19アンタレスはMGLスプールⅢ搭載!外径34mm・幅19mmのナロー形状!ショートキャストもロングキャストも魅せるキャストキング!

出典:シマノ

シマノから19アンタレスが登場します!

噂にはなっていましたが、正式にシマノから発表されている情報を見る限り、今までのアンタレスとは少し趣向が変わっています。

12アンタレスの登場から7年を経てついに生まれ変わった19アンタレスが一体どのような進化を見せたのか…。

気になる中身を見ていきましょう!

アイキャッチ画像出典:シマノ



概要・コンセプト


出典:シマノ

まずはシマノ公式の商品キャッチコピーや商品説明を読んで、アンタレスの進化の方向性を掴みましょう。

遠投も、アキュラシーキャストも意のままに。“キャストキング”が魅せる、新たなる飛びの世界。

瞬時に回転が立ち上がり、どこまでも伸びる爽快なキャストフィールを実現する、最新鋭マグナムライトスプールⅢを搭載。サイレントチューンS3Dスプールにより、スプール回転時の振動を徹底的に排除し、その性能を最大限発揮。低弾道キャストも意のままに決まります。左右非対称のアシンメトリーデザインを採用したコンパクトなフルメタルHAGANEボディは、高剛性化とともにパーミング時のフィット感も向上。さらに、シルキーな巻きごこちを実現するマイクロモジュールギアを搭載。幅広いウェイトに対応し、ショートキャストから遠投までこなせるバーサタイルモデルの最高峰です。

出典:シマノ

今までのアンタレスはそのスプールの回転性能からくる圧倒的な飛距離こそが強みでした。

キャッチコピーを見ると、今回のアンタレスは、『遠投も、アキュラシーキャストも意のままに。』とあります。

ある程度の軽量ルアーを精度高くキャストできるような仕様になっているということですね。

紹介文のさいごには、『幅広いウェイトに対応し、ショートキャストから遠投までこなせるバーサタイルモデルの最高峰』とあります

 

紹介文中の気になるポイントを赤字にしていますが、まとめると以下の通り。

・マグナムライトスプールⅢ
・サイレントチューン
・S3Dスプール
・左右非対称デザインのボディ
・コンパクトなフルメタルHAGANEボディ
・マイクロモジュールギア

さぁ、さらに詳しくチェックしていきましょう!

技術特性

19アンタレスに搭載の技術特性を1つずつ詳しくご紹介します。

マグナムライトスプールⅢ

シマノ製バス用ベイトリールのスプール幅は22㎜を標準としているが、NEWアンタレスに採用されるマグナムライトスプールⅢは、そこからさらに3㎜幅を詰めた独自のナロー形状となっている。これは材質を薄肉化して慣性低減を図ったマグナムライトスプールⅢの長所をさらに引き出すための変更で、クイックな回転の立ち上がりと、最後の最後までライン放出が続く、圧倒的な後伸びの良さに貢献している。どこまでも抜けていく爽快な伸びは従来モデルを遥かに上回り、一度キャストすればその違いを誰もが体感できるレベルに到達している。

出典:シマノ

 

このスプールは今回の19アンタレスの一番の目玉ポイントと言えます。

12アンタレスの外径37mmから34mmにしたというサイズダウンだけではなく、なんとそのスプール幅までも縮めてきました。

この決断はシマノの総合的判断かと思われますが、今までのアンタレスとはサイズ感など含めて大きく変化した点となります。

当然、小型化しているので、軽量ルアーに対するアキュラシーが向上していることは間違いありません。

では、従来のアンタレスが得意だったウェイト帯のルアーの飛距離がどこまで伸びるのか…非常に気になるポイントになります。

どこまでも抜けていく爽快な伸びは従来モデルを遥かに上回り…とありますが、そのデータの登場が待たれます。

普通に考えると、例えば3/4ozや1ozクラスのようなルアーをキャストするなら、37mmスプールの方が有利ですよね。

そのあたり(いわゆるアンタレスらしさ)は捨てて、市場的にはより需要のある34mm機(バーサタイルモデル)としてモデルチェンジしたことになりますね。

ただし、このナロー形状こそが普通のバーサタイルモデルとは一線を画す点です。

以下をご覧ください。


出典:黒田健史の「いろはにほへと」

同じ34mmの外径でも、その幅が大きく異なることがお分かりいただけますでしょうか?

