メバリングと言えばジグヘッドにワームをセットするスタイルが定番ですが、近年プラッギングも非常に注目されていることをご存知でしょうか?
ワームより一回り大きなサイズを狙えたり、ワームには反応しないメバルがプラグには反応する…というケースもあり、毎年、メーカー各社が多彩な狙いをもったプラグを投入してきます。
まさにメバリングにおける近年の注目カテゴリと言えますね!
一言におすすめプラグと言っても、過去来ずっと定番プラグの地位を守り続けている定番・実績プラグもあれば、歴史が浅くともすぐに実績をあげ、すでに定番となりつつあるプラグもあります。
もちろん、注目されている新作出来立てホヤホヤのプラグもあります。
今回は、メバリングにおけるおすすめのプラグを、定番・実績プラグと、新作・注目プラグという2つのカテゴリに、ちょっと変わり種!?なコンセプトのプラグの1カテゴリも加えた3カテゴリでどーーんとご紹介します!
新作・注目プラグは新たにおすすめできるものがあれば追加していきますね!
アイキャッチ画像出典:ダイワ
定番・実績プラグ
メバリングプラグにおいて主になるのは、トップウォーター、シンキングペンシル(シンペン)、ミノー(クランクベイト的なファットタイプも含む)に分けられます。
メタルジグは個人的には別ジャンルのルアーと捉えてますので、また別記事でご紹介しますね。
それぞれの項目ごとにおすすめプラグをご紹介します。
トップウォーター
トップウォーターはその名の通り、水面でアクションさせるルアーのことを指します。
メバルってロックフィッシュでしょ?水面で釣れるの?という方もいらっしゃるかもしれませんが、日中はボトム(底)に身をひそめるメバルも夜になると浮いてきます。
活性とエサの状況によっては、水面付近で活発に捕食していることも多い魚なんです。
定番・実績のトップウォータープラグをご紹介します。
スミス メバペンシリーズ
個人的には、メバル用ペンシルはメバペンシリーズを狙いごとにいくつか持っていればいいのではないか?と思えるほど、実力派であり、バリエーションも多いプラグです。
シリーズラインナップをまとめると以下の通り全11種類のラインナップとなっています。(2018年12月14日現在スミスホームページ情報より)
メバペン メバル
メバペン メバル シェル
メバペン メバル ネオン
メバペン SP
メバペン SP ネオン
メバペン Jr
メバペン Jr SP
メバペン マグナム
メバペン マグナムシェル
メバペン マグナム ネオン
メバペン ソリッド
う~ん、改めて整理してみると非常に多いですね!
個人的には、オリジナルであるメバペンメバルを基本に、SP、Jr、ソリッドを持っていれば色んな状況に対応できると思います。
シェルやネオンは、メバペンを使っていくなかでお気に入り度が増していけば増やしていく感じですね。
メガバス ベビーポップX
メガバスのベビーポップXは、バス釣りで超定番のPOP-Xのダウンサイジングバージョンとして発売された、いわゆるポッパーです。
バス釣りの虫パターンなどで活躍するカワイイ奴なんですが、ソルトでも実績をだしていることをご存知でしょうか?
ソルトの世界ではどうしても先入観が邪魔をして、フレッシュウォーターのルアーを使わない(使うことを思い浮かばない)人が多いのですが、いいものはいいんです(笑)
新作・注目のルアーと言うのは個人的に違和感があるので、定番プラグとして紹介させてもらいました。
ワタシも個人的にライトゲームのポッパーはベビーポップXが主力なのですが、メバルはもちろん、さまざまな魚が反応してくれますよ!
非常に首振りさせやすく、さすがPOP-Xの系譜を受け継ぐポッパーだと感じさせます。
メガバスらしいデザインの良さも、所有欲を満たしてくれます。
綾小路小路さん評価: メッキ、クロダイ、カマスなどたくさんの魚種が釣れます。扱いもしやすく、アピール力も高いのでかなりおすすめです。
出典:Amazon
シンキングペンシル
シンキングペンシルは、一見ペンシルベイトのようなリップのない細長いフォルムをしていますが、キャスト後に放っておくと沈んでいきます。
ゆっくりただ巻きして使うのが基本になるルアーで、強すぎないナチュラルな動きを出せることと、ある程度沈めることで任意の層を攻めることができる点が強みです。
メバリングにおいては、活躍の機会が多いプラグです。
略してシンペンと呼びます。
激戦区と言えるジャンルですが、中でも実力派のシンキングペンシルをご紹介します!
