シマノのクーラーボックスを詳しくご紹介!実際の保冷時間はどのくらい?メーカー基準の保冷時間との違いを解説!

釣り用クーラーボックスは性能が高いことで知られ、アウトドアなどでも人気です。

中でもシマノとダイワのクーラーボックスは、その性能はもちろん、ラインナップも豊富で他の追随を許しません。

今回はその両巨塔のうちの1つ、シマノのクーラーボックスにフォーカスします。

全モデルを一覧にまとめ、それぞれのシリーズについて詳しくご紹介していきます。

シマノのホームページを見ても、ハッキリ言って全体像が分かりにくいんですよね…。

頑張ってまとめてみましたので、是非ご参考にしてください。

また、保冷時間についても、目安となる現実的な保冷時間を考察したいと思います。

というのも、メーカーが〇〇時間保ちます!と謳う保冷時間の前提条件は、実際の使用に即した条件になっていないことをご存知でしょうか?

特に夏場は、普通に釣りをしていればメーカーの謳う保冷時間など全くもって保ちませんので注意ですよ。

まずはそこから詳しく解説します。

アイキャッチ画像出典:上州屋



保冷時間について

クーラーボックスを選ぶ上で最も重要なことは、自分の釣りのスタイルに必要な保冷能力と容量を有したクーラーボックスを選ぶことです。

それをベースに、価格、軽さ、機能、デザインを加えて総合的に決めていきます。

保冷時間をうやむやにして価格やデザインなどを優先すると、後々余計に買い足したり、後悔することになりかねません。

ですから、最初にシマノの保冷時間の考え方についてしっかり理解する必要があります。

大事なことなので、内容盛りだくさんになっています。

が、読んでる時間がない!という方は、上の目次から目的の項目に飛んでくださいね。

シマノの保冷時間の前提条件

まずはシマノ公式の説明からご紹介します。

シマノの新基準
『I-CE(アイス)』とは?

Ice Control Efficiency – 氷保持能力 –

より確かな保冷力を選ぶために。どれだけ氷をキープできるかという〈氷の保持時間〉を保冷力の基準にした新しい単位、それが『I-CE』です。
クーラー内容量の20%の氷を31℃の温度下で1時間保持できることを1hと表し、たとえば『I-CE 70h』という表記なら70時間キープできる保冷力がある目安となります。

出典:シマノ

 

非常に分かりやすい説明で、一見さっと読み流してしまいそうなのですが、その前提条件を詳しく見ていくと、実際の使用条件とは結構な乖離があることが分かります。

事項ではその点を詳しく解説します。



夏場の実際の保冷時間との乖離

先程のシマノの説明をさっと読んだだけだと、例えばI-CE 24hのクーラーなら24h保つから、まる一日釣りをするのに丁度いいな!なんて理解する人もいるかもしれません。

釣具屋さんでも、クーラーボックスにステッカーでI-CE 24hとか貼られていますから、鵜呑みにしてしまいそうですよね。

でも、シマノが示す以下の前提条件を頭の中でしっかり考えてみてください。

クーラー内容量の20%の氷を31℃の温度下で1時間保持できることを1hと表し…』とあります。

これの何が問題なの?という方もいらっしゃるかもしれませんね。

これ、実例で考えるなら、以下のようになります。

容量20LのI-CE 24hのモデルのクーラーを使ったとしましょう。

まずは氷について。

20Lの20%の氷すなわち、4Lの氷を使用する前提条件です。

このクラスのクーラーで最初から4Lすなわち、およそ4kgも氷持っていく人って…ほとんどいないのではないですか?

普通はコンビニの板氷1.7kgを買うか、ペットボトルの1.5L〜2Lを凍らせて持っていく人が多いのではないでしょうか?

