ソアレBBはアジング・メバリング専用ロッド!この価格でこの自重!?コレがあれば十分という声も多数!

ソアレはシマノのライトゲーム専用ブランドです。

シマノの入門者向けラインナップがBBシリーズで、ソアレBBはソアレシリーズの中でももっともお求めやすい価格のカテゴリということになります。

ちなみに、BBとは、Brother Blood(ブラザーブラッド)の略で、血を分けた兄弟分シリーズということですね。

数年前ならBBと言うと、いかにも入門者向け…という印象が強かったのですが、最近のBBはスペックもデザインも入門シリーズとは思えないクオリティを備えていて驚かされます!

ソアレBBにはロッドとリール両方が存在しますが、今回はロッドにフォーカスして詳しくご紹介します。

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アイキャッチ画像出典:シマノ



概要

 

ソアレBBにはメバリングモデルとアジングモデルが存在します。

メバリングモデルは『ソアレBB』、アジングモデルは『ソアレBB アジング』というネーミングになっています。

ちなみに…なぜ片方にだけアジングという名前がつくのかというと、推測になりますが、ライトゲームの創成期にはメバリングが主で、その専用ブランドとしてソアレが生まれたという背景があると思います。

ライトゲームと言えばメバル!って感じで一気に流行りましたね~。

当時は世間一般的に、アジングなんて概念は存在しなかったんです。

それが、ライトゲームの深化・開拓が進むとともに、アジもジグヘッドとワームで釣れるぞ…しかもやりこんでいくと奥深くてオモロイぞ…アジ美味しいし…という風潮が生まれてきました。

しかしながらメバリングロッドではアジの吸い込みバイトになかなか対応できないケースが多い…なら専用ロッドをだそう!…でもメバリングロッドとアジングロッドの違いってサイズ感とかベースは近くて方向性の違いだよな…だったら同じライトゲームブランドから出せば金型流用できてコスト圧縮できるな…。

という流れで、ライトゲームブランドひとくくりの中にアジングという名前を追加したのではないかと思います。

元来はまったく違う魚を釣る訳ですから、ブランドは分けたいところだと思うんですけどね。

せめてソアレBB メバリングって名前にしたら分かりやすいんですけどね。

もともとメバリングはソアレ名義でやってきた!だから、あえてメバリングという名前は追加しない!というこだわりもあるのか…。

ダイワの月下美人なんかは世界観的には完全にメバリング意識のブランドだと思うんですが、同じく月下美人〇〇アジングというネーミングになってますよね。

どっちが先にこういう展開をしだしたのか分かりませんが、きっとコスト的な側面が大きいのではないかと思ってます。

あくまで推測ですけどね~!

話は脱線しましたが、現在ライトゲームで主流の2つであるメバリングとアジングが登場した背景にもほんの少し触れてみました。

ということで、次項からはソアレBBとソアレBBアジングに分けてご紹介していきますね。

ソアレBB

スローリトリーブでのフッキングも高次元な軽量設計。“乗せ”“掛け”で選べるティップバリエーション。

メバリングの基本はスローリトリーブ。しかしながらバイト後は反転することが多いため、クッション性をそなえた乗せの要素が必須項目となる。しなやかさを追求した乗せ調子の『S700SULS』は、「タフテックα」を搭載。柔軟性を高めたティップで極小アタリを弾かずに絡め取る。乗せ調子の『S706ULS』は、「タフテック」搭載。しなやかな乗せの要素がありながら軟らかすぎず、幅広いウェイトやリグにマッチする。
「ソフチューブトップ」搭載のオールラウンダー『S706ULT』は、しなやかチューブラーならではの操作性と喰い込みを両立。『S800LT』はフロートリグやキャロの遠投攻略が得意なパワーモデルだ。全機種にセパレートグリップ、シマノオリジナルリールシートを搭載。軽量化と高級感を味わうことができる。

出典:シマノ

 

4モデルというシンプルなラインナップで、それぞれに分かりやすい明確な方向性を持たせています。

シマノ独自のテクノロジーを搭載したロッドティップを持ち、しっかりメバリングを楽しめます。

また、後ほど詳しくご紹介しますが、その軽量さはハイエンドロッドと比べても大きく差はない素晴らしいスペックとなっています。

ソアレBBアジング

アジングの基本“フォール&誘い”を簡単に演出。“しなやか”と“シャープ”を両立した専用モデル。

戦略的にロッドを使い分けて釣果を伸ばす。そのために異なる個性を持たせながら、選びやすいアイテムをラインナップした『ソアレBBアジング』。アジングの基本となるフォールとロッド操作での誘い、掛ける釣りを指向し、しなやかさとシャープな掛け要素を両立。「乗せ掛け調子」の『S604ULS』は「タフテック」ソリッド搭載。しなやかに乗せ、張りのあるベリーで掛ける醍醐味を味わえるモデル。「掛け調子」の『S610LS』は、高弾性・高反発な「ハイレスポンスソリッド」で微細なアタリを感知可能。『S704LS』はロングレングスを生かし、キャロ・フロートリグ・メタルジグなどの遠投攻略時に活躍。全機種にセパレートグリップ、シマノオリジナルリールシートを搭載し、軽量化と高級感を演出している。

出典:シマノ

 

こちらはさらにシンプルな3モデルのラインナップになっています。

ジグ単スペシャル、オールラウンド、ロングキャストと非常に分かりやすいですね。

メバルモデルとは異なるティップを搭載し、乗せ掛け、掛けの釣りをしっかり楽しめるロッドに仕上がっています。

こちらもその軽さは特筆物です。

次項からラインナップとスペックをご紹介していきます。

ラインナップ・スペック

ソアレBBとソアレBBアジングの全ラインナップとスペックをご紹介します。

ソアレBB

ラインナップ

S700SULS
数釣りスペシャル

シリーズ中もっとも軟らかい設定の小~中型サイズの数釣りを重視したモデル。吸い込みの弱いバイトに対し、しっかり追従してフッキングさせるため、ティップにはしなやかかつ高強度のソリッド「タフテックα」を採用。1g以下の軽量ジグヘッドも得意。掛けてからはロッド全身がしなやかに曲がり、バラシを抑制しながらターゲットの引きを楽しむことができる。


S706ULS
喰わせ調子

ショートバイトが多発するタフコンディションを攻略するために開発されたモデル。7’6”という長さが、操作性と遠投性能をバランスよく兼ね備える。ティップには高強度ソリッド「タフテック」を採用。ショートバイトを弾くことなくオートマチックなフッキングが可能。漁港や港湾、防波堤などで軽量ジグヘッドによる喰わせ重視の釣りを得意とするアイテム。


S706ULT
オールラウンドモデル

ルアーや場所を問わず活躍するオールラウンドモデル。ティップにはしなやかさと高感度を両立させたチューブラー「ソフチューブトップ」を採用。バイトに追従しながら的確にアタリを感知し、効率的なフッキングが可能。ジグヘッドやフロートリグによるワームの釣りはもちろん、小型プラグやメタルジグなどにも適応する、基幹となるモデル。


S800LT
パワー&テクニカルモデル

操作性・遠投性・パワーをバランスよく備えたモデル。小規模な漁港から大場所の磯場まで活躍するレングス設計。ティップには微かなバイトを捉える、しなやか・高感度のチューブラー「ソフチューブトップ」を採用。ジグヘッドでテクニカルに誘ったり、プラグやフロートリグで広範囲を攻めたりと、様々なルアーに適応。五目ゲームもこなす頼れるアイテム。

出典:シマノ

スペック

主な項目をピックアップしています。

全モデル2ピースモデルです。

品番全長(m)自重(g)適合ルアー
ウェイト(g)
  • 適合ラインPE(号)
  • ナイロン/フロロ(lb)
本体価格(円)
S700SULS2.13680.4~4
  • 0.1~0.4
  • 1~3
14,000
S706ULS2.29750.5~5
  • 0.1~0.4
  • 1~4
15,000
S706ULT2.29750.6~6
  • 0.1~0.6
  • 1.5~5
14,500
S800LT2.44880.8~10
  • 0.2~0.8
  • 2~6
15,500

■技術特性・仕様
シマノオリジナルリールシート
タフテックα(S700SULS)
タフテック(S706ULS)
ソフチューブトップ(S706ULT、S800LT)
ステンレスフレームKガイド

それぞれのティップの特徴については以下のシマノ公式の説明をご参考にしてください。

※タフテックα
タフテック穂先の張りを抑制した穂先。穂先の径を落とさず、強度も保ちながら、しなやかで繊細な曲がりを実現したソリッド穂先です。

※タフテック
素材の配合と製法を見直すことで、従来にない強さを与えられたカーボンソリッド穂先。タフテックαと比べて張りのある高感度が特長です。

※ソフチューブトップ
特殊設計により軽量・高感度のチューブラー穂先にソリッド並みのしなやかさをプラス。よどみのない、きれいな曲がりも特長です。

出典:シマノ

ソアレBBアジング

ラインナップ

S604ULS
ジグヘッドスペシャル

ジグヘッド単体での釣りが得意な、乗せと掛けの要素を併せ持ったモデル。6’4”という短めのレングスと、しなやかで感度の良い「タフテック」ソリッド採用により、常夜灯周りなど、近距離での繊細な釣りに適している。小型のアジのバイトを弾きにくく、抜けアタリや居喰いなどの難しいアタリにもしなやかに対応可能。


S610LS
オールラウンドモデル

多彩なリグに対応し、攻撃的なゲーム展開を得意とする汎用性の高い掛け調子モデル。6’10”という長すぎず短すぎずのレングス設定で、近~中距離のさまざまなシチュエーションに対応。高反発な「ハイレスポンスソリッド」を採用しているので、手に伝わるわずかなアタリを感知し、積極的にアタリを感じて掛けていく釣りが可能。


S704LS
ロングキャストモデル

キャロライナリグ、フロートリグ、メタルジグなどによる遠投攻略を得意としたモデル。あえて7’4”という長すぎないレングス設計にすることで、遠投性能を持ちながら軽快な操作性を併せ持つ。高反発な「ハイレスポンスソリッド」採用により、アタリを感じて積極的に掛けにいくセミロング掛け調子モデル。

