19ヴァンキッシュはステラ以外で初のロングストローク構造採用。18ステラ超え?深く考察してみた

出典:シマノ

シマノのクイックレスポンスシリーズ最高峰であるヴァンキッシュが2019年、フルモデルチェンジすることが確定しました。

前回の2016年モデルから3年という早い周期ですね。

ダイワの人気スピニングリールである18イグジストや19セルテートも3年周期でモデルチェンジを迎えていますから、シマノは19ヴァンキッシュで対抗といったところでしょうか。

たった3年でどこまで変わったのか…?なんて思う訳ですが、今回のヴァンキッシュ、軽量化が凄まじいだけでなく剛性も飛距離もアップさせています。

そのスペック・立ち位置は、方向性の違いこそあれど、もはや限りなくステラと双璧…と言えるレベルまできたのではないか?と思えるほどです。

実際にシマノに聞いたら、18ステラの姉妹機のようなもの…なんて言葉もでるほど!

さぁ、今回のヴァンキッシュがどのような進化を見せたのか…?

気になる中身を詳しくご紹介します!


(2019年2月2日追記)

フィッシングショー大阪で詳しい話を取材してきましたので、該当する項目に追記しています。

気になる方はぜひ最後までご一読ください。

現段階ではシマノ公式ホームページにはない情報が盛りだくさんです。



概要・コンセプト

まずはシマノ公式のキャッチコピーと紹介から、19ヴァンキッシュの進化の方向性を掴みましょう。

かつてない「軽さ」「強さ」「飛び」を極めて。揺るぎなきクイックレスポンスシリーズの頂点。

ボディ、ローターからハンドルに至るまで、全ての箇所への軽量化を徹底追求。現行モデルを凌ぐ圧倒的な軽量化に成功。それにより、さらなる操作性向上と感度アップを実現した。しかも、これだけの軽量化を施したにも関わらず、ボディ剛性、ギア耐久性、防水性を向上させるという軽量化とは相反する進化にも成功した。さらに、それだけにとどまらず、ステラ以外のモデルでは初となるロングストローク構造を採用し、遠投性能をも向上。ヴァンキッシュ史上最も進化したモデルと言えるだろう。どんな状況下でも、釣果を追い求めるストイックでテクニカルなアングラーに是非使ってもらいたいモデルだ。

出典:シマノ

 

リールがモデルチェンジする場合、一般的には軽量化と剛性アップが期待されます。

詳しくは後述しますが、その点で今回の19ヴァンキッシュは非常に大きな進化を見せています。

ここまではある意味当たり前の進化とも言えますが、今回のヴァンキッシュには、まさに他に類を見ない進化を見せたポイントが存在します。

それは、

スプールのロングストローク化!

ロングストロークスプールは、これまではステラにしか搭載されていない、まさにステラの為だけのスプールでした。

飛距離が伸びることが一番の特徴です。

今後もステラだけの武器であり続けるであろうことを考えていた私にとっては、今回のヴァンキッシュへの搭載はまさに青天の霹靂でした。

シマノ公式の紹介文でも、『ヴァンキッシュ史上最も進化したモデル』とありますが、ワタシも素直に同意します。

では、その進化の詳細を次項から見ていきましょう。

進化の詳細

軽量化、耐久性、飛距離における進化が今回の19ヴァンキッシュの軸です。

その他の進化も含めてご紹介します。

軽量化

軽さを譲らない。
ローターからハンドルに至るまで、構成されるバーツの軽さを素材から徹底追及。圧倒的な自重の軽さと、巻きの軽さを両立し、さらなる操作性と感度アップを実現。

出典:シマノ

 

ヴァンキッシュに求められる一番の特徴を挙げるとしたら、

軽いこと

やはりここではないでしょうか。

さすがシマノ。ここは裏切りません。

今回の19ヴァンキッシュ、軽量化が凄まじいです。

他のリールと比べると凄さが実感できます。

例えば16ヴァンキッシュも相当軽いリールですが、19ヴァンキッシュと比較すると以下の通り。


出典:シマノ

小型番手である1000番、C2000番はなんと145g!