クーラーの重さ(よく使われるサイズなら2kg〜5kgほど)に加えて氷の重さも4kgなんてなるとかなり重いです。

要は、氷の量が非常に多い前提条件になっているんです。

2Lの氷だとすれば、実質前提条件の4Lの半分しかないですよね。ということは、単純計算なら半分の12hしか保たないということです。

実際は、氷が小さいほどクーラー内の空白スペースが増えますから、さらに早く氷は溶けます。(冷やさなければならない空間が増えるから)

 

続いて、フタの開閉がない条件である点。

これも非常に大きな要素で、魚が釣れれば釣れるほど、フタを開けて外気が侵入することはもちろん、海水温と同じ体温の魚がクーラー内の氷の熱量を奪う訳です。

真夏なら、地域差はあろうかと思いますが、海水温は25度を超えていることもザラですよね。

フタをしている間はクーラー内がキンキンに冷えていても、フタを開けて魚を入れる度にクーラー内を冷やしなおすために氷はすごく溶けるんです。

ICEの前提条件のように例え外気温の設定は31度であろうと、開閉や魚の出入りがなければ、そこまで一気に氷が溶けたりはしません。危惧すべきは一気に熱を奪われるかどうかです。

どんなに高性能なクーラーでも、フタを開けていたらどんどん氷が溶けるのは当たり前ですよね。

クーラーの性能も大切ですが、フタを開ける時間を極力減らすということも重要です。

 

シマノが謳うICEの前提条件は、例えるならまったく釣れない日、すなわちボウズをくらった外気温31度の日に、容量20LでI-CE 24hのクーラーボックスに氷を4L入れていたならば、24hは保つということです。

ハッキリ言って、あまり参考にならない数字なんですよね。



真夏の使用における現実の保冷時間考察

実使用に近づけるなら、氷の量はクーラー容量の10%ほどで、クーラーのフタの開閉も時折ある…という前提条件にしなければなりません。

氷の量は単純計算でI-CE基準の半分だな…となんとなく目星はつきますが、クーラーのフタの開閉については、開閉回数や開閉時間もマチマチでしょうから、計算することは難しいです。

ただ、ワタシが今まで長年釣りをしてきた経験からすると、氷量10%のフタ開閉ありならば、真夏の外気温ピーク時はICEで示された数字の30%〜40%ほどの時間がリアルな保冷時間ではないかと思っています。

 

I-CE 24hのモデルで氷は前提条件の4Lの半分である2Lとすれば、

24h✕(2L/4L)=12h

この12hは単純計算なので、氷が小さくなった分クーラー内の冷やす体積が増えたことと、フタの開閉があり、釣れた魚も入れることを考慮して、さらに12hに対して60%から80%になるのではないかと想定すると以下のようになります。

12h✕60%〜80%=7.2h〜9.6h

すなわち、元のI-CE値である24hから求めるなら、

24h✕30%〜40%=7.2h〜9.6h

という式になります。

上記の通り、I-CE値に30%〜40%という数字を掛けた数字を、ワタシは基準に考えています。

もちろん、厳格に言うならば自分の持っていく氷の量に合わせて柔軟に考える必要がありますよ。

要は、氷の量がクーラー容量の何%なのか?を求めてから、その氷量に合わせたI-CE基準の保冷時間をだし、その数字にさらに60%〜80%を掛けた数字が現実的な保冷時間ではないか?ということです。

これは経験則になってきますが、実際にワタシがシマノのクーラーで真夏に釣りをしているときは、大体この想定時間くらいで溶けています。

このイメージを理解して、あとは自分のスタイルに合う保冷時間を備えつつ、その他必要条件を満たすクーラーボックスを探せばいいということです。

上の例のように、I-CE値24hのクーラー20Lに氷は2kgという条件の場合、真夏に厳しい条件で釣りをしたならば、早朝から釣りをして夜帰る際には氷を追加しないといけないかもしれない、ということですね。

朝マズメ、夕マズメのみ…とか、ナイトフィッシングメイン…といった感じなら、実釣時間も比較的短く、外気温の条件も良化して氷の保ちも違ってきますから、I-CE値24hのモデルでも間に合いそうだな…というイメージです。