ダイワ 澪示威(レイジー)
メバリングの王道ブランドの1つとも言える、ダイワの月下美人シリーズから澪示威35Sをご紹介します。
澪示威35Sはパット見で分かる、特徴的な機能を備えています。
それは、タングステンアウトメタル。
アクションと飛行姿勢の安定を追求してウエイトをアウトメタル化。タングステンウエイトを3個並べることで、35mmの小型スリムボディながら1.5gという重量を確保。渡邉長士こだわりのレンジキープ力とアクションを演出。小型ボディからは想像できないほどの飛距離と平行ローリングフォールでターゲットを魅了する。
出典:ダイワ
35㎜という超コンパクトなボディながら、飛距離もフォール姿勢も素晴らしいプラグに仕上がっています。
さらに、ウェイトが腹側から飛び出すことで重心が非常に低いために、スイミング姿勢が安定することはもちろん、高いレンジキープ力も備えます。
ちなみに、澪示威45Sはアウトメタルじゃないんですよ。
出典:ダイワ
澪示威45Sは大きすぎず小さすぎずの絶妙サイズで使いやすいシンペンです。
けっこう55㎜のシンペンが多いので、重宝しますね。
ウォブリングを抑えてローリングを強めたアクションが特徴で、こちらも人気シンペンですよ。
ウェイトも45㎜ながら3gあり、飛距離も出ます。
澪示威35Sは45Sに比べると、アピール力では劣りますが、メバルにクチを使わせる力が高く、非常におすすめのシンペンです。
45Sで喰ってこないときでも、35Sのコンパクトボディが効くことが多々あります。
もちろん、45Sの方が飛距離はでますし、より魚を寄せる力は強いので、要は使い分けですね。
ちなみに、35Sはメバルはもちろん、アジやセイゴ、カマスなんかにも非常に効きますよ。
和藤 健史さん評価: ナイトゲームでの使用で投げて少しアクションをつけて巻くだけでアジが釣れました!それと45㎝のセイゴも丸呑みしてくれて非常に良いルアーです!
おススメです!出典:Amazon
バスデイ S.P.M
バスデイのS.P.M55も超定番のシンペンです。
55㎜のボディにウェイトは3.2gで飛距離はそこそこ出る部類です。
非常によい泳ぎを見せるシンペンですが、やや浮き上がりやすいので、表層をゆっくり泳がせたり、流すときに扱いやすいですね。
デュエル ハードコア シンキングペンシル
デュエルのハードコアシンキングペンシルは、50mmというボディサイズながら、4gのウェイトと独自の重心移動システムが相まって、大きな飛距離を誇ります。
わずか4gで40mの飛距離を実現!ミノーで喰わない魚、人気エリアやスレた魚に効く!
逆風を切り裂き、大場所を制す。変幻自在の喰わせアクションを持つ、重心移動搭載スリムシンキングペンシルの50mmサイズ。圧倒的飛距離を生み出す、ニューマグネット重心移動システム INTERNATIONAL PATENT 搭載。
出典:デュエル
キャスト後はテール側にウェイトがあるため、バックスライドしながらアングラーから離れる方向にフォールしていきます。
これにより、ストラクチャーに送り込むようなフォールが可能になりますし、探れるエリアも広まります。
ワントゥイッチ入れて、ひとたびアクションを始めると、ウェイトは腹部のフロント側に移動して固定。これにより、水平フォールを演出することが可能になります。
澪示威やS.P.M55にない強みをもっていますので、ぜひタックルボックスに忍ばせておきたいシンペンです。
寿さん評価: 自分の持ってるシンペンの中で一番釣果が高い一品で、予備での購入です。
視認しやすい色と腹部の夜光塗料との組み合わせが気に入ってます。出典:Amazon
ミノー
ミノーはメバルのプラッギングにおいて、シンペンと並んで活躍の機会が多いプラグです。
ある程度決められた潜行深度までしか潜らないという特徴がありますので、アングラー的にも今どこにルアーがあるのかをイメージしやすく、システマチックにルアーゲームを組み立てていけます。
なお、一般的にはミノーと言うとスリムなフォルムを思い浮かべますが、メバリングにおいてはボディがファットな(丸っこく体積が大きい)ミノーが多数存在します。
まさにメバルの特性を表していますが、アミに代表されるマイクロベイトを捕食しているケースも多いメバルには、体積の大きなクリアボディにラメ入りのファットミノーが非常に効果的なんです。
こういったファットミノーを少し泳がせては止めて漂わせることで、ラメ入りクリアボディがボワ~~~~ンとしたかたまりの中にあるキラキラしたアミやプランクトンのかたまりを表現する訳です!