出典:シマノ

スペック

こちらも主な項目をピックアップしています。

品番全長(m)自重(g)適合ルアーウェイト
(g)
  • 適合ラインPE(号)
  • ナイロン・フロロ(lb)
本体価格(円)
S604ULS1.93660.3~6
  • 0.1~0.4
  • 1~3
14,000
S610LS2.08720.5~12
  • 0.1~0.6
  • 1.5~4
14,500
S704LS2.24760.5~12
  • 0.1~0.6
  • 1.5~4
15,000

 

■技術特性・仕様
シマノオリジナルリールシート
タフテック(S604ULS)
ハイレスポンスソリッド(S610LS、S704LS)
ステンレスフレームKガイド

それぞれのティップの特徴については以下のシマノ公式の説明をご参考にしてください。

※タフテック
素材の配合と製法を見直すことで、従来にない強さを与えられたカーボンソリッド穂先。タフテックαと比べて張りのある高感度が特長です。

※ハイレスポンスソリッド
掛け調子のためのティップ。小刻みなリグの操作に追従しながら、アタリがあれば速攻で掛けられるクイックレスポンス。積極的に感じて掛ける攻撃的なスタイルに対応。

出典:シマノ



ソアレBBの魅力

ソアレBBの魅力は、とにかくコストパフォーマンスの高さ!この一言に尽きます。

 

それぞれのロッドがシマノ独自のセッティングが施されたティップを持ちながら、全体の自重も軽い!

この軽さの基準をイメージするには、ソアレBBの上位モデルと比べるとよく分かります。

ソアレSS・ソアレCI4⁺・ソアレエクスチューンと共通のレングスのモデルをピックアップして比較してみましょう。

以下はソアレアジングシリーズの6.4フィートのモデル4機種の主なスペックです。

品番全長
(m)
自重
(g)
適合ルアー
ウェイト(g)
適合ラインPE(号)
ナイロン・フロロ(lb)
本体価格
(円)
BB S604ULS1.93660.3~60.1~0.4/1~314,000
SS S64L-S1.93620.6~120.1~0.6/1.5~425,000
CI4⁺ S604L-S1.93570.6~120.1~0.6/1.5~437,000
エクスチューン S604L-S1.93650.6~120.1~0.6/1.5~4.049,000

 

もちろん、上位モデルには敵わないわけですが、非常に高いレベルの争いということがお分かりいただけますでしょうか?

留意点として、長さが同じとは言っても全く同じ方向性で設計されたロッドではないですし、上位モデルには数字だけで見えない高い技術が搭載されていることも考慮する必要はあります。

しかしながら、BBはその価格が実売で1万円を切るモデルもあるということを考えると、コストパフォーマンスという観点からは相当高いレベルにあるお買い得ロッドという見方ができることは間違いないでしょう。

単純な軽さはエクスチューンとわずか1gしか差がないなんて、ビックリしませんか?(繰り返しますが、上位モデルにはシマノの最先端技術が惜しげもなく投入されています。特にエクスチューンは感度を軽さ以外の要素にも求めた挑戦的モデルです。しかし、軽さが感度に直結する大きな要素であることも間違いありません。)

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ソアレBBシリーズは、メバリング・アジングを気軽に始めるには十分すぎる、むしろ中級者が扱っていても全くおかしくないロッドであると思います。

Amazon
カスタマー
さん

評価: 乗せ掛け調子?いやいや乗りまくりです。ショートバイト連発時や豆アジ多し・・・のときはこれしかない感じです。感度は良好、その時々で掛けていくもよし、向こう合わせで待つもよし。S610LSもいい感じですが、どっちメインでいくか・・・使い分けが楽しみです。

出典:Amazon
竹秀さん

評価: 感度、飛距離、食い込み、軽さ、どれをとっても問題なし。かなりの完成度。アジだけではなく、メバルや小型回遊魚まで対応できる。ワーム、軽めのプラグやメタルジグまで投げて巻ける。

出典:Amazon
¥MyDocument

さん

評価: 私は月下美人、ソアレBB、そしてこのソアレBB Ajingへと最終的に辿り着きました。
これぞ漁港周りの釣りに求めていたロッドです。
しかもこの価格。最初からこれを買っていればリールをもう一つ買えたのに…。

出典:Amazon

 

 

さいごに

ソアレBBはあくまで入門シリーズですが、そのスペックは入門者向けそれ相応レベル…と一言で片づけられるようなものではなく、中級者でも楽しめるレベルのロッドに仕上がっています。

こんなロッドがショートレングスのモデルなら1万円を下回るというんですから、かなり良心的であると言えます。

技術の進歩は素晴らしいですね。

これからライトゲームを始めたい方にはもちろん、中級者以上の方が釣りの幅を広げるための2本目のロッドとしてもおすすめできますね!

コストパフォーマンス抜群のソアレBBでライトゲームを満喫しましょう!

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