ダイワからシーバス用の新ベイトリール、モアザンPE TWが登場します。(2019年1月発売予定)
その仕上がりはダイワ曰く、
「これ以上無い(no more than)」
使い勝手を実現。
出典:ダイワ
とのこと!
今回は、モアザンPE TWを詳しくご紹介します!
アイキャッチ画像出典:ダイワ
概要
シーバス用ベイトリールにおいて
「これ以上無い(no more than)」使い勝手を実現。
コンパクト、タフ、キャストの伸び、おかっぱりからボートまで幅広く対応。シーバス専用ベイトリールとして高い評価を受けるmorethan PE。ボディだけでなく、両サイドもアルミ化したことで、非常に高い剛性を獲得。力強く安定した巻き上げにより、流れの変化も明確に手元に伝えるのはもちろん、引き重りするルアーも軽快にリトリーブできるうえ、大物をグイグイ引き寄せる。パーミングしやすいコンパクトボディと、力強い巻上げをサポートする100mmのロングハンドルが、剛性をさらに実感させる。ブレーキにおいてもPEでバックラッシュさせない守りの設定から、極限まで飛ばす、後半も伸びる攻めの設定に変更。鉄板系バイブレーションの遠投から、ミノーなどのピンスポットキャストまで、そのポテンシャルに隙はない。
出典:ダイワ
モアザンPE SV(2014年モデル)と比べると、ボディ両サイドのアルミ化により剛性が向上しています。
モアザンPE SVはギア側がザイオンになっていました。
ハンドルも90㎜ハンドルから100㎜ハンドルに変更され、ボディのフルメタルハウジングボディと相まって力強い巻き上げに貢献します。
さらに飛距離面においてはバックラッシュを恐れることよりも、極限まで飛ばすことに意識をシフトできるスペックを備える、まさにハイスペックベイトリールです!
仕様詳細
■マグシールドボールベアリング搭載
ソルト用ベイトリールにおいて最も塩ガミしやすい部分であるピニオンギア部のボールベアリングをマグシールド化している。■タフコンセプト:超高剛性高精度スーパーメタルハウジング
スーパーメタル(AL)フレーム、ハンドル側サイドプレート、ダイヤル側セットプレートとハウジング全てをアルミ化。100mmクランクハンドル&ハイグリップIラージノブ搭載で実釣時の快適な巻き上げにも貢献。■G1ジュラルミン製マグフォースZ PEロングディスタンスチューンスプール搭載
新規G1ジュラルミン製高精度Φ34mmマグフォースZ PE1.5-200mの遠投仕様スプール搭載(RCSB1000番系スプール互換性有り)。軽量化により、立ち上がりが良く、スプール回転性能もアップ。■ゼロアジャスター
もはやメカニカルブレーキはスプールのガタを押さえるのみで、再度調整する必要はない。スプールガタをミニマムに抑える「ゼロ設定」を一度セットできれば、使用ルアーごとの最適なブレーキ力はマグダイヤルの調整のみで可能となった。■ATD[オートマチックドラグシステム]
魚の引きに合わせスムーズに作動し、滑らかに効き続ける新世代のドラグシステム。小型スピニングや電動リールでは、滑り出しと追従性を追求。ソルティガ等の大型スピニングでは、ファイト中のドラグ力低下を抑制するセッティング。どちらもドラグ設定を気にすることなく、ファイトに集中できることを目標に開発された。■TWS[T-ウイングシステム]
近年のスプールの軽量化・低抵抗化で、急激に回転数が上がるスプール性能をフルに活かすには…? DAIWAはそこにメスを入れた。バックラッシュとは、交通に例えると車の渋滞。大都市、交通量の多い道路。急に車線が減って車が集中すればたちまち渋滞する。 逆に、車線が増えれば…渋滞とは無縁、スイスイ進む。TWSは、スプール回転数が一番上がるスプール至近のラインガイドでの抵抗を大幅に削減し、バックラッシュの少ない、快適な釣りを約束する。よく飛び、コントロール性が上がり、フォールも速く、バックラッシュが少ない。TWSはベイトリールの全ての基本性能を向上させる。出典:ダイワ
マグシールドとフルアルミハウジングにより、耐久性、剛性を非常に高いレベルでまとめています。
個人的な注目ポイントはそのキャスト面のスペック。
PEラインを使うベイトリールのキャスティングゲームで心配なバックラッシュ。
そこを意識したキャストをすると、飛距離がやや落ちてしまう…というジレンマに陥りますが、モアザンPE TWはそれさえ克服する特別チューンがされています。
それが『マグフォースZ PE ロングディスタンスチューン』です。
■マグフォースZ PE ロングディスタンスチューン