シマノのクーラーボックス一覧

さて、保冷時間の考え方をご説明したところで、シマノの主要クーラーボックスをご紹介していきたいと思います。

まずは一覧でどんなシリーズがあるかを見える化します。

表内のバリエーションは以下の略です。

UP:ウルトラプレミアム
P:プレミアム
LTD:リミテッド
B:ベイシス
LT:ライト

シリーズバリエーション概要
フィクセルUP・P・LTD・B・LTシマノの主力クーラーボックス。
バリエーション展開は最も多く、
唯一ウルトラプレミアムが存在。
両面開き(ラックトップレバー)。
スペーザP・LTD・B・LT横長シェイプが特徴のシリーズ。
シーバスなど比較的丈のある魚を狙う場合に
マッチング。キャスタータイプもある。
両面開き(ラックトップレバー)。
インフィックスB・LT27Lの設定のみ。
基本性能の高さを謳ったシリーズで魚投入口もある。
フリーガ以上フィクセル未満といった位置づけか。
両面開き(ラックトップレバーではない)。
フリーガB・LT特筆すべき機能は少ないが、保冷という意味では
実用的なレベルを担保したシリーズ。
費用をかけたくないならこのモデルがおすすめ。
片面開き。
ホリデークール釣りに使うには最低限ギリギリ使えるか…
というレベル。夏場は特に不安。
軽いので、短時間釣行には使える。
レジャークール7本格的に釣りに使うにはかなり厳しい。
冬の釣りや、短時間釣行で氷を多めに入れれば
使える。
容量も小さく、凍らせた飲み物の保冷などに
使うのが実用的。

バリエーションについての詳しい解釈は以下の通りです。

表は横スクロール可能です。
◀高保冷タイプ                                                            軽量冷タイプ▶
シリーズULTRA
PREMIUM
PREMIUMLIMITEDBASISLIGHT
断熱構造6面極厚真空パネル6面真空パネル3面真空パネル1面真空パネル真空パネルなし真空パネルなし
断熱材発泡
ウレタン
発泡
ウレタン
発泡
ポリスチレン
発泡
ウレタン
発泡
ポリスチレン
発泡
ポリスチレン
発泡
ウレタン
発泡
ポリスチレン
説明文上面・側面・底面の6面に
極厚真空パネルを配置。
シマノ史上最強の保冷力を
誇ります。
※上面は通常厚の
真空パネルになります。
上面・側面・底面の6面に
真空パネルを配置。
冷気漏れを極力なくすこと
による高い保冷力を誇ります。
側面と底面に一体型の
真空パネルを配置。
地面からの熱を効果的に
遮断します。
底面に真空パネルを
配置。
地面からの熱を
効果的に遮断します。
全面に発泡ウレタン
断熱材を充填。
隙間をなくすことに
より、冷気漏れを抑制し
高い保冷力を誇ります。
専用設計された断熱材を
全面に配置。
高い保冷力を確保した
実用性の高い軽量タイプです。

出典:シマノ



各シリーズご紹介

ここからは各シリーズにフォーカスして、詳しくご紹介していきます。

サイズの選び方は概ね以下のイメージです。

12L以下:小物(アジ、キス、アオリイカ新子など)
17L〜27L:万能(シーバス、小型〜中型青物など)
30L以上:大物(ヒラメ、大型青物など)

フィクセル


出典:シマノ

サイズ
(L)
UPPLTDBLT
(LTⅡ)
930h27h23h
1245h40h35h30h
1757h50h43h35h
2278h65h55h45h35h
30110h90h75h50h40h

○○hはI-CE値を記載

 

フィクセルはシマノの主力クーラーボックスで、充実のラインナップになっています。

シマノクーラーの中では唯一、ウルトラプレミアムが存在します。強力な保冷力ですね。

フィクセルライトには、フタに魚入れ口がついたフィクセルライトⅡも存在します。

また、オプション品も多数用意されていて、自分好みのカスタマイズをすることも可能です。

ゲームスペシャルやキススペシャルという、最初から特定の釣種用にカスタム済のシリーズが用意されているのも、フィクセルだけの特徴です。

主な基本機能は以下の通り。

●上から引き上げる、横から押し上げる。使い勝手を考えぬいた両面開きフタ
●フタは落としただけでロックがかかります
●左右が壁に挟まれていても、フタが外れます
●本体内部に補強リブを設け、ボディ全体の強度を確保。軽量化も両立
●ハイグリップラバーで、安定性と直立性を確保
●ワンアクション水栓で、内部の水が手を濡らさずに簡単に抜けます
●本体インナー部素材に抗菌剤ノバロン®を採用。細菌の増殖を抑制し、清潔にお使いいただけます
●天面、底面、側面に断熱材を配置。高い保冷力を誇ります

