの登場で、2モデルのラインナップとなります。
124Fは対ランカーシーバス用ということで、なかなかインパクトのあるサイズですが、100Fは食べ頃絶妙サイズです!
カゲロウ100Fの詳細
まずはメガバスホームページ記載の情報からご紹介します。
全長 100mm
ウェイト 12g
タイプ Floating
潜行深度 20~60cmランカーハンター久保田剛之プロデュースによるKAGELOU100F。シーバスが表層を意識し、イナッコ、カタクチなどの小型ベイトを捕食しているシチュエーションにアジャストします。KAGELOU124Fと同様、大きく切られたダーターカップで水を強く押し動かし、リトリーブスピード低~中速域では微細なナチュラルロールアクションでバイトを誘発。リトリーブスピードを中~高速化すればアピール力のあるスライドを伴ったロールアクションへと移行。
ウェイトシステムには、重心瞬間移動システムLBOⅡ(PAT.)を搭載。キャスティング時には磁界から離脱するときの慣性インパクトが強力な推進ベクトルを発生させ驚異的な飛距離を誇ります。アクション開始時は、ベアリング内臓ウェイトユニット自体が瞬時に前方のネオジム磁界に誘導固定され、リールに手をかけ回し始めたその瞬間から即座にアクションを始動。対タフコン仕様・究極のシャローランナーです。
出典:メガバス
アクションの方向性としてはオリジナルのカゲロウ124Fと同じのようです。
LBOⅡ搭載で飛距離アップ、動き出しのレスポンスの良さといったメリットも継承されています。
フィールドのベイトフィッシュのサイズによって、ローテーションするのが良さそうですね。
124Fはアクションは控えめでも、そのサイズからくる存在感がけっこうあります。
それをシーバスが嫌うようなタフコンディションの時も出番ですね!
100Fと124Fを手にとって見比べると分かりますが、たった2.4センチの差でかなり存在感に違いがあります。
次項では、実際にワタシが所有する両カゲロウの写真も交えながら、比較インプレをしていきます。
カゲロウ124Fとの比較
比較前に、ご参考までに124Fのメガバスホームページ情報もご紹介しておきます。
全長 124mm
ウェイト 22g
タイプ Floating
潜行深度 0~20cmKAGELOU124はランカーハンター久保田剛之プロデュースによるシーバス用シャローランナー。
大きく切られたダーターカップで水を強く押し動かしつつ、リトリーブスピード低~中速域では微細なナチュラルロールアクションが警戒心の高まったシーバスをバイトへと誘い、中~高速にスピードアップさせるとアピール力のあるスライドを伴ったロールアクションへと移行する可変アクションを採用しました。シャローエリアに差す大型シーバスを狙い撃つために、潜行深度は0~20cmに設定。
また、ウエイトシステムには新開発のLBOⅡ(PAT.)を採用。 LBOをシャフトレス化し、更なる重心移動効率の向上と低重心化を実現したシステムにより、驚異的な飛距離と圧倒的な泳ぎ出しの良さを誇ります。
出典:メガバス
数字上のスペックで見ると、実はけっこうな違いがあるのに驚きますね。
とくにそのウェイトは、100Fのおよそ2倍あります。
潜行深度も、100Fの方が潜りやすいようです。
このあたりは単純な全長の問題だけではなく、ボディ容積も変わることによる、アクション、飛距離、浮力などとのバランス調整の結果なのでしょうね。
久保田氏の狙いや思惑もあろうかと思いますが、単純なダウンサイジングではないのだと思います。
さて、ここからは実際のカゲロウを見比べていきましょう。
購入したのはコチラ。
カラーはGGステインイワシです。
多少の濁りでもしっかりアピールできるイワシカラーになってます。
LBOⅡ搭載のシールでアピールされてます(笑)
さぁ、単体で見てもサイズ感がわからないので、124Fと比べてみましょう。
写真の124Fのカラーは朧アユです。これはマット塗装のカラーなんですが久保田氏もお気に入りのカラーのようです。
以下は久保田氏のコメント。
ホロの上にマット塗装を薄く吹いてあります。表面の塗装が剥がれ始めると下地のホロが顔を覗かせます。
フックサークルや歯型などで塗装が傷付き、マット、ホロ、本体の樹脂、がマダラになり始めると格段に魚の反応がアップします。
使えば使うほどパワーアップする、アングラーが育てるカラーになります。ひとつ誤算だったのはメガバスの塗装が強すぎて予想より育つのに時間がかかるという・・。
でも塗装が強いというのは本来良い事ですよね(^^)
カラーの育ち具合にもよりますが夏から晩秋にかけてどんな状況でも比較的強いカラーです。
出典:久保田剛之 fimoブログ – SandWalker
各カラーの解説もしてくれてるので、気になる方はコチラのカゲロウ カラーセレクト術をどうぞ。
さて、並べた両カゲロウを見て、『おぉ…なかなかパッと見のインパクトが違うな…』と感じたのがワタシの第一印象です。
124Fはトリプルフックが3つですが、100Fは2つですね。
続いて腹側と背側をどうぞ。
ボリュームが違うのが分かって頂けますでしょうか?
おそらく、124Fよりもスリムさが強いと思います。
次はヘッド周りいきましょう。
白と黒で、膨張効果の差があるので恐縮ですが、水を受けるダーター形状の部分も大きさが結構違うので、水押しの力にもそれ相応の影響があると思います。
最後に、参考までに他のルアーも並べてみますので、そのサイズ感をイメージしてもらいたいと思います。
一番上から、
カゲロウ124F
カッター115
カゲロウ100F
カッター90
X-80SW
という並びです。
シンペンや一般的なミノーでは出せない絶妙な波動、フラつきが特徴のカゲロウだけに、この100Fのサイズはまさに待ってました的なところを突いています!
シーバスゲームでは10センチ前後のプラグを使う機会は多いと思いますので、その中のローテーションの1つとして効く機会は必ずありそうです!
124Fがめちゃ釣れるルアーだけに、100Fにも超期待できますね!
↓124Fレビューもご参考にどうぞ
カスタマーさん
評価: 関東圏ではないので入手困難だったものを地元釣具屋に揃えてくれたTSS最速師匠からプレゼントして頂きました。表記どおり0~20あたりのレンジを本当にナチュラルに泳いでくれます。気持ちよくぶっ飛んでくれます。人はたくさんいるのに静かなポイント…餌釣りも静かで動き無し…帰り支度を始めるルアーアングラー…他メーカールアーをいろいろ変えてやってましたが俺もダメか…こんな日に『カゲロウ』発投入って少し可哀想な気持ちもしながらもテスト的に…ところが3投目でヒット!50そこそこのサイズでしたがみんな集まってきてヒーローでしたっ♬こんな渋い日にどんなルアー?ってルアー話が盛り上がりました♬ 実力アリのルアーですよ本当に! 久保田さん・TSS最速師匠に感謝です♬by:TSS軍団長(^^♪
さいごに
カゲロウ100F、基本的にはカゲロウ124Fの良さを受け継いでダウンサイジングしていますが、潜行深度の違いや、その絶妙なボディサイズ設定もあり、使いどころはオリジナルモデルより多いかもしれません。
活躍の場が非常に多そうなルアーだと思います。
早速、今シーズンの秋から大活躍してくれそうな予感がします!
ワタシも実際使ってみて、また成果があればご報告したいと思います。