スプールの回転数に応じてインダクトローターが滑らかに作動することで、キャスト前半のブレーキを強くし後半を弱くすることが可能となり、伸びのあるキャストフィールが得られる。ブレーキ力の調整のしやすさ、外部環境に対する強さなどが特長の実績のブレーキ機構。更に本シリーズはPEラインでの遠投性能に拘ったスペシャルチューンを施したマグフォースZ PE ロングディスタンスチューンを採用。通常使用であれば、ダイヤル5~10で殆ど全てのルアーに対応する。より上級者が更なる遠投を目指すなら、ダイヤル5以下をサミングと併用することで「テクニックでもうワンランク上の飛距離」までを楽しめるセッティングとなっている。出典:ダイワ
ダイヤル5〜10の範囲でほぼ全てのルアーをトラブル少なくロングキャストできる上に、ダイヤル5以下にしてブレーキを弱めに設定し、サミングでシビアな調整をアングラー自身が施すことで、さらに飛距離を伸ばすという芸当が可能です。
まさにコアなエキスパートアングラーが楽しめる・使い込める!というリールなのはもちろん、中級者がベイトリールでのシーバスゲームを楽しむ上でも心強くサポートしてくれるリールと言えます。
ラインナップ・スペック
品名 | 巻取り長さ (cm) | ギヤー比 | 自重 (g) | 最大ドラグ力 (kg) | 標準巻糸量PE (号-m) | ハンドル長さ (mm) | ベアリング (ボール/ローラー) | メーカー希望本体価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000SH-TW | 75 | 7.1 | 195 | 6 | 1.5-200 | 100 | 12/1 | 56,800 |
1000SHL-TW | 75 | 7.1 | 195 | 6 | 1.5-200 | 100 | 12/1 | 56,800 |
1000XH-TW | 91 | 8.6 | 205 | 6 | 1.5-200 | 100 | 12/1 | 56,800 |
1000XHL-TW | 91 | 8.6 | 205 | 6 | 1.5-200 | 100 | 12/1 | 56,800 |
ギア比の違う左右ハンドル4モデルがラインナップされています。
なお、モアザンPE SVのスペックは以下の通りです。
剛性アップ・ハンドルもロング化していながら自重は軽くなり、ドラグ力もアップしていますね!
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) | ギヤ比 | スプール径 (mm) | 標準自重 (g) | 最大ドラグ力 (kg) | 標準巻糸量PE (号-m) | ハンドル長さ (mm) | メーカー希望本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8.1R TW | 86 | 8.1 | 34 | 220 | 5 | 1-200 1.5-150 | 90 (4CRBB仕様) | 51,000 |
8.1L TW | 86 | 8.1 | 34 | 220 | 5 | 1-200 1.5-150 | 90 (4CRBB仕様) | 51,000 |
出典:ダイワ
モアザンPE TWの魅力
近年シーバスゲームだけでなく、ショアキャスティング系の釣りにおいてベイトリールの活躍の場は増えているように感じます。
やはりベイトリールにはスピニングリールにはない良さ(巻き上げパワーの強さ、コンパクトなボディ、糸よれしにくさ、手返しの良さ etc…)がある訳ですが、ソルトのキャスティングゲームにおいてはPEラインの使用が大前提であることがベイトリール普及の阻害要因の1つであったことは間違いないでしょう。
ライントラブルが怖い…となると思い切ってキャストできずに飛距離が伸ばせない…というジレンマは大きな課題で、ベイトリールの扱いに長けた一部のエキスパートアングラーだけがベイトリールを使い、その恩恵を受けている…というのが現状ではないでしょうか?
モアザンPE TWは、エキスパートアングラーはもちろん、中級者でもトラブル少なく扱える機能が備わっている点が最大の魅力だと思います。
もちろん、それだけの機能を備えるからには高価なリールになってしまいますが、シーバスゲームの幅を相当広げてくれるリールであることは間違いありません!
2018年11月26日現在、早速yahoo!ショッピングで予約が始まっています。
Amazonと楽天でも時間の経過とともに商品がアップされると思います。
来年1月が待ち遠しいですね。
さいごに
モアザンPE TWは、ダイワが
「これ以上無い(no more than)」
使い勝手を実現。
出典:ダイワ
と言い切るほどのリールです。
ベイトリールを使うメリットをシーバスゲームに活かせれば、釣りの幅が広がることは間違いありません。
現在、すでにベイトリールを使っていて買い替えを検討している方も、これから導入しようかな…という方も、満足できるスペックを備えていますよ!
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