ついに140g台に突入です。

16ヴァンキッシュの155gから比べると▲10g、▲6%の軽量化になります。

このレベルの自重のリールを6%も軽量化するのは相当な苦労があったと思います。

 

他にも2500番ならステラ1000と同じ165g(▲15g、▲8%)、4000番のXGではストラディック1000と同じという驚異的な200g(▲40g、▲17%)を実現しています。

4000番ボディが…1000番のストラディックと同じなんて信じられますか…?

シマノの努力におったまげました。


出典:シマノ

全モデル平均ではおよそ▲20gという、フラッグシップモデルのモデルチェンジとしては破格の軽量化をかなえたのが19ヴァンキッシュです!

シマノの担当者と話をしたのですが、今回の19ヴァンキッシュは18ステラをベースに一から設計したとのこと。

スプールの互換性も18ステラとあるようなので、まさに18ステラをベースに軽量さを追求してブラッシュアップさせたことが分かりますね。

今回、軽量化を実現させた主なポイントは以下の2点。

・マグナムライトローター(19ヴァンキッシュ用に新設計)
・NEW CI4⁺ハンドル

新型マグナムライトローター


出典:シマノ

今回、ステラと同規格のロングストロークスプール化に伴い、マグナムライトローターも、一から新たに設計されています。

チタンのワンピースベールは16ヴァンキッシュ同様ですが、カラーリングはゴールドじゃなくなりましたね。

素材はやはりCI4⁺です。

スプール周りをグルグル回るローターの重量は、巻きの軽さに直結します。

金属素材かつ左右対称型ローターのステラと比べると、明確に違いを感じます。


(2019年2月2日追記)

どうやら、従来のCI4⁺よりも強度が高くなったCI4⁺が採用されているようです。

フィッシングショーで聞き出してきました。

もちろん金属ローターよりは強度で劣るものの、従来よりは高い強度を得つつ軽量化に寄与しているということですね。

 

NEW CI4⁺ハンドル


出典:シマノ

シマノの独自の軽量カーボン素材であるCI4+をハンドルシャンクに採用したCI4+ハンドル。

やはりメリットは金属製ハンドルよりも圧倒的に軽いことで、16ヴァンキッシュにも採用されていますね。

↓16ヴァンキッシュのCI4+ハンドル

出典:シマノ

今回はハンドル軸に軽量のチタン製ハンドル軸を採用することで、16ヴァンキッシュのCI4+ハンドルと比較して例えば#2500のハンドル組では3g、#4000のハンドル組では7gの大きな軽量化を実現しています。


 

(2019年2月2日追記)

フィッシングショーでチェックしてきました。

こちらも新たなCI4⁺を採用です。

剛性を高めつつ軽量化も実現しているんですから素晴らしいですね。

ハンドル軸の腐食しにくさもソルトアングラーにはかなり強調できる点です。

チタンはほんとに腐食に強いですからね。



耐久性

強さも譲らない。
ここまでの軽量化を達成したにも関わらず、最新のハガネギア、ハガネボディをはじめ、軽水圧にも耐えられるXプロテクトを搭載。従来モデル以上の耐久性、剛性アップを実現。

出典:シマノ

 

