ダイワの人気シーバスロッドシリーズであるモアザンのスピニングモデルが、2019年1月にモデルチェンジします。
モアザンブランジーノAGS、モアザンエキスパートAGSシリーズに肉薄する本格ブランクを採用し、設計手法にもブランジーノコンセプトとエキスパートコンセプトを導入するということで、どこまでこれらのフラッグシップモデルに近づいているのか具体的な内容が気になるところ!
今回はニューモアザンを詳しくご紹介します!
アイキャッチ画像出典:ダイワ
概要
まずはダイワ公式の商品紹介を読んで、このロッドの雰囲気を掴みましょう。
質実剛健のモアザン。飾り気を一切廃した本気シリーズ。
■morethan BRANZINO AGS、morethan EXPERT AGSシリーズに肉薄する本格ブランク
■番手ごとに、軽量高感度(EXPERTコンセプト)or 粘強遠投性(BRANZINOコンセプト)の最適な設計手法をセレクト
■軽量高感度のエアセンサーリールシート
■官能性も追求し、表面処理にもこだわった印籠継ぎ
■糸巻きを最小限に留めたシックなデザイン
■チタンSiCガイド仕様出典:ダイワ
モアザンの最高峰シリーズであるモアザンブランジーノAGSとモアザンエキスパートAGSに肉薄する(ということは全く同等のブランクスではないということですね。詳しくは後述します。)本格ブランクスが採用され、それぞれの番手ごとにブランジーノコンセプトとエキスパートコンセプトで設計されています。
限りなくそれぞれの最高峰シリーズに近い性質を備えつつも、必要以上の飾りなどは廃除した質実剛健モデルになっています。
モアザンブランジーノAGSとモアザンエキスパートAGSはさすがフラッグシップ!と思わせる作りこみ故に超高価な点がネックですが、このモアザンは価格も抑えられています。(とは言ってもモアザンですから十分高価なんですけどね)
デザインは旧モデルのモアザンはコルクグリップが特徴的でしたが、今回はEVAグリップにわずかな装飾のみで、ガラッと印象が変わりました。
次項からは気になる各項目を詳しく掘り下げていきます!
今回のモアザンのブランクスは2つのコンセプトから設計!
余計な飾りを配した質実剛健のシーバスロッドとして生まれ変わったmorethanシリーズ。morethan EXPERT AGSの開発方針である軽量・高感度コンセプトと、morethan BRANZINO AGSの粘強・遠投コンセプトを踏襲して、各アイテムをリメイク。ハイエンドの両モデルよりもあえてマイルドに設計したブランクにより、リリースポイントが広いので投げやすく、曲げこみやすい、より魚とのファイトを楽しめる調子に設定。誰しもがエキスパートになったようなフィーリングを感じとれるだろう。高品質ブランクには、軽量な薄肉SiCリングのチタンガイドと軽量・高強度のエアセンサーリールシートを装着。
出典:ダイワ
番手によってエキスパートコンセプトかブランジーノコンセプトかのどちらかでリメイクされ、モアザンエキスパートAGSとモアザンブランジーノAGSに比べると相対的にマイルドに設計されているということですが、具体的にはどういったコンセプトなのでしょう?
詳しくご説明します。
EXPERTコンセプト
カーボンを薄く太径に巻くことで、十分なパワーを保ちながらも高い感度と、軽さを実現するブランク。高レベルの軽さをそえながら、ダイワテクノロジーによってネジレや潰れ剛性を強化している。
出典:ダイワ
モアザンのエキスパートAGSは、モアザンの中でも高い操作性と感度に特化したシリーズです。
ハイプレッシャーフィールドで1尾でも多くのシーバスをしっかり獲っていく…そんなラインナップが揃っています。
都市部の湾奥でピンスポットを正確に撃ち抜く…狙いのポイントに流し込む…わずかな違和感を感じてフッキングに持ち込む…そういった釣りの最高峰がモアザンエキスパートAGSです。
そのエキスパートのコンセプトをモアザンに反映させるのがEXPERTコンセプトです。
感度を高め、高い操作性と情報伝達力を求めた設計になっています。
BRANZINOコンセプト
高弾性カーボンを厚く巻き、ブランクを細く設計する高難易度設計で鍛え上げたブランク。潰れに強く、曲がれば曲がるほど力を発揮する粘り調子と、一気にルアーを弾き出す強い遠投性能をもたらす。
出典:ダイワ
モアザンのブランジーノAGSは、モアザンの中でも特にパワー・トルクに特化したシリーズです。
そのバットパワーは圧倒的な飛距離を生み出し、魚を掛けたあとはグイグイ寄せるパワーを誇りつつ、粘り強くしなやかなブランクスで簡単には口切れさせにくくなっています。
河川でのパワーシーバスゲームや磯でのヒラスズキゲームでアングラーが主導権を握ってゲームを制する…そんなシリーズがモアザンブランジーノAGSです。
そのブランジーノのコンセプトをモアザンに反映させるのがBRANZINOコンセプトです。