ですから、使い方的にはミノーというより、クランクベイト的とも言えますね。
このように、オーソドックスなスリムミノーもあれば、ファットミノーもあるメバリングミノーは、シンペンと同じく、数多くの商品がしのぎを削る激戦区ですが、厳選しておすすめの定番・実績ミノーをご紹介していきます。
スミス シラスミノー
スミスのシラスミノーはメバリングにおける定番のミノーです。
いわゆるミノーらしいオーソドックスなスリムシェイプで、その泳ぎの良さから愛用者が多いミノーです。
飛距離はそれほど伸びないミノーなのですが、早巻きすればキビキビと泳ぎますし、デッドスローに泳ぐか泳がないかのスピードで巻く(漂わせる)釣法にも対応します。
近距離をテンポよく撃っていくなら持っていたいミノーですね。
アクアウェーブ シャローマジック
コーモラン(CORMORAN) ミノー シャローマジック #A42 シラウオ ルアー
アクアウェーブのシャローマジックは、水深20cmまでを狙うために開発されたスリムミノーです。
ナチュラルな動きが特徴の喰わせ系です。
デッドスローリトリーブでも極ナチュラルにローリングを見せますし、スピードを速めるとタイトな動き過ぎないウォブリングに変化します。
どちらの動きもメバルが好むアクションなので、シャロー攻略にはうってつけですよ~!
ちなみに、Amazonではコーモラン名義で商品が出てきますが、実際にはアクアウェーブブランドです。
理由はおそらく、株式会社コーモランプロダクトが発売するルアーだからだと思いますが、実はコーモランプロダクトが扱うブランドは4つもあって(Viva、ビバコア、アクアウェーブ、コーモラン)、ちょっと混同してる雰囲気ですね!
出典:コーモランプロダクト
ジップベイツ リッジ
ここからはファット系ミノーをご紹介します。
ジップベイツのリッジは、超定番の実力派ファットミノーです。
多くのメバリングアングラーのタックルボックスに納まっているであろう人気ルアーです。
マグドライブというジップベイツ独自の機構をそなえ、飛距離と泳ぎの安定性は抜群です。
メインウエイトをシャフトドライブ&磁着固定させることにより、アクションを損なう原因となるウエイト自体の余分な動きを排除します。また、キャスト時にはウエイトがボディ最後部へ確実に移動するため、常に芯を捉えた驚きの飛距離を可能にしています。
出典:ジップベイツ
ただ巻きを基本に、潮の流れに漂わせるイメージで使うの基本で、時折ポーズを入れたり、トゥイッチを入れることでメバルに存在に気づかせていきましょう。
是非タックルボックスに1つは忍ばせておきたいファット系ミノーです。
スミス ガンシップ
スミスのガンシップは、リッジと並んで超実力派ファットミノーです。
メバルの好物である子イカをモチーフにしたデザインになっていて、大きな目玉もイカのイメージからきています。
低重心の固定タングステンウェイトを採用し、アクションの安定性と反復力に秀でたミノーになっています。
アクションはウォブル系で切れのある動きをするので、スローに動かしても、ミノーがアクションしているのかどうかが分かりやすいです。
また、クリア系カラーに対するこだわりから、本体内の構造を極力スッキリとシンプルにしています。
合わせてボディ外部はウロコの柄などの模様をつけたりしていないので、クリアーの質感が高くなっています。
子イカパターンはもちろん、アミパターンでもしっかり活躍してくれますよ!
