フリーゲーム XTがシマノから新登場!5ピース・6ピースで超コンパクトなのに本格派。電車・飛行機にも気楽に持ち込める


出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5769

 

シマノのニュージャンルであるフリースタイルカテゴリから、フリーゲームXTという新作ロッドが登場することが発表されました。

フリーゲームと言えば、2018年夏に低価格帯の振出式パックロッドとして登場し、ヒットしたことは記憶に新しいところです。

筆者も実際に購入して使ってみましたが、非常にコストパフォーマンスの良い振出ロッドだと感じました。

そんなフリーゲームに、今回さらにシリーズを充実させるべくXTモデルを新たに展開してきたということです。

スコーピオン、ボーダレスを始めとする、フリースタイルカテゴリにシマノが力を入れていることが伝わってきますね。

気になる発売時期ですが、2019年6月末頃から順次出荷予定のようです。

オリジナルのフリーゲームとの違いなど含めて気になる点を色々と調べてみましたので、パックロッドをお探しの方は是非参考にしてみてください。

 

アイキャッチ画像出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5769

概要

まずはシマノ公式情報からフリーゲームXTの雰囲気を読み取りましょう。

気になるところを赤字にしてますので、斜め読みしてみてください。

パック&トラベルロッドの概念を変えるシマノの挑戦

フリーゲームXTはパック&トラベルロッドにおける様々な弱点を克服した、ショアスタイルの本格マルチピースロッド。ブランクスにはシマノが誇るハイパワーXを搭載。継数の多さにより重くダレがちになるブランクスに張りをもたせ、シャープな振り感を実現しました。また、フリーゲームXTでは、あえて並継を採用。これにより強靭なバットパワーを獲得。振出に比べガイド設定の自由度も高く、より優れたパフォーマンスを生み出すことにつながっています。もちろん、パック&トラベルロッドならではの携行性と使いやすさもとことん追求。仕舞寸法は国内航空機の機内持ち込み可能サイズである60cm未満に設定、大きめのスーツケースであれば十分に収納可能です。さらに、ティップ部のピースは他のピースよりやや短く設定。二分割、三分割にして携行する際に生じる、ティップ部の破損を防ぎます。ソルトのショアゲームを前提に、パワーを生かしたショアジギングにまで対応する6アイテムをラインナップしました。

出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5769

 

赤字をピックアップすると以下の通りです。

ハイパワーXを搭載
並継
仕舞寸法は国内航空機の機内持ち込み可能サイズである60cm未満
ショアジギングにまで対応する6アイテム

 

オリジナルのフリーゲームは振出式でしたが、今回は並継式になっている点は大きな特徴ですね。

 

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また、ショアジギ(厳密にはライトショアジギ)まで対応するロッドがラインナップにありながら、すべてのモデルで仕舞寸法は60cm未満という短さになっています。

次項で気になる仕様などを、オリジナルのフリーゲームとの比較も交えつつ掘り下げていこうと思います。

注目ポイント

ハイパワーX搭載

ブランクスにはハイパワーX搭載です。

ブランクス最外層をカーボンテープでクロス(斜め45度)で締め上げていくシマノの強化構造です。

ねじれに強くなり、トルクアップとシャープな振り心地が得られます。

オリジナルのフリーゲームには搭載されていない構造です。

並継

フリーゲームXTは5ピース、もしくは6ピースの並継式になっています。

ロッドの継ぎ方にはいくつか種類があり、現在ルアーロッドで代表的なものを挙げると以下の通りになります。

■印籠継
高コスト
ハイスペックなロッドに多い

■逆並継
ルアー用ロッドで最もメジャーな継ぎ方
量産しやすい

■並継
バット側にパワーを持たせやすい
逆並継よりは高コスト

 

ここでは継ぎ方の細かいところまでは触れませんが、ざっくり上記のイメージです。

マルチピースロッドにおいても高級モデルには印籠継、それ以外は逆並継となるケースが多いのですが、今回のフリーゲームXTの継ぎ方は並継が採用されています。

並継は逆並継に比べてややコストがかかるだけでなく、自然とバット側が太くなる設計なので、継数が多くなるとロッド先端に向かってどんどん細くなりやすく見た目も悪くなるので、マルチピース(多数継ぎ)のルアーロッドでは採用は避けられる傾向があります。

 

並継採用の意図をシマノに尋ねてみたところ、以下のニュアンスの回答をもらいました。

生産しやすくコストも抑えれる逆並継ではなく、多少コストは上がっても並継を採用することでバット側からパワー・張りを持たせやすくなり、マルチピースロッドにありがちなダルさを抑えることが狙い。この価格のマルチピースロッドでもこの振り心地…というのを多くの方に体感してもらいたい。

 

なるほど、オリジナルのフリーゲームもシマノの2ピースシーバスロッドであるムーンショットと同等レベルの張り・曲がりを実現しているのが売り文句の1つでしたが、今回のフリーゲームXTもそこを強く意識して作られている故に、並継が採用されたようです。

印籠継を選ぶと予算オーバーということでしょう。


出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5769

 

上のイメージ図をご覧ください。

ディアルーナとの同番手比較では、むしろフリーゲームXTの方が、やや張りがあってパワーが強くなるように設計されています。

5ピース・6ピースで継数が多い並継故に、2ピースのベースモデルよりどうしても張りが強くなってしまう部分もあるかもしれませんね。

各釣種の人気アイテムをベースに設計

フリーゲームXTの各モデルは、人気の釣種に照らし合わせると、以下の表のように対応しています。


出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5769

 