幅は狭くとも、深溝になっている分糸巻き量は同じです。

これによって、スプール中心軸に近い位置にラインが巻かれるので、結果的に低慣性化されて回転が伸びる…という訳です。

ラインがスプール一杯に巻かれていると、当然スプールよりもラインの方が重くなりますから、この重いラインがスプール軸の中心に近いところにある方が慣性は小さくなるんです。

ただでさえ小外径化に加えて薄く軽くなったスプールに、低慣性化・サイレントチューン・S3Dスプールが組み合わさって、バーサタイルモデルとしての性能は凄まじいものになったと推測されます。

下の写真では、マグナムライトスプールⅢがかなり肉薄になっていることが分かりますね。


出典:シマノ

こちらの項では黒田健史さんのブログから画像を引用させてもらいました。

フィッシングショー前の貴重な情報をありがとうございます!

S3Dスプール

重量バランスや寸法精度を高め、キャスト時における振動を抑制したスプールです。振動ノイズは従来品から半減しました(当社比)。高速回転でラインを放出するなかでもガタつきや回転ムラが極めて少なく、安定したキャスト性能を発揮。飛距離、キャスト精度ともに飛躍的に向上しました。

出典:シマノ

 

S3Dスプールは、切削方法を全面的に見直すことで、スプール精度を格段に向上させたスプールです。

よりガタツキがなく、スムーズな回転を生み出すようになったことで、マグナムライトスプールⅢの性能が遺憾なく発揮されます。

サイレントチューン

スプールを保持するベアリングにわずかな圧力をかけることで、高速回転時のベアリングの振動を減少させる機構です。これによりキャスト時のさらなる静穏性向上を実現。スプール回転の立ち上がりも一層スムーズになっています。

出典:シマノ

 

サイレントチューンはベアリングの機構です。

ベアリングの内外径や軸受外径にOリングを入れることにより、シャフトやフレームとの密着度を高めてガタつきを低減させることで、スプールの回転ロスを抑えます。

ベアリングの回転性能なんてもう来るところまで来てるものだと思っていましたが、さらに進化しているんですね!

マイクロモジュールギア

超小型精密ギアと精巧なボディハウジングにより、かつて体験したことのない“シルキー”な巻きごこちを実現。従来ギアとの振動比較においても振動レベルは半分以下(当社比)、またかみ合う歯数が増えたことにより従来ギアを凌ぐ強度も確保。滑らかなフィーリングと強さを両立したシマノ独自のギアシステムです。

出典:シマノ

シマノ独自の非常に細やかな歯が特徴的なギアです。

もはやシマノのスタンダードになりつつあるギアかもしれません。

今回の19モデルでは、ついに19スコーピオンMGLにも搭載されました!

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マイクロモジュールギアはなめらかな回転フィールが得られるだけではなく、強度面でもメリットがあります。

こんな細かい歯のギアでも、冷間鍛造というのですから驚きです。

冷間鍛造というのは、金属の塊を成形するにあたって、熱を加えず、削ることもせず、常温下において圧力のみで行う鍛造方法です。

非常になめらかで粘り強いギアが出来上がります。

シマノのHAGANEギアに代表される精密冷間鍛造技術は、非常に高いレベルにあります。

SVS∞(インフィニティ)


出典:シマノ

SVS∞(インフィニティ)ももうご存知の方が多いと思います。

遠心力ブレーキですが、外部ダイアルの調整でほとんどのシチュエーションに対応できます。

出荷時のブレーキシューは4個オンの状態になっていますが、基本的には、内部ブレーキシューの調整は必要ありません。

より細かなセッティングが必要なときだけ、内部ブレーキシューで微調整すればOKです。

その他

HAGANEボディ

2019年1月11日現在はボディ素材についてはホームページ上で発表されていないので、シマノに確認しました。

今回の19アンタレスのボディはアルミです。

そして、フレームはマグネシウムになっています。

12アンタレスと同じパターンですね。

例えばマグネシウムボディのメタニウムより、アルミボディのアンタレスの方が剛性は高くなります。

エキサイティングドラグサウンド

これは気持ちの問題ですが、ラインが引き出されたときにスピニングリールのようなドラグサウンドが鳴る機能ですね。

いらんやん…という人もいると思いますが、個人的には好きです!

やっぱりドラグサウンドが鳴るとテンション上がる自分がいます(笑)

スーパーフリースプール

これももはや多くを語る必要はない機能ですね。

クラッチを切れば、スプール軸を支えるのは2個のベアリングのみ。という、スプールの回転を極めて高くする機能です。

ちなみにシマノのバス用ベイトリールにおいては、2019年1月現在バスライズ以外のリールには全て搭載されています。

X-SHIP


出典:シマノ

ドライブギアとピニオンギア、それぞれの位置を見直し、ドライブギアは大径化。ピニオンギアはベアリングによる2点サポートとする構造です。

パワフルな巻き上げを可能にするX-SHIPは今回の19アンタレスにも搭載です。

SA-RB

錆びを寄せ付けない、高性能ベアリングです。このクラスのリールなら当然のように搭載されます。

淡水専用

淡水専用で、バスフィッシングにおける需要が多くを占めると思われます。



外観


出典:シマノ

今回の19アンタレスの外観を把握できる範囲でお伝えします。

なお、この項でも黒田健史さんのブログから画像を一部引用させて頂いてます。

改めて、ありがとうございます。

 

パッと見のイメージはアンタレスらしい鏡面仕上げになっています。

大きな特徴はアシンメトリーな左右非対称デザイン。

以下は19アンタレスとバンタムMGLを並べて真上から見た写真です。


出典:黒田健史の「いろはにほへと」

左の19アンタレスがアシンメトリーになっているのが分かりますでしょうか?