今回の19ヴァンキッシュは軽さが劇的故に耐久性が気になるところですが、もちろんそこも心配ありません。

18ステラ譲りの耐久性も手に入れました。

その耐久性を実現する主なポイントは以下の3点。

・18ステラと同じ新型HAGANEギア
・マグネシウムのHAGANEボディ
・Xプロテクト

新型HAGANEギア

19ヴァンキッシュは16ヴァンキッシュに比べて大幅なギアの強度向上を実現しています。

それは17ツインパワーXDに初めて搭載され、18ステラにも採用されている新型のHAGANEギアをそのまま搭載しているからです。

18ステラは従来のHAGANEギア搭載の14ステラを大きく上回る強度を備えて登場しました。

↓14ステラと18ステラのギア強度比較

出典:シマノ

16ヴァンキッシュと19ヴァンキッシュのギア強度比較については以下の通り。

16ヴァンキッシュは14ステラ譲りのHAGANEギアでした。


出典:シマノ

14ステラと18ステラの比較時と全く同じですから、やはり今回の19ヴァンキッシュは18ステラと同じギアを搭載していることが分かりますね。

それにしてもこんな強度アップを、なんと素材もサイズも変更することなく、設計の見直しによって実現したというのだから驚きですね。

HAGANEボディ


出典:シマノ

ボディには18ステラ同様、マグネシウム合金を採用しています。

ハイエンドクラスのリールが軽さと強度を求めるときには、マグネシウム合金の出番です。


 

(2019年1月19日追記)

フィッシングショー開催後の最新情報を見ていると、どうやらマグネシウム合金とCI4⁺のハイブリッドボディのようです!

シマノの19ヴァンキッシュ特設ページでは以下のようになっているのですが。

ボディにはSTELLA同様マグネシウム合金を採用。軽量化を実現しながらも高い剛性をキープすることに成功しました。

出典:シマノ

 

なるほど、だから上の写真もボディ半分だけなのか…と納得です。

確かに、ヴァンキッシュというリールの特性を考えると、オールマグネシウムボディにこだわらずにあえてハイブリッドボディにすることで軽量さをさらに追及するというのも合理的な判断なのかもしれません。

ジギング系に代表されるようなリールに常に大きな負荷がかかるような釣りならば、ステラ(もしくはステラSW)やツインパワー系の方が明らかに向いている訳ですし、ちょっとしたシーバスゲームやエギング、ライトゲームならば、ハイブリッドボディでも必要十分な強度を備えているといえるでしょう。

上位機種の関係について、差別化をしっかりさせていく方向にシフトしていくのかもしれません。

剛性という観点以外でハイブリッドボディを考えたときに、残念な点をあげるならば、ビスで止める必要があるという点ですね。

要は、オールマグネシウム合金のボディよりも若干見た目は悪くなるということ。

それでも、シマノとしては総合的な判断のもと、強度も必要十分なレベルを保ちながら史上かつてない異次元の軽さを得ることを選んだ、ということですね!

やはりこのレベルの自重を実現するためには、なにかを犠牲にする必要があったということなのでしょう。

個人的にはシマノのこの判断を好意的にとらえています。

18ステラにはないクイックレスポンスシリーズの強みをとことん追求したことで、より明確な差別化がなされてそれぞれの立ち位置が明確になります。

中途半端に剛性も軽さも求めて無難な進化を見せるくらいなら、何かを捨てても圧倒的・唯一無二なストロングポイントを持っている方がインパクトありますよね!


 

(2019年2月2日追記)

フィッシングショーにて、詳しく取材してきました。

CI4⁺とマグネシウムのハイブリッドボディで間違いないですね。

ただし、従来のCI4⁺よりも改良されたCI4⁺になっているのが最大のポイントではないかと思います。

かなり強度レベルは高まっているようで、相当高い負荷をかけた強度テストでも耐えたようです。

ハイブリッドボディとは言え、リールフット側(リールの足。ロッドとの接合部ですね。)はマグネシウムですから、過度な心配は全く不要です。

もちろん、フルマグネシウムボディ(番手によってはジュラルミンボディ)の18ステラの方がボディ剛性は高くなりますが、一般的にヴァンキッシュの軽さが求められる釣りにおいては差を感じることはないレベルに仕上がっていると言えます。