そして、各モデルは、各釣種の人気ロッドをベースに設計されているとのこと。

なるほど、では各ロッドはどのモデルをベースにしているのか?気になったので、これもシマノの担当者さんに聞いてみました。

結論、このモデルはこのモデルをベースにしています!という100%の情報までは引き出せませんでしたが、雰囲気的にはディアルーナベースが多くて、エギング意識モデルはセフィアSS、サーフ意識モデルはネッサCI4⁺がベースになっていそうです。(あくまで推測)

先ほどの並継の項でも、ロッドの曲がりをディアルーナと比較されていましたよね。

スペック表とにらめっこしてみましたが、おそらく、ショアジギロッドのコルトスナイパーや、ロックフィッシュロッドのハードロッカーあたりはベースになっていなさそうです。

私が個人的にカタログのスペック値を見比べた結果から推測する、各モデルごとの参考となるベースモデルも記載した適応表を以下の通りにまとめました。

ルアーの適応ウェイトやエギの適応号数、ロッドの長さから推測しています。

フリーゲームXT推測
ベースモデル
釣種
ロック
フィッシュ
エギングタチウオシーバスサーフショア
ジギング
S86MLセフィアSS  S806ML
(ディアルーナ S86ML?)
S86MセフィアSS S806M
S96MLディアルーナ S96ML
S96Mディアルーナ S96M
S100MHネッサCI4⁺  S100MH
S106Mディアルーナ S106M

 

スペックをまとめた表もご参考にどうぞ。

品番全長
(m)
継数
(本)
仕舞寸法
(cm)
自重
(g)
キャスト
ウェイト(g)
適合エギ
サイズ(号)
錘負荷
(号)
本体価格
(円)
S86ML2.59556.41156~282~3.58~2024,500
S86M2.59556.41258~352.5~410~2525,000
S96ML2.90654.61556~322~3.58~2525,500
S96M2.90654.61608~4010~3026,000
S100MH3.05657.119510~5612~3527,000
S106M3.20659.62058~4510~3027,000

ステンレスフレームKガイド&SiC-Sリング

ガイドは、薄型であるSiC-Sリングを装着したステンレスフレームKガイドです。

SiC-Sはトルザイトリングに近い形状をしたSiCリングですね。

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オリジナルのフリーゲームは、トップガイドのみSiCで他はハードガイドですから、ここもかなりクオリティが高くなっていると言えます。

ソルトではPEを使うことが多いですし、硬度、放熱性、滑りのレベルが高次元なSiC採用は非常に嬉しいことですね。

仕舞寸法が全モデルで60cm未満

フリーゲームXTはすべてのモデルが仕舞寸法60cm未満で、国内航空機における持ち込み可能最大サイズ内に収まっています。

さすが、5ピース、6ピースというだけのことはあります。

車のトランク内でスペースを取らないのはモチロン、電車釣行でもかさばらず目立ちにくいのはかなり魅力的なのではないでしょうか?

携行性という意味ではかなりハイレベルにあると思います。

ちなみに、振出式のオリジナルフリーゲームの仕舞い寸法は、6フィートジャストのモデルで71.9cm(継数3本)、最長の9.6フィートのモデルでは82.2cm(継数4本)あります。

これと比べると、最長の10.6フィートモデルでも59.6cm(継数6本)になるフリーゲームXTのコンパクトさがお分かりいただけるかと思います。

なお、2019年新作のスコーピオンにも5ピースモデルがありますが、6フィート、6.5フィートの2モデルしかありません。

この2モデルはソルトでロングキャストするには厳しいモデルなので、スコーピオンとも差別化出来ていると言えます。

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シンプルなデザインのフリーゲームXT専用ケースが付属していますよ。


出典:http://fishing.shimano.co.jp/product/rod/5769

フリーゲームXTの魅力

まず個人的に強く感じたのが、オリジナルのフリーゲームよりもかなり総合力が高まったロッドに仕上がっているな…ということです。

オリジナルのフリーゲームは実際に使ってみて、価格を考えればかなり良いロッドだなと感じていますが、スペックを見ている分にはXTは数段上のように感じます。

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オリジナルフリーゲームはどちらかと言えば初心者~中級者を強く意識した仕上がりですが、フリーゲームXTは中級者や上級者が遊ぶのにも使えそうな雰囲気です。

特にいいな、と思うのは、本格的な8.6フィート~10.6フィートというロングロッドまでラインナップしているのにも関わらず60cm未満に収まるという点。

車以外の主な移動選択肢と言えば、電車、飛行機、自転車、バイクが挙げられますが、すべてに高次元で対応できますよね。

釣りメインじゃない旅行や、仕事の出張終わりに釣り…なんてこともやりやすいですね。

ほんとにどこでも本格的ショアゲームが楽しめる…価格もお手頃…そんなロッドだと思います。

個人的にもパックロッド枠は、今持っているオリジナルのフリーゲームを手放して、こっちに乗り換えようかなぁ…なんて考え中です(笑)

もしそうなれば、インプレ記事をアップします。

さっそく予約が始まっています。(当記事執筆段階ではYahoo!ショッピング、楽天のみ

実売価格は短めのモデルで1万8千円前後、10フィートクラスは2万円台になるかどうか…といった雰囲気です。

さいごに

フリーゲームXTはシマノのフリースタイルカテゴリの中で、ソルトをメインターゲットにした本格派ロッドシリーズ、という位置づけになりそうです。

携行性が求められる釣りスタイルを好む方の良い相棒になってくれるのではないでしょうか?

発想次第で色んな楽しみ方、使い方ができそうなロッドでもあります。

ただ…こんなロッドを持ってたら、どこに行くにも釣りが出来てしまいそうで、釣りのことを考えてしまいそうで…ある意味困りものかもしれませんね(笑)

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