Nadar(ナダ) ビーグル
メバリングを始めとしたライトソルトゲームのジャンルに積極的に新商品を展開しているのがナダです。
バスフィッシングにおける実力派メーカーであるメガバス派生のブランドになります。
特にメバリング系のアイテムは精力的に新商品を発売しており、このビーグルも人気ルアーの1つとなりました。
また、メガバス系らしからお財布に優しい価格設定もうれしいところ。
価格はお手頃でもデザイン性の高さはさすがのレベルで、コスパの良いミノーと言えます。
B2さん評価: メバル夜釣りにてジグ単ワームで食いが渋かったのに、物は試しにとこれを投入したところ、直ぐにメバルだけでなくセイゴも釣れました。常夜灯で照らされた姿を見ると、水面下10センチほどをしっかりと尾を振って泳いでいる様子が可愛くもあります。その実力、あなどれません。
出典:Amazon
Nadar(ナダ) ファットビーグル
続いてナダのファットビーグルをご紹介します。
ビーグルをさらにファットに仕上げたミノーで、リアフックにはティンセルが装備されています。
体積の大きなボディとティンセルの相乗効果で、より高い存在感を発揮します。
飛距離もだせるので、漂わせる釣りにおいては非常に効果的です。
トップウォーターでポッパー的にネチネチと誘うのも器用にこなしますよ。
その存在感からか、個人的に使用しているとセイゴからもけっこうアタックされます。
よくあるメバリング用のファットミノーとは一風違う個性をもっているルアーなので、幅を広げる意味で持っておくと効果的な日があると思います。
新作・注目プラグ
ここからは新作・注目プラグに移っていきます。
新作プラグでも、実績プラグを多数輩出しているようなメーカーのものであればチェックすべきですし、まだ歴史は浅くとも、その実力がすでに評価されはじめているものもあります。
メバリングにも最先端メソッドがありますから、新作プラグはそういったメソッドを意識した設計になっていることも多いです。
今までよりさらにメバルを釣るために!新たに手駒に加えるべきプラグをご紹介します!
トップウォーター
スミス スモーキー PKポッパー
スミスから2018年11月登場のポッパーがPKポッパーです。
まさにできたてホヤホヤの注目ポッパーですね。
辻本ナツ雄(Pockin)さんがプロデュースした、SMOKYシリーズからの発売となります。
近年、メジャーポイントのメバルは日夜アングラーから攻められ続け、プレッシャーが高い状況におかれています。
スモーキーシリーズは、そんなスレたメバルを攻略する為に徹底的なテストを重ねて開発されたという背景があります。
集魚能力、アクション、フッキング性能という、ポッパーに求められる3つの基本要素を高次元で備えることを目指して造られています。
45㎜、3.5gというスペックになっています。
メバルが思わずバイトしてしまう2つの音にこだわったポッパーです。その音は連続した軽いロッドワークから生まれるポップ音と、単発で強いロッドワークから生まれるチャガー音です。ベイトが追われて水面がざわつく音を演出するポップ音、メバルがベイトを水面で捕食した音を演出するチャガー音、 どちらもメバルが水面を強烈に意識する音です。浮き姿勢は水面から約75度で、浮上してきたメバルが簡単に見切ることができない角度です。また、メバルが食い上げた時にルアーが水面から飛び出さないボディー形状。重心がテールにあり、キャスト時も姿勢が良く納得の飛距離も体験できます。アングラーが仕掛けた音とポーズの間合いで攻めるゲームをぜひ体感してください。
出典:スミス
シンキングペンシル
シマノ ソアレ ライズショット スティック
シマノからライズショットというシリーズで3モデルが新たにラインナップされました。
その中の1つ、ライズショット スティックはその名の通り細ながいシェイプのシンペンです。
シマノの新テクノロジーであるAR-Cを採用していて、飛距離に期待できますね!