パワーゲームになると18ステラに分がでてきますので、そこは頭の片隅にいれておいて下さいね。

Xプロテクト


出典:シマノ

コアプロテクトを進化させたXプロテクトが搭載されています。

これは撥水処理された狭い隙間をラビリンス構造に設計することで、軽水圧がかかっても水の侵入を許さない機能です。


出典:シマノ

コアプロテクトは、比較的水の侵入を許すこともあるという一般アングラーの声もありましたが、Xプロテクトは一定水準以上の確かな防水性能を誇るようです。

飛距離

飛びも譲らない。
ここまでの軽量化を達成したにも関わらず、軽量化とは相反するロングストロークスプール化にも成功した。これにより、ステラ同等キャスト性能を得て、飛距離アップを実現。

出典:シマノ

19ヴァンキッシュが18ステラと双璧になったと思える大きなポイントが、このロングストロークスプール化です。

ロングストロークって…どこがロングなの?というと、以下の部分です。


出典:シマノ

この糸を巻く部分が長いんです。

そして、スプール径も若干大きいのが特徴です。

以下のスプールは左が16ヴァンキッシュの4000番、右が18ステラの4000番。


出典:シマノ

18ステラの方が大きいのが分かりますね。

 

飛距離の違いについては以下の通り。

STELLA以外では初となるロングストロークスプール搭載で遠投性能も向上。C3000サイズで比較して4%飛距離UPを達成しました。(ドーム内での当社飛距離比較テストによる)

出典:シマノ

 

スプールのわずかな違いで、飛距離にこのような差がでることを実感させられますね。

番手にもよりますが、例えば飛距離が3~4m違えば、やっぱり魚とコンタクトできる確率は変わってくると思います。

一日に何回も何回もキャストする訳ですから、終日投げれば、探った範囲面積にはかなりの差が出てくるはずですよ。

 

そして、このスプールは、今まではステラにしか搭載されてなかったんです。

まさにステラだけの武器『だった』…という訳です。

 

以下はシマノの辺見哲也氏が18ステラ、17エクスセンス、16ヴァンキッシュについて書いている記事からの一部抜粋です。

分かりやすく説得力もあるのでご参考にしてください。

ただし『飛距離は正義!』と標榜している私としては、ベースになるのは常にステラ。その理由はスプールにある。ステラのスプールは直径が大きく長いためラインの放出がよりスムーズで、飛距離を伸ばすのに有利なのだ。
スプール径が大きければラインを放出する際、1回転で出される量が径の小さなものより長くなる。同じ距離分を放出するとすれば、径の小さなスプールだとより多く回転するのだからその分抵抗も大きくなる。

またロングスプールは短いものより多くラインが巻けるので、放出された際の目減りが少ない。スプールが痩せにくいからエッジにラインが当たる角度も緩く、ラインの放出抵抗を抑えて飛距離を伸ばす。投げ釣り用リールのスプールが大口径で超ロングなのはこういった理由からだ。
他のモデルに比べて若干でもスプールが大きくて長いステラは、飛距離においてアドバンテージを持つ。だから基本的にファーストチョイスはステラとなる。


出典:シマノ

 

そう、このように飛距離という絶対的なアドバンテージを持っていたステラのロングストロークスプールが、ついにステラ以外のリールにも搭載されたということです。

大げさに言えば歴史的なことですね!

その他

18ステラに搭載の技術が惜しげもなく19ヴァンキッシュにも投下されてます。

2019年1月12日時点の情報なので、今後追加があれば加筆します。

サイレントドライブ


出典:シマノ

目新しい技術と言うよりは、徹底的な見直しで精度を高めたような技術です。

ドライブギア、ウォームシャフト、ウォームシャフトピン、ウォームシャフトギアなどの駆動関連部品はもちろん、ボディ全体の基本設計からひとつひとつ見直したことで、部品間の微細なガタなどを排除しています。

非常に静粛性の高い、滑らかな巻き心地を実現します。

歴代のステラがその高い巻き心地を評価されてきた中で、一体どれだけの違いが出るんだよ…?という声もありそうですが、ワタシが個人的に使用していた範囲で感想を述べるならば、例えば14ステラよりも18ステラの方が静粛性の高さをハッキリと感じます。

マイクロモジュールギアⅡ


出典:シマノ

あのマイクロモジュールギアⅡも当然のように19ヴァンキッシュに搭載です。

HAGANEギアですから当然精密冷間鍛造です。


出典:シマノ

ギアノイズが小さくなることに加え、ギアの強度までも高まるシマノ独自のギアです。

滑らかな巻き心地にも直結します。

この驚くほど細かなギアの歯を、マシンカットすることなく精密冷間鍛造のみで仕上げているところにシマノの技術力の高さを感じます。

どうやったら熱も加えずに削ることもせずに、圧力だけでこんなギアを造れるのか…。

低摩擦ローラークラッチ


出典:シマノ

低摩擦でコンパクトなローラークラッチを搭載しています。

抵抗が少なく、軽い回転フィールを得られます。

新設計ベール開閉機構


出典:シマノ

開閉角度が広く、フェザリングしやすくなっています。

また、ベール返りも起こりにくくなっています。

新形状ラインクリップ


出典:シマノ

評判の悪かった16ヴァンキッシュに搭載のラインクリップは廃止され、オーソドックスなタイプに変更です。

18ステラも同じです。

エステル0.2号からフロロカーボンの40ポンドまで対応します。

ワッシャーの使い分け


出典:シマノ

1000番から4000番までは滑らかな滑り出しのフェルト製を採用し、C5000番は耐久性重視のカーボンクロスワッシャーを採用しています。

これも18ステラと同じ仕様になっていますよ。

ドラグは…?


出典:シマノ

ドラグノブは完全にオリジナルの新型デザインになっていますね。

ちなみに気になる中身ですが…2019年1月12日現在、公式には発表されていませんが、シマノに確認したところでは18ステラと同等の構造とのことです。

 


(2019年2月2日追記)

フィッシングショーにて、18ステラと同じコイルドウェーブスプリング構造になっていると確認してきました。

↓コイルドウェーブスプリング

出典:シマノ


ドラグ音はローター素材などの違いによって音響が変わってくることもあるので、18ステラと全く同じようなフィーリングではない可能性もあるようですが、構造が同じなのであれば嬉しいですね。

次項からは詳しいラインナップのご紹介と、19ヴァンキッシュの魅力について考察していきます。



ラインナップ

全15サイズのラインナップです。

ほぼ18ステラと同じ技術を搭載して、もはや双璧レベルのリールでありながら、18ステラと比較すると価格は定価ベースで20,000円ほど安くなっています。

やはりCI4⁺素材が増える分、価格に反映してくるのかもしれませんね。

さすがに16ヴァンキッシュと比べると全体的に若干高くなっていますが、それでもこのスペックならお値打ち感が大きい価格設定のように感じます。

品番ギア比実用ドラグ力
最大ドラグ力

(kg)
自重
(g)
スプール寸法
(径mm/
ストロークmm)
ナイロン糸巻量(lb-m)
フロロ糸巻量(lb-m)
PE糸巻量(号-m)
最大巻上長
(cm/ハンドル
1回転)
ハンドル長
(mm)
ベアリング数
BB/ローラー
本体
価格(円)
1000SSS
PG
4.62.0
3.0
14540/13.52-100、3-60
2-80、3-55
0.3-120、0.4-90
583511/157,000
C2000S5.12.0
3.0
14543/13.53-125、4-100、5-75
3-110、4-85、5-65
0.6-150、0.8-110、1-80
694011/157,000
C2000SSS5.12.0
3.0
14543/13.52-115、2.5-100、3-70
2-90、2.5-80、3-65
0.3-140、0.4-100、0.6-80
694011/157,000
C2000S
HG
6.12.0
3.0
14543/13.53-125、4-100、5-75
3-110、4-85、5-65
0.6-150、0.8-110、1-80
824511/157,000
C2500S
HG
6.02.0
3.0
15543/13.55-110、6-95、8-70
4-130、5-100、6-80
0.6-200、0.8-150、1-120
815011/157,500
2500S5.32.5
4.0
16547/175-110、6-95、8-70
4-130、5-100、6-80
0.6-200、0.8-150、1-120
785011/158,000
2500S
HG
6.02.5
4.0
16547/175-110、6-95、8-70
4-130、5-100、6-80
0.6-200、0.8-150、1-120
895511/158,000
C30005.33.5
9.0
17047/172.5-180、3-150、4-100
2.5-160、3-130、4-100
1-400、1.5-270、2-200
785011/158,000
C3000SDH
HG
6.03.5
9.0
17547/175-110、6-95、8-70
4-130、5-100、6-80
0.6-200、0.8-150、1-120
894513/159,000
C3000M
HG
6.03.5
9.0
17047/178-130、10-110、12-85
8-110、10-90、12-80
1-190、1.2-150、1.5-120
895511/158,000
C3000
XG
6.43.5
9.0
17047/172.5-180、3-150、4-100
2.5-160、3-130、4-100
1-400、1.5-270、2-200
945511/158,000
3000M
HG
5.83.5
9.0
18547/178-130、10-110、12-85
8-110、10-90、12-80
1-190、1.2-150、1.5-120
865511/159,000
4000M
HG
5.86.0
11.0
20552/192.5-160、3-120、4-90
3-110、4-90、5-65
1.2-250、1.5-200、2-150
955511/159,000
4000XG6.26.0
11.0
20052/193.5-170、4-150、5-125
3-190、4-145、5-115
1-490、1.5-320、2-240
1015511/159,000
C5000XG6.26.0
11.0
22052/194-190、5-150、6-125
4-170、5-135、6-115
1.5-400、2-300、3-200
1015711/159,800



19ヴァンキッシュの魅力

19ヴァンキッシュは、もはや今までのヴァンキッシュの殻を破って新たなステージに到達したと考えていいと思います。

18ステラと双璧、もしくは限りなくそこに近いポジションを手に入れたと言えるほどの進化を見せました。

大きな相違点は、その方向性の違いからCI4⁺を使用しているハンドルとローター部分くらいで、その他の基本的なスペックはほぼ18ステラ譲りです。

その他、E.I.などの表面処理のようなレベルでは違いがありますが、根本的なリールの性能は素晴らしいレベルにあります。


(2019年1月21日追記)

ボディもマグネシウムとCI4⁺のハイブリッドボディという仕様になっていて、ステラのオールマグネシウム(一部番手はジュラルミン)ボディと違いがあります。

これは軽量化を追求したシマノの総合的判断であろうと推測されます。


 

マグナムライトローターを搭載したクイックレスポンスシリーズは、軽さはもちろんのこと、その巻き感度の高さや、メリハリの効いたリーリングが可能な点が非常に高く評価されていました。

また、金属ローターの18ステラはしっとりとした巻き心地になりますしが、CI4⁺ローターのヴァンキッシュは軽やかな巻き心地になります。

その立場上、16ヴァンキッシュは何かと18ステラと比較される立ち位置ではありましたが、あくまで18ステラがシマノのフラッグシップであり、唯一無二の存在であるために、二番手という存在であったと言えます。

ただ、実釣という点で、特にロッドワークを駆使してアクションさせるような釣りや、感度重視の釣りでは、その特性上16ヴァンキッシュの方が18ステラよりも向いている…という声も多数ありました。

今回、そんな声を受けてかどうかは分かりませんが、19ヴァンキッシュにステラだけの強みであったロングストロークスプールまで搭載させてモデルチェンジさせたことには、シマノからの強いメッセージを感じます。

今回の進化を見ていると、クイックレスポンスシリーズのヴァンキッシュと、コアソリッドシリーズのステラ。これを名実ともにそれぞれのトップ機種として君臨させ、そのポジションは両並びに近い位置にある…そんなイメージを抱くのはワタシだけではないはずです。

あくまでもステラの金属ローターならではの独特の巻き心地は、それはそれで最上級のもので唯一無二のものでしょうし、今後もステラが出たあとにヴァンキッシュがそれを追うという関係は崩れない(はず)と思いますから、厳密に言うとシンボル的な意味ではステラがナンバーワンなのは変わらないと思います。