トルクを高め、遠投性とパワーを求めた設計になっています。
ダイワテクノロジー・仕様詳細
今回のモアザンに搭載されている技術や仕様をご紹介します。
2019年1月6日現在の公式発表なので、今後追記がある可能性が高いです。
ダイワに気になる点をいくつか直接確認したところ、まだホームページ上に公表されていない内容も数多くありました。
ワタシが確認した内容も含めて順次ホームページ上に反映していくと思いますが、今後正式な情報を把握次第、順次更新します。
■エアセンサー(スリムシート)
軽量・高感度のエアセンサースリムシートを採用。ダブルアルマイト製ナットリングは手当たりに配慮し、緩みにくいロング仕様。■チタンSiCガイド
いずれのモデルも、チタンガイドを採用。リングは、信頼性の高いSiCを採用の薄肉タイプ。■ESS[エキスパートセンスシミュレーション]
感性領域設計システム『ESS』ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。DAIWAは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域までロッドに反映する事が可能。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム『ESS』。■X45
ネジレ防止は「45°」が最適。パワー、操作性に革命をもたらすネジレ防止の最適構造。従来構造(竿先に対して0°、90°)に、DAIWA独自のバイアスクロス(±45°に斜行したカーボン繊維等)を巻くことで、ネジレを防ぎ、パワー・操作性・感度が飛躍的に向上。※ネジレに対して最も強い「45°」X構造をネーミングに採用。「Xトルク」は世界共通の商標として「X45」に呼称変更いたしました。
■V-JOINT[V-ジョイント]
スムーズな節の曲がりが理想の調子とパワーアップを実現。節の合わせ部分にDAIWA独自のバイアス構造を採用。合わせ部のスムーズな曲がりを実現し、パワー・レスポンス・感度が向上。出典:ダイワ
さすがモアザン…という搭載技術、仕様になっていますが、個人的に気になるのは今回のモアザンがブランジーノAGSやエキスパートAGSと比べてどうなのか?という点です。
主な異なる点を表にまとめます。
なお、2019年1月7日現在、ホームページ上に公表されている情報だけを見ていると、例えばモアザンエキスパートAGSにESSの表記がなかったりしてクエスチョン?なことも多いのですが、取り急ぎ現時点で公式に発表されている情報通りにまとめます。
念の為、諸々気になることをダイワに問い合わせしたところ、確認して返事をくれることになっています。
(2019年1月7日追記)
ダイワから正式回答をもらいました。
モアザンエキスパートAGSはESSで設計されているということで間違いないようです。
また、なんとなんとSVFコンパイルXナノプラスについては今回のニューモアザンにも搭載されているとのことです!
以下表にも反映させています。
モアザン | モアザン ブランジーノAGS | モアザン エキスパートAGS | |
AGS | × | 〇 | 〇 |
SVFコンパイルX ナノプラス※ | 〇 | 〇 | |
ESS※ | 〇 | 〇 | |
3DX※ | × | 〇 | × |
※〇であっても一部番手には採用されていないケースがあります。
AGS(エアガイドシステム)は名前からも分かる通り、ブランジーノAGSとエキスパートAGSに搭載されていますが、今回のモアザンには搭載されていません。
カーボンならではの軽さからくる感度と振り抜きの良さが魅力のAGSは、ダイワフラッグシップモデルの代名詞ですよね。
振り抜きが良いだけではなく、その後の収束も早く、剛性も高い、まさにダイワオンリーの超軽量ガイドシステムです。
出典:ダイワ
SVFコンパイルXナノプラスと3DX についてもおさらいしておきましょう。
まずはSVFコンパイルXナノプラスから。
■SVFコンパイルXナノプラス
カーボン繊維を取りまとめる接着剤的な役割を担う複数種類の樹脂(レジン)を、ナノメートルオーダーで混合する特殊な技術により、樹脂の高性能化を実現した東レ(株)ナノアロイ®テクノロジー適応材料を、ダイワ独自の設計・製造手法で機種ごとに最適化を行い、ブランクのさらなる高強度化・軽量化を可能にしたテクノロジー。これにより超高密度SVFカーボンがさらに高性能化。出典:ダイワ
これは東レのナノアロイ技術を採用したトレカプリプレグを用いた、ダイワの高性能カーボンです。
カーボン繊維の接着剤的役割を果たすごくわずかな樹脂。その樹脂に特殊な素材を用いて、ロッドの性能を大きく向上させるのがナノアロイ技術搭載ロッドです。
ダイワ以外のメーカーも、ハイエンドモデルにはナノアロイ技術搭載のロッドをラインナップするのがここ数年の流れですね。