え!?AR-Cってシマノのリールのことじゃないの?という方は以下の説明をご参考にしてください。
AR-Cシステムは、重心移動システムの常識を覆すバネ式重心制御(PAT.P)を採用。 キャスト時に、遠心力と加速Gでウエイトを後方へ移動させます。 そして、バネ式重心制御を搭載することで、ウエイトが戻り、着水時には固定重心ミノーと同等の安定姿勢で抜群の立ち上がりを実現しています。
出典:シマノ
全長60㎜と、オーソドックスなサイズで自重は7.6gというスペックです。
AR-Cと相まって、ロングキャストして大型メバルを探るスタイルに重用できそうなシンペンですね。
大型メバルを狙う上で、飛距離と絶妙の喰わせサイズを両立させている印象です。
60mmというコンパクトボディにAR-Cシステム搭載。フックは大型メバルを意識した#10を採用。AR-Cシステムがもたらす飛距離で、水面のベイトフィッシュを意識した大型のメバルを広く探るための強い武器となるはずです。またリトリーブ時に発生する巻き抵抗にもこだわってチューニング。潮流の変化を巻き抵抗で把握できます。リトリーブ時はしっかりとしたワイドロール、フォールでは小刻みなフォーリングバイブレーション。リトリーブ、リフト&フォールと大型メバルを狙うために不可欠なアクションをバランス良く高めたシンキングペンシルです。
出典:シマノ
マグバイト バロンドール
新進気鋭のルアーブランドであるマグバイトから2017年秋に投入されたのがバロンドールです。
フットボール好きにはインパクトの強いネーミングですね(笑)
特徴的な腹部のフラットなデザインは、フリーフォールで水を強く受け、シミーフォールと名付けられた小刻みにボディを揺らすフォーリングを見せます。
出典:マグバイト
フォールでしっかり魅せて、巻きとドリフトで喰わせるイメージで使ってください。
55㎜、4gと使いやすいサイズ感です。
個人的にもお気に入りのシンペンで、今年の春から実戦投入して結果を出し、すでに一軍入りさせたプラグです。
ミノー
スミス スモーキー PKミノー
PKポッパーと同じタイミングでPKミノーも新発売されます。
スリム&コンパクトなボディが特徴的です。
ファットミノーのように漂わせるミノーというよりは、アングラーが操作してアクションに変化を与えていく方向性のミノーのようです。
42㎜、2.5g、スローシンキングというスペックになっています。
スローリトリーブでもしっかりとした巻き抵抗がありながら、派手すぎないウォブルアクションでメバルの群れを散らさず何度もバイトさせられることはテストの結果で実証しました。リトリーブ中にアングラーが仕掛けることができるように、速巻きでヒラ打ちするバランス設計にしました。 これでスレたターゲットでもリアクションバイトに持ち込めます。ポーズさせるとスローシンキングで、わずかなラインスラックでバックスライドします。 追尾して引き返すメバルにこのバックスライドを見せると、再び興味を持ちセカンドバイトを誘発できます。アングラーが意図的に仕掛けるライトゲームをぜひ体感してください。
出典:スミス
スミス ルナメバル
ルナメバルもスミスからの新作ミノーです。
こちらは2018年12月15日現在は、まだAmazonには出てきてないほどの新作っぷりです。
楽天とYahoo!ショッピングなら検索にヒットします。
トゥイッチングでレスポンス良く動くミノーのようですね。
いわゆる左右へのダートアクションを切れ味良くこなしてくれるミノーだと思われます。
自分で仕掛けて喰わせる楽しさを味わえるという意味では、ワタシ個人的にはトラウト的、バスフィッシング的ミノーという感覚です。
フローティングとシンキングがあり、全長はどちらも47㎜で、フローティングは1.8g、シンキングは2.2gというスペックです。
元々はトラウト用ミノーとして開発されたルナ。辻本ナツ雄氏はこのミノーのトゥイッチングに対する高いレスポンス性能に着目し、メバル専用ミノーとしてビルドアップ。フックの軽量化もあいまって、ここぞというスポットでもたつくことなくトゥイッチ一発でターンを決め、ハイレスポンスな左右へのターンでメバルを誘います。ただ巻きだけでは喰わせ切れないメバルをトゥイッチで誘い出す。トゥイッチさせながら水面下の浅いレンジを泳がせる。時にはポーズを交え、岸壁にトゥイッチでルアーを当てる壁ドン釣法も効果的。メバルゲームの新たなタクティクスをお試し下さい。