価格的にもそうですよね。

しかし、スペック的な意味ではステラと異なった方向性を持たせた同格リールと言っていいでしょう。

シマノの担当者と話をしていたところ、もはや18ステラの姉妹機になってしまってます…なんて言葉も出てくるほどですから、この考え方は間違っていないと思います。

今回の19ヴァンキッシュ、個人的にはすでに購入することを決意しております。

スペック的にも素晴らしいですが、史上初めてステラ以外にロングストロークスプールを搭載した歴史的リールという点に惹かれてしまいます。

すでに、ライトゲーム用にC2000Sかなぁ…C2000SSSも面白いかもなぁ…なんていう楽しい悩みで一杯です。

また購入したらインプレ記事をアップします。


(2019年3月12日追記)

実際に手元に届きました。

メチャクチャ軽い。カッコイイ。

インプレ記事をどうぞ。

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(2019年2月2日追記)19ヴァンキッシュは18ステラを超えたのか?

一部には、19ヴァンキッシュは18ステラを超えた!総合的には上!といった表現をしているサイトもありますが、深く考察してみたいと思います。

シマノスタッフが実釣面ではハイブリッドボディでもフルマグネシウムボディでもアングラーが感じる差はないとフィッシングショーで言ってるから、剛性は互角…。ということはより軽くてレスポンスのいい19ヴァンキッシュの方が総合的に優れてるってこと!…という論調のようですが、釣種よっては感じる剛性の差が間違いなくあります。

だったら、すべてのハイエンドリールをハイブリッドボディにすればいいと思いませんか

極端な例で分かりやすく言うなら、タフネススピニングの最先端かつ最新リールである、19ステラSWのボディはハイブリッドボディですか…?いえいえ、そんなことはなく、フルアルミボディですよ?(19ステラSWは剛性を意識して、マグネシウムではなくアルミ採用です。もちろんジュラルミン合金ですよ。)

きちんと使用される素材の特性と、その採用された狙いを理解しておかないと、端々の限定的な言葉を鵜呑みにしてしまい、混同してしまいます。

ここで、きちんと整理してみようと思います。

18ステラと19ヴァンキッシュの素材の剛性について、とくにたわみ強度という点では、CI4⁺とのハイブリッドボディよりもフルマグネシウムの方が間違いなく強いです。

ダイワも一時、ザイオン(ダイワ独自のカーボン系強化樹脂)はマグネシウムを超える素材!と宣伝していましたが、18イグジストはフルマグネシウムボディに回帰したという紛れもない事実があります。

ですが、フル金属ボディの剛性が活きる釣りというのも間違いなくありますし、正直そこまでの剛性が必要ない釣りもありますよね。

そう、ハイブリッドボディについて正確に言うなら、釣りによっては剛性感に差を感じさせません。ということです。

ジギング系の釣りや、リバーシーバスゲーム、磯でのヒラスズキゲームなどで、まれにくるビッグフィッシュが相手になると、状況によっては強引にやり取りをしないといけない状況もありますよね?

障害物から引き離したい…川や潮の流れに乗って一気に走られた…磯の岩礁にラインがすれそう…なんてときです。

そんなときに無理にでも魚の頭の向きを変えさせたいこと…ありますよね?

こういった状況では想像を超える負荷がリールにかかることがあります。

ビッグフィッシュとやり取りした経験があれば、こういった感覚を覚えるものと思います…。

仮に人が感じないわずかなたわみであったとしても、精密機械であるギアには予期せぬ負荷となりダメージとなり得ます。

ボディがたわまないからこそ、ギアがしっかり噛み合って力を発揮できますし、長期間使うことができるんです。

ワタシの実体験ですが、激流の中でヒラスズキが連発したのち、使用していた16ヴァンキッシュの巻き心地に致命的なゴリ感がでたことがありました。

異音も出てしまい、そのままではストレスが大きすぎて使い物にならないほどです。

流れに乗るヒラスズキを障害物から引き離そうと強引に寄せるシーンが何度かあり、その際に『やべぇ負荷…リール大丈夫かなぁ~』という感覚があったのですが、ギアに大きな負荷がかかりダメージを与えてしまったんですね。