ナノアロイっていう単語はよく見るけど、実は詳しいことはよく分かってない…という方は以下の記事もご参考にどうぞ。
素晴らしい技術ですよ。
日本が世界に誇る大企業、東レ。プラスチックなどの樹脂製品、ナイロン繊維、炭素繊維などを始めとした、日常生活に密接にかかわる製品を多数製造、加工、販売している会社です。我々が釣りをする上でも数多くの製品に東レが関わっていますよ[…]
続いて3DXについて。
■3DX
3DX=3軸クロスとは、3方向からの力を均等に受け止めて作用する3軸織物のカーボン。正六角形が並ぶ構造のクロスはあらゆる方向からの力に対して同じ力を持つため、優れた形状復元力を有する。ロッド本体をストッキングのように覆い、キャスト時のブランクスの歪みを抑えてブランクス本来の性能を発揮させる理想的なサポート素材。細身肉厚ブランクとの相乗効果でランカーサイズをもジワジワと浮かせて確実に獲るポテンシャルを有する。出典:ダイワ
これは今回の比較対象の中ではモアザンブランジーノAGSにのみ搭載(77MLを除く)されている技術で、6角形模様が特徴的なカーボンの巻き方です。
ブランクス基本構造を外側からサポートする構造ですね。
モアザンブランジーノAGSのパワー・トルクを求めるコンセプトを補助するような技術と言えます。
かなり張りの強いロッドに仕上がるので扱いが難しくなり、一定レベル以上のエキスパートアングラーでないとキャストなどで苦労することもあるほどです。
ピーキーなロッドに仕上がる傾向があるということですね。
ダイワにも念のため聞いてみましたが、今回のモアザンは扱いやすいマイルドなセッティングを目指した関係上、ブランジーノコンセプトであったとしても3DXは非搭載にしたとのことでした。
今回のモアザンには、SVFコンパイルXナノプラスや3DXは搭載されていませんので、冒頭のダイワ公式の商品説明にもあった通り、『モアザンブランジーノAGSとモアザンエキスパートAGSに肉薄する本格ブランク』という表現をしている訳ですね。
あくまでもブランジーノAGSとエキスパートAGSというこの両巨頭シリーズはフラッグシップです。
今回のモアザンは、これらのフラッグシップシリーズと全く同じブランクス技術が採用されているわけではないが、SVFコンパイルXナノプラスと3DX以外の技術を用いて近づけれるところまで近づけた…という雰囲気ではないでしょうか。
ホームページ上には情報がありませんが、カーボン含有率の高さからすると、もしかしたら高弾性SVFコンパイルXグラファイトかもしれません。
ダイワに直接確認して、現在返事待ちです。
(2019年1月7日追記)
ダイワに確認した結果、今回のモアザンのブランクスにはSVFコンパイルXナノプラス採用で間違いないとの回答をもらいました。
ということで改めて表を示しますが、以下の通りです。
モアザン | モアザン ブランジーノAGS | モアザン エキスパートAGS | |
AGS | × | 〇 | 〇 |
SVFコンパイルX ナノプラス※ | 〇 | 〇 | 〇 |
ESS※ | 〇 | 〇 | 〇 |
3DX※ | × | 〇 | × |
※〇であっても一部番手には採用されていないケースがあります。
今回のモアザンにAGSが搭載されていない点以外についてまとめていきます。
まずはモアザンブランジーノAGSとの比較です。
モアザンブランジーノAGSには3DX が搭載されているものの、今回のモアザンのブランジーノコンセプトには搭載されていないということが分かりました。
これは目指すロッドの方向性を考慮してあえて外した、という考え方もできますね。
そして、モアザンエキスパートAGSとの比較では、ガイドを除いた表記上の搭載技術では同じということになりましたね!
もちろん、AGSの有無というガイドシステムの決定的な違いがありますし、設計レベルも違うかもしれません。その他細かい作りこみではモアザンエキスパートAGSが上をいくことは間違いありませんが、今回のモアザンのエキスパートタイプは限りなくモアザンエキスパートAGSに近いスペックを誇るということが言えます。
ワタシがダイワの担当者と話しをしていても、今回のエキスパートタイプに対する評価の高さを感じました。
商品紹介に『morethan BRANZINO AGS、morethan EXPERT AGSシリーズに肉薄する本格ブランク』とあるのは伊達では無かったですね。
モアザンブランジーノAGSとモアザンエキスパートAGSに限りなく近づけながらマイルドなセッティングを施し、価格も抑えながら誰でも扱いやすいロッドを目指した…どうやらそんなまとめ方がしっくりきそうです。
次項では詳しいラインナップ、スペック、価格などをご紹介します。
ラインナップ
全7モデルのラインナップになっています。
モデル名の頭にEXがつくものはエキスパートコンセプト。
BRがