ダイワの人気ショアジギングロッドシリーズであるジグキャスターに、ライトショアジギング用ロッドとして、ジグキャスターライトが登場します。
今までは、ダイワのライトショアジギングロッドと言えばジグキャスターライトMXでしたが、その下の価格帯を埋めるモデルになります。
入門向けシリーズでかなりお手頃価格ながら、汎用性が高く、初心者、入門者に嬉しいセッティングがなされています。
今回はジグキャスターライトをご紹介します!
コンセプト
まずはいつも通り、ダイワ公式のキャッチコピーからこのロッドの雰囲気を掴みましょう。
軽くて丈夫。ジグもプラグも扱いやすい、トップSiCガイドの安心なライトショアジギング入門ロッド。
出典:ダイワ
ジグもプラグも扱いやすいということは、すなわち張りの強いジギング専用ロッド!というテイストではなく、ややマイルドで適度なティップのしなやかさを備えているということです。
コスト重視でガイドはトップのみSiC搭載、ガイドフレームはステンレスです。
PEラインを使うことが前提のライトショアジギングにおいて、最も強い負荷がかかるトップガイドだけでもSiCなのは嬉しいですね。
ちなみにSiCは鉄よりもはるかに硬い物質で、細かい水中の粒子を噛みこんだPEラインとこすれても傷がつく心配はありません。
鉄ヤスリでこすってもキズはつかないんですよ。
ハードガイドの場合は、強い負荷が繰り返しかかることで削れる可能性があります。
放熱性も高く、滑りもよい、ラインに優しいガイドです。
次項では詳しいラインナップをご紹介します。
ラインナップ
全3モデルのラインナップです。
最もライトな93Lで自重は160gということで、ライトショアジギングロッドとして決して軽いわけではありませんが、十分実用的な重さです。
むしろこの価格なら評価できるのではないでしょうか?
カーボン含有率からみても、しなやかさをもたせたロッドということが分かります。
カーボン以外にグラスとレジン(樹脂)の割合が多いことで、マイルドな仕上がりになります。
品名 | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | ルアー重量 (g) | ジグ重量 (g) | ライン | カーボン 含有率 (%) | メーカー希望 本体価格(円) | |
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ナイロン(lb.) | PE(号) | ||||||||||
93L | 2.82 | 2 | 145 | 160 | 1.6/12.9 | ̶ | 5~30 | 6~16 | 0.5~1.2 | 84 | 14,300 |
96ML | 2.90 | 2 | 150 | 180 | 1.8/13.4 | ̶ | 10~40 | 8~20 | 0.6~1.5 | 87 | 15,300 |
100ML | 3.05 | 2 | 157 | 195 | 1.8/13.4 | ̶ | 10~40 | 8~20 | 0.6~1.5 | 87 | 16,400 |
それぞれのモデルの使い分けは以下のイメージです。
93L
小型青物・カサゴ、タチウオのワインドなどに対応。シリーズで最も柔らかいモデル。食い込みと粘りを両立した細身設計によって、タチウオやサゴシなどの弾きやすいバイトも絡めとる。食いの渋いときに有効なフワフワとしたワームのダートアクションも行いやすい設定。
出典:ダイワ
ワインドにも対応するということは、なかなかソフトなベリー(胴)~ティップ(穂先)を備えているロッドであるということです。
細身設計でそれだけ喰いこみがいいので、ショートバイトでもフッキングに持ち込みやすくなります。
96ML
小型青物・ショアスロー(根魚)などに対応。当シリーズのスタンダードモデル。堤防で扱いやすい9フィート6インチに設定。ジグの跳ねすぎを抑えつつ、キビキビとした連続ジャークをいれることができる。
出典:ダイワ
ライトショアジギングロッドとしては最も普遍的なレングスで、『ライトショアジギングロッドらしいロッド』と言えます。
93Lに比べると張りがあり、ジグにしっかりアクションさせていくこともできるセッティングになっています。
100ML
小型青物、フラットフィッシュ、ショアスロー(根魚)などに対応。遠投用のロングレングスモデル。足場の高い堤防やサーフからのライトショアジギングにマッチする。プラグも扱いやすく設計しているので、フラットフィッシュにも使える万能性が魅力。
出典:ダイワ
ロングレングスモデルなので、まずは遠投性が魅力となります。
足場の高い堤防、サーフの他にも、沖磯のライトショアジギングでも活躍できるロッドです。
プラッギングも視野に入れたセッティングなので、サーフでのフラットフィッシュゲーム、沖磯でのヒラスズキゲームもこなせそうですね!
ジグキャスターライトの魅力
ジグキャスターライトは、人気のライトショアジギングを気軽に始めるにはうってつけの存在と言えます。
まず気になる価格面ですが、実売で税込み11,000円~12,000円前後です。(2019年1月28日時点のYahoo!ショッピング予約価格より)
非常にお手頃価格と言えます。
ロッドの性格としては、マイルドなセッティングになっているので、アングラーが仕掛けてキビキビと意図したアクションをしっかりつけていくようなロッドというよりは、オーソドックスなアクションをこなせる乗せ調子のロッドだと思います。
むしろ入門者向けなので、例えばスタンダードなワンピッチジャークあたりをメインに使われることの方が多いでしょう。
そういう意味でも、乗せ調子のほうが向いていると言えます。
デザインは非常にシンプルな、いわゆるライトショアジギングロッドらしいシルエットになっています。
出典:ダイワ
無駄な装飾は省いたシックなデザインに好感が持てます。
低価格帯のロッドは、不必要に色を入れたり、デザインをオシャレっぽく見せようとするケースもありますが、このロッドはそれに当てはまりません。
まとめると、
・非常にお手頃な価格設定
・マイルドなセッティングでジギング以外にも対応可能
・グリップ周りも含めていい意味で無難なデザイン
・トップガイドはSiCリング
と、入門者にはかなり嬉しい条件が揃います。
ライトショアジギングを楽しむための必要最低限のスペックをしっかり備えた、まさにコスパ抜群ロッドと言えます。
サブロッドとして、気軽にライトショアジギングを楽しみたい方にもおすすめできますね。
さいごに
ジグキャスターシリーズは、ラインナップも豊富で、人気・実績ともに抜群のシリーズですから、価格は抑えられたモデルでも信頼感があります。
人気のライトショアジギングはもちろん、ワインドやサーフゲームなどなど、さまざまな場面で使えるのがジグキャスターライト!
その価格設定とスペックから、ライトショアジギングを始めたい方、セカンドロッド的にライトショアジギングロッドを探している方にぜひ使っていただきたいモデルです。