自然の力、生き物の力を舐めてはいけません。

フルマグネシウムボディであったとしても、こういったことが起きる可能性があるわけです。

 

ただし…です。裏返せば、これは限定された一部の釣種の世界の話であって、多くの釣りでヴァンキッシュが持つ強度があれば必要十分である。

という見方もできると思います。

そう、フィッシングショーで刺さりこんで確認した話、19ヴァンキッシュに採用されているCI4⁺は、今までのCI4⁺とは異なるんですよね。

従来よりもさらに強度アップさせることに成功したCI4⁺を採用することで、よりマグネシウムに近い強度を手に入れました。

なるほど、だからハイブリッドボディでも強度に自信をもって説明しているんだな!と合点がいきました。

 

実際、シマノスタッフから、

『例えばジギング系の釣りをするとして、18ステラと19ヴァンキッシュとどちらが向いているか?と聞かれれば、強度面から18ステラの方が向いていると思います。ただし、19ヴァンキッシュの強度でも例えばブリクラスと数回やり取りをした程度では、何の不安も感じさせないレベルにはなっています。強度テストの結果からも自信をもって言えます。』

『18ステラのフルマグネシウムボディ、金属ローターが生み出す巻きの質感、カッチリ感は、19ヴァンキッシュにはないものです。これは数値化できるものではないんです。やっぱり18ステラは特別なリールです。』

といったコメントが聞きだせました。

ワタシからの突っ込んだ質問、答えにくい質問にも誠意をもって答えてくれたシマノスタッフさん、ありがとうございました!

実際、ショアジギング系の釣りやヒラスズキゲームなんかなら、ロッドウェイトとのバランス的にも19ヴァンキッシュよりも18ステラの方が先重り感も出にくくマッチしやすいでしょう。

19ヴァンキッシュは軽すぎる、というケースも出てきます。

19ヴァンキッシュが軽すぎるだけで、18ステラも必要十分な軽さを持ちながら、より高い剛性を備えている訳ですから、どちらを選ぶかは釣りのスタイルやロッドとの相性まで含めてよく考えたほうがいいですよ。

当たり前ですが、18ステラもかなり良いリールですから。

 

結論、釣種毎の必要強度、軽さに加えて価格的な部分も加味した総合的なバランスを考慮すると、多くの釣り人のニーズを満たしやすいのは19ヴァンキッシュであるということは間違いなく言えますね。

パワーファイターをメインターゲットにする釣りであれば、やはり18ステラの方が向いていると思います。

 

18ステラと19ヴァンキッシュについて、読者のみなさまには正しい認識をしていただきたいので深く掘り下げてみました。

ちなみにですが、黒田健史さんのブログでも19ヴァンキッシュに触れてくれてます。

黒田健史の「いろはにほへと」

徹底的に剛性重視のステラ、必要十分な剛性と軽さを求めたヴァンキッシュ、というコメントも出てきてます。

他にもボディのネジの話なんかは、おぉ…そうなのか…と非常に参考になりますよ。

さいごに

19ヴァンキッシュ、如何でしたか?

他には19アンタレスや19カルカッタコンクエストDCなどなども登場しますし、ダイワに目を向けると19セルテートやスティーズCT SV TWが登場して、2019年はなかなか刺激的な新製品が揃いますね。

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中でも19ヴァンキッシュは、個人的には久々にテンション激上がりな新製品となりました。

ある意味、予想を裏切られた進化です。

クイックレスポンスシリーズの最高峰ヴァンキッシュは、クオリティだけではなく、その『格』という点においてもステラの領域に一歩足を踏み入れました。

みなさんも歴史的リールを持つ喜びを味わってみませんか?



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