出典:シマノ

※9Lモデルにはワンアクション水栓機能はありません

 

ピックアップポイント①:ラックトップレバー

ワンタッチでフタが開き、閉じるときもフタを落とすだけでOK。取り外しも一瞬。非常に便利です。


出典:シマノ

 

ピックアップポイント②:ワンアクション水栓

ツマミを90度ひねるだけで、水栓の開閉ができるようになっています。手を汚さず、一瞬で開閉できるので非常に便利です。


出典:シマノ

 

ピックアップポイント③:堅牢ボディ

随所に強化リブなどを配した独自の設計になっていて、大人が座っても壊れない構造です。実際にフィクセルの30Lモデル、12Lモデルとスペーザの25Lモデルを持っていますが、身長178cm/体重75kgのワタシがドカっと腰掛けてもまったく不安はありません。最小の9Lモデルでも堅牢ボディを謳っているところは素晴らしいです。


出典:シマノ

 

シマノでオーソドックスな高機能クーラーをお探しなら、フィクセルで決まりです。

 

スペーザ


出典:シマノ

サイズ
(L)
UPPLTDBLT
2563h55h45h40h
3565h60h50h45h
4565h55h45h
6075h59h48h

○○hはI-CE値を記載

 

スペーザは、大型魚をゆとりをもって納められるように、横長のフォルムになっています。

25Lモデルでも、50cmの魚を折り曲げることなく収納できるのは大きな強みです。

シーバスゲームやライトショアジギングなど、サイズが大きめの魚を相手にする釣りをする方におすすめです。

また、キャスター付きのモデルが展開されているのも特徴です。45L、60Lはホエールシリーズとして展開されていて、キャスター付きしかありません。また、ベイシスとリミテッドとプレミアムの35Lモデルもキャスター付きしかありません。(ライトだけは35Lでもキャスター無しのモデルあり。軽いからか?)

25Lは、全タイプにキャスター付きと無しとが存在します。

主な基本機能は以下の通り。

●ワンアクションでフタを開閉できるラックトップレバー
●天面から引き上げる両面開き仕様で、左右が壁に挟まれてもフタの取り外しが可能
●フタは落とすだけでロックが可能
●堅牢なボディで大人が腰をかけても大丈夫
●本体インナー部素材に、細菌の繁殖を抑制し清潔を保持する抗菌剤ノバロン®を採用
●天面・底面・側面に断熱材を配し、高い保冷力を誇ります
●水抜き簡単ワンアクション水栓
●ハイグリップラバー(ゴム足)を底4ケ所に配置
●便利な内部トレー付

出典:シマノ

 

ピックアップポイント①:横長フラットボディ

大型魚を美しく余裕を持って収納できる出っ張りの少ない横長フラットボディになっています。

各サイズの内寸は以下の通り。

25L:50cm
35L:60cm
45L:70cm
60L:80cm


出典:シマノ

 

ピックアップポイント②:ラックトップレバー

ワンタッチでフタが開き、閉じるときもフタを落とすだけでOK。取り外しも一瞬。非常に便利です。


出典:シマノ

 

ピックアップポイント③:ワンアクション水栓

ツマミを90度ひねるだけで、水栓の開閉ができるようになっています。手を汚さず、一瞬で開閉できるので非常に便利です。


出典:シマノ

 

ピックアップポイント④:堅牢ボディ

随所に強化リブなどを配した独自の設計になっていて、大人が座っても壊れない構造です。実際にフィクセルの30Lモデル、12Lモデルとスペーザの25Lモデルを持っていますが、身長178cm/体重75kgのワタシがドカっと腰掛けてもまったく不安はありません。


出典:シマノ

 

正方形に近いクーラーだと、大型魚を入れるには効率が悪いこともあります。

比較的大物を狙いに行くスタイルなら、スペーザがおすすめです!