出典:スミス
シマノ ソアレ ライズショット
先ほどシンペンでご紹介したライズショット スティックと同じ、ライズショットシリーズのファットミノーです。
イカとアミパターンを意識して、37㎜というレングスでもファットであることにこだわっています。
マグネット重心移動システムを採用しているのですが、ファットな内部形状を利用した重心移動ルートが特徴的です。
ソアレ「ライズショット」はライトゲーム専用の小型プラグです。特にメバルが大好きなイカとアミパターンを想定して、小さくてもファットなボディデザインにこだわりました。小型ボディでの内部形状利用したマグネット重心移動を採用。飛距離はもちろん、スムーズな泳ぎの立ち上がりを実現しました。ただ巻きではタイトなウォブロールアクション。潮流に乗せてナチュラルに誘うドリフトはもちろん、ただ巻きに変化を加えるトゥィッチングも効果的。シャローレンジが引けて、喰わせの間を作りやすいスローシンキング設定。
出典:シマノ
シマノ公式の商品説明には最後にスローシンキング設定とありますが、フローティング設定もありますので安心してください。
全て37㎜という全長で、フローティングモデルは2.8g、スローシンキングモデルは3.2gです。
シマノ ソアレ ライズショット フラット
続いてシマノからライズショットシリーズの最後の1モデルをご紹介!
こちらは名前の通り、フラットサイドミノーです。
要は平べったく体高があるミノーで、フラットサイド特有の強みとして、強いフラッシングが挙げられます。
ライズショット フラットはリップの大きさも特徴的で、ただ巻きでもしっかり水を受けてアクションしながらフラッシングでアピールしますし、トゥイッチでもしっかりヒラをうつ設計になっているようです!
メバリングプラグでフラットサイドミノーはそれほど多くないので、他ミノーとの差別化になるかもしれませんね。
全長50㎜、4.3gというスペックに、こちらもAR-Cを搭載していますよ!
大型のリップ形状は水をしっかり噛み、レンジキープ力が高く、さらに軽いトゥイッチで大きくヒラを打ってアピールさせる目的で設計。強いフラッシング効果はカマスやメッキ狙いにもおすすめです。
出典:シマノ
変わり種プラグ
新旧プラグの中から、少し変わった特徴をもったものをご紹介します。
オーソドックスなルアーにはない破壊力を発揮することもあるので、要チェックです!
スイッシャー
スイッシャーはバスフィッシングでは一般的ですが、メバリングにおいては使う人は少ないです。
いわゆるプロペラ付きのペンシルベイトというイメージで、プロペラが発するスイッシュ音、ポコポコ音が魚を惹きつけます。
プロペラ自体が発するフラッシング効果もありますし、金属音もアピールになります。
基本的には強いルアーという分類になろうかと思いますが、ロッドアクションさせずにただ巻きすることで、ナチュラルさのなかに絶妙なアピールを秘めたルアーにもなります。
インクスレーベル スープラ
スープラは、人気アングラーのレオンさんが監修したスイッシャーです。
ペンシル、スイッシャー、ダーターの3要素を取り入れた、面白いプラグなんです。
ロッドティップを上向けにただ巻きすると、ワイドな引き波を演出して、イカパターンやバチパターンに対応できる泳ぎを見せます。
ロッドティップを下げて、小刻みにトゥイッチさせると短い移動距離の中で、スイッシャーが飛沫と泡とサウンドで深場から魚を寄せます。
ロッドティップを下げてステディリトリーブさせると、S字を描きながら水面直下を泳ぎます。
65㎜、5.7gというスペックです。
レオンさんのこのプラグに対するコメントが感慨深くてたまりません。
ルアーには二種類あると思う。
「釣れるルアー」と「釣りたくなるルアー」
「最大公約数に嵌めたもの」と「シーンに特化させたもの」だ。
スープラはサーフェイスルアーであるから出番は決して多くは無いが、このプラグが持つ機能に魚を嵌め込んだときには無上の喜びが味わえる。ルアーフィッシングの何たるかを再認識させてくれるプラグなのだ。INX.LABEL
まさに、スープラだけの唯一無二な世界観を、みなさんも味わってみませんか?