どうでもいいですが、アシンメトリーな髪型が好きだったりするワタシ個人的にはこういうデザインは好きです。(笑)

見た目だけではなく、パーミング時のフィット感を高める狙いがあるようです。

続いて、以下は正面からの写真です。


出典:黒田健史の「いろはにほへと」

バンタムMGLと比べると流線的で鋭い印象を受けますね。

なお、ハンドルは冷間鍛造ハンドル採用です。


出典:シマノ

 

サイドプレート側のイメージが少しでもわかる画像はコチラ。


出典:シマノ

高級感あるブレーキダイアルがあるだけのシンプルなデザインのようですね。

 

総合評価としては…

かなりカッコいいんじゃないでしょうか!

いわゆる間違いないやつです(笑)

ラインナップ

ノーマルギアとハイギアの左右ハンドル、計4モデルがファーストラインナップです。

品番ギア比最大ドラグ力(kg)自重(g)スプール寸法(径mm/幅mm)ナイロン糸巻量(lb-m)最大巻上長(cm/ハンドル1回転)ハンドル長(mm)ベアリング数BB/ローラー本体価格(円)
RIGHT6.25.022034/1912-100、14-90
16-80、20-65
664210/158,000
LEFT6.25.022034/1912-100、14-90
16-80、20-65
664210/158,000
HG RIGHT7.45.022034/1912-100、14-90
16-80、20-65
794210/158,000
HG LEFT7.45.022034/1912-100、14-90
16-80、20-65
794210/158,000

19アンタレスの魅力

19アンタレスは思い切ってコンセプトチェンジしてきましたね!

中・重量級ウェイトのルアーを圧倒的に飛ばすことに重きを置いていたのが今までのアンタレスであり、オンリーワンでもあった訳ですが、今回はバーサタイルリールという激戦区に、シマノのフラッグシップモデルとしての看板を引っさげて突入していく訳です。

確かにメタニウムMGLやバンタムMGLは非常に素晴らしいリールですが、ロープロ形状リールのフラッグシップ的なポジションとしては、やや物足りない雰囲気もありました。

やっぱりアンタレスが持つ独特の雰囲気は、唯一無二なんですよね。

『アンタレス』という、その名前が持つ力というのは非常に大きなものがあります。

アンタレスをバーサタイルリールのフラッグシップとして君臨させ、その下に軽量さのメタニウムMGLと剛性のバンタムMGLを従えるような、そんなラインナップになります。

スピニングで言うところの、ステラを頂上として、その下にあるヴァンキッシュとツインパワー的な雰囲気ですね。

それぞれに明確な色をもたせている点にも注目です。

19アンタレスと比べると、メタニウムMGLの方が軽量さでは上をいきますし、バンタムMGLの方がアルミ一体成型のコアソリッドボディ採用で剛性感は上でしょう。

19アンタレスは、そのキャストフィールにストロングポイントを見出しているリールと言えます。

一定以上のウェイトのルアーにおけるキャスト性能、特に遠投性という意味では12アンタレスに劣るでしょう。

これは黒田健史さんもハッキリ言ってますし、シマノにワタシが直接聞いてみても同じ回答でした。

ただ、それはアンタレスが劣化したわけではありません。

あくまでもその『キャスト性能』という点においては強いこだわりを持たせながら、誰もが扱いやすいバーサタイルという領域に合わせて進化させてきたのだと感じます。

圧倒的にアキュラシー性が高まった19アンタレス…めちゃくちゃ魅力的だと思いませんか?

さいごに

12アンタレスから7年経っての今回の19アンタレスへの進化をご紹介してきましたが、如何でしたか?

受け止め方は人それぞれで、アンタレスらしさがなくなってしまった…という方もいらっしゃるかもしれません。

37mmのナロー形状スプールを搭載したアンタレスも今後出たら面白いんですけどね(笑)

いずれにせよ、19アンタレスは間違いなくシマノの2019年における目玉リールになるでしょう。

なお、カルカッタコンクエストDCやSLXを始めとしたベイトリールの新作情報も出始めています。


出典:黒田健史の「いろはにほへと」

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