 

インフィックス

出典:シマノ

サイズ
(L)
UPPLTDBLT
(LTⅡ)
2748h40h

○○hはI-CE値を記載

 

インフィックスは新たにラインナップに追加されたモデルです。

2018年10月現在、容量は27Lの設定のみで、ベイシス、ライト、ライトⅡしかありません。(ライトⅡはフタに魚入れ付きのモデル)

上位シリーズのようにラックトップレバーでフタを開けたりはできませんが、両開きのフタですし、魚入れ付き(魚入れ口はラックトップレバー)のモデルがあったり、基本的な機能は充実しています。

保冷力もなかなかですから、少し費用を抑えつつ使いやすいクーラーをお探しの方におすすめです。

今後、追加サイズが出ることを期待したいですね。

主な基本機能は以下の通り。

●使い勝手のよい両面開きフタ
●本体フタは簡単に着脱可能
●底面に真空パネルを配し、高い保冷力を誇ります
●本体内部に補強リブを設け、ボディ全体の強度を 確保
●ラックトップレバーで素早くスムーズに魚を投入できる魚入れ口
●安定性と直立性を確保する滑り止めゴム
●腰掛け使用を想定した耐荷重設計
●ネジ式水栓付
●ハンドル付 ※上ブタの断熱材は発泡ポリスチレンです。

出典:シマノ

 

 

 

フリーガ


出典:シマノ

サイズ
(L)
UPPLTDBLT
2035h24h
2640h24h

○○hはICE値を記載

 

フリーガあたりから購入しやすい価格設定になってきます。

その分、フタも片開きになってきますし、いわゆる便利な機能というものはかなり削られてきますが、釣りに使うクーラーとしての保冷性能は持たせたモデルになっています。

コスト重視で、保冷能力も夏場の本格的な釣りになんとか足りるモデルを選ぶなら、フリーガがおすすめです。

ただし、ライトモデルを選ぶ場合は特にですが、真夏にまる1日の釣りをするのであれば、氷の追加は念頭にいれておく必要があります。

主な基本機能は以下の通り。

●本体フタは簡単に着脱可能
●底面に真空パネルを配し、高い保冷力を誇ります
●立方体に近いボディで効率よくコンパクトに収納
●腰掛け使用を想定した耐荷重設計
●ネジ式水栓付
●ハンドル付 ※上ブタの断熱材は発泡ポリスチレンです。

出典:シマノ

 

 

ホリデークール


出典:シマノ

サイズ
(L)
UPPLTDBLT
2024h
2624h

○○hはI-CE値を記載

 

ホリデークールはフリーガからさらに保冷能力・機能を削ってコストを抑えた位置づけのモデルです。

ベイシスやライトといった、通常のモデル展開からも外れてきます。(上記表ではベイシス欄に記載しています)

I-CE値は24hのモデルしかなく、水栓もついていません。

フタの着脱はカンタンにできて、堅牢ボディになっているところは嬉しいところですが、本格的に1日釣りに使うには不安がでてきます。

ですが、短時間の釣行や、夏以外に使用するなどであれば十分使えます。

余計な機能がついていない分、そこそこ軽量というメリットもあります。(20L=2.9kg、26L=3.3kg。上位モデルは同様容量なら4kg〜5kg前後あります。)

サブクーラーとしては、お手頃価格なこともあり有用と思います。

主な基本機能は以下の通り。

●本体フタは簡単に着脱可能
●立方体に近いボディで効率よくコンパクトに収納
●腰掛け使用を想定した耐荷重設計
●ハンドル付
※上ブタの断熱材は発泡ポリスチレンです。

出典:シマノ

 

 

レジャークール7


出典:シマノ

サイズ
(L)
UPPLTDBLT
5.8設定無

 

レジャークールは、その名の通り釣り用というスペックではありません。

当然、ベイシスやライトなどの設定もなく、I-CE値の設定すらありません。

容量的にも、どちらかと言えば凍らせた飲み物を入れたりするのがマッチしていると思います。

釣りに使うなら、短時間のキス釣りやアジ釣りなどの小物釣りでしょうね。

●レジャー、スポーツに最適なコンパクトサイズ
●持ち運びに便利なハンドル付

出典:シマノ

さいごに

シマノのクーラーボックスは、高い保冷性能と堅牢性を備えた、総合レベルの高さが魅力です。

特に堅牢性という意味では、全体的なラインナップで見るとダイワよりも優れているように思います。

保冷力においても相当優秀なモデルが数多くラインナップされているので、自分のスタイルに合ったクーラーボックスが見つかるはずです。

ただし、I-CE値を鵜呑みにするのではなく、現実の保冷時間も意識しながら選んでくださいね。



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