シンキングポッパー
通常、ポッパーはいわゆる水面でアクションさせるトップウォーターですが、沈ませるポッパーというものが存在します。
シンキングペンシルがあるんだから、シンキングポッパーがあってもおかしくないんですが、少し違和感ありますよね…(笑)
容易に想像できますが、ポッパー形状ですから水押しが強いのが特徴で、シンペンには出せない波動が魅力です。
バスディ クリスタルポッパー
バスデイから発売されているクリスタルポッパーは、ソリッド素材のシンキングポッパーです。
メッキゲームではある程度知られた存在なのですが、メバリングにおいては知る人ぞ知るといったところでしょうか。
メバルにも非常に効果的なので、1個持っておいて損はないプラグですよ!
30㎜(2.3g)と55㎜(5.3g)のラインナップです。
I字系ミノー
I字系ミノーもメバリングに効果的なことがあります。
元祖I字系と言えば、ジャッカルのセイラミノーが有名ですが、釣り人から見るとあまり釣れなさそうなスーーーーーっと泳ぐあの感じが、スレたメバルに効くんですよね。
ダイワから最近復刻されたI字系プラグがあるのでそちらをご紹介します。
ダイワ月下美人 小次郎
2018年11月に復刻という形で再度ダイワから販売されるのが、こちらの月下美人 小次郎です。
いわゆるI字系ですから、ただ巻きではまったくアクションしません。
スタビライザーがアゴにあり、直進性を生み出しています。
出典:ダイワ
全く泳がないのに、ミノーやシンペンの動きにスレたメバルに効くことがあるのですから…ルアーフィッシングは面白いですね!
また、小次郎はロッドをシャクれば、エギのように左右にダートさせる使い方もできるようになっています。
リアクション的な要素も引き出せるということですね
まさに静と動の要素をアングラーが使い分けることでメバルにクチを使わせるプラグと言えます。
ちなみに、その名前の由来はボディサイズからきていて、全長が526㎜だから、5=こ、2=じ、6=ろう という訳です(笑)
ダイワの遊び心を感じますね。
スラローム系
ただ巻きで大きくS字をえがきながら泳ぐ、スラローム系プラグが最近増えてきました。
シンペンとは違う、ゆら~~~スイ~~~~っという泳ぎが特徴的で、メバルに効果的なときがあります。
柔らかな動きで、左右に広くアピールできるところが強みですね。
ミノーのダートでは強すぎる…ワームのワインドではレンジキープできない…という時に、スラローム系ならリトリーブでレンジキープしながら、時には潮流にドリフトもさせながら、ナチュラルに広くアピールできるという訳です。
nadar(ナダ) ハスキー
ナダから発売されているスラローム系プラグがハスキーです。
大きめのS字を描くセッティングになっています。
フォールもやや速めなので、テンポよく探っていくのに向いています。
メバルの活性が高そうかな…というときに、活躍します。
アイが頭部に上向きについていて、トゥイッチで左右にダートアクションするようになっています。
リトリーブで泳がせる→フォールさせて流す→ダートさせて強くアピールする→フォールでクチを使わせる
といった複合的な使い方もできますよ。
ダイワ 月下美人 漂
月下美人の漂は、ペンシルベイトとして使うこともできる、トップウォーターのスラローム系プラグです。
浮き姿勢の安定と、引き波発生を狙った扁平で幅広なボディシェイプが特徴的で、ドリフトにも、デッドスローリトリーブにも、絶妙の存在感を発揮してくれます。
ロッドティップを下げてステディリトリーブすれば、水面直下をS字アクションするように設計されています。
表層をS字に攻めたいなら、漂はおすすめですね!
フルさん評価: メバリングに行って来ましたが結構釣れました
メバル意外でメッキも釣れましたなかなか良いですよ。出典:Amazon
ダイワ 月下美人 漂SOLID
漂には、ソリッドモデルも存在します。
ソリッドなので、自重があり遠投が効くことや、シンカー内臓でないことによるデッドスローリトリーブが可能な点が魅力です。
ソリッドモデルには、子イカカラーが特別にラインナップされていて、グリーングローではなく、ブルーグローになっています。
出典:ダイワ
一般的なグリーンのグローよりも発光が弱く(収束が速い)、強すぎないアピールがほしいときに効きます。
上の写真は、まさに漂う子イカですね!
エラストマー素材系
特殊な素材を使い、まさにプラグとワームのハイブリッドと言えるルアーが存在します。
ジャッカルから2018年12月、メバリング用ルアーとして新発売となりました!
早速ご紹介します。
ジャッカル ジェリーサーディン54
まだAmazon、楽天では画像が反映しておらず、Yahoo!ショッピングにしか画像が反映していない新作ホヤホヤぶりです。(2018年12月15日現在)
ジャッカルはバスフィッシングでもエラストマー素材のルアーをいくつか発売していましたが、そのあたりのノウハウがつぎ込まれていることは想像に難くありません。
ハードプラグの存在感を軟質なボディで表現できるので、警戒心の高い大型メバルを攻略する武器になりそうです。
生シラス食感メバルをメインターゲットとするルアーゲームに全く新たなアプローチとなるソフトボディルアーのジェリーサーディンが誕生しました。まるで“生シラス”を彷彿させるソフトボディとリアルなカラーリングで、タフな状況でもしっかりとメバルに口を使わせることが出来るルアーです。基本的な使い方は投げて水面直下をスローリトリーブするだけ。メバルに余計なプレッシャーを与えない、漂うI字アクションが“生シラス”感を演出します。メバルがシラスや小イカなどのターゲットを追いかけて、水面をピシャピシャと騒がせる様な状況では抜群の威力を発揮することでしょう。またリアクションやフォールに反応がいい場合は数回トゥイッチしてからフォールを入れるのも効果的です。出典:ジャッカル
出典:ジャッカル
ジャッカルらしく、さすがの成型技術の高さを感じさせますね。
現状、サイズは5.4センチ、2gのみのラインナップです。
珍しいジャンルの商品ですから、使い方のコツなどはこちらの
ジャッカル公式コラム【”生シラス” 感を演出・JELLY SARDINE54】
をご参考にしてください。
スプーン
スプーンと言えばエリアトラウトの主力ルアーで、ソルトシーンでも一部アングラーの間では有効性が認められていますが、ダイワから面白いライトゲーム用スプーンが発売されているのでご紹介します。
ダイワ アジングスプーン
樹脂製のボディと、独特の形状が特徴的なスプーンです。
その名の通り、アジング用に開発されたものですが、メバルにも効きます。
メタルジグよりもフォールがゆっくりかつ、水平フォールを見せます。
フグなどのエサ取りにも強く、選択肢として1つあれば非常に心強いオプションになってくれますよ。
フルさん評価: 爆釣しました他に色違いも持っていますが違う色でも釣れました
ぜひ買ってためしてください。出典:Amazon
さいごに
数多くご紹介してきましたが、それだけメバリングは戦略性、ゲーム性が高い釣りということが言えます。
なかなかクチを使ってくれなかったメバルが、あるルアー、あるメソッドを試した途端、アッサリ釣れた…!しかも連発…!みたいなことがあるのでたまらないんですよね。
あ…!分かっちゃったかも…!みたいな経験をすると楽しくて仕方ありません。
ガルプのベビーサーディンだけでメバリングをしてるのは勿体ないですよ!(もちろん良く釣れるんですけどね(笑))
思っている以上に、プラッギングにも反応してくれるのがメバルという魚です。
ただし、その日の好き嫌いがハッキリでるのもメバルという魚なので、選択肢が少ないとすぐに手詰まりになります。
みなさんも、定番・実績プラグ、新作・注目プラグはもちろん、変わり種プラグまで駆使して、メバリングにどっぷりハマってみませんか?
冬、極寒の中メバルを追い求めるライトゲーム、メバリング。非常に高いゲーム性が人気で、繊細なメバルにいかにしてクチを使わせるかがウデの見せ所です。そんなメバリングにおけるルアーの重要性は言わずもがな。中でもメバリングに[…]
冬のルアーフィッシングと言えば、代表格としてメバリングが挙げられます。繊細なタックルでワームやプラグを駆使して、気難しいメバルを釣り上げるのが醍醐味!多くの固定ファンを持つ人気の釣りです。毎年数多くの新商品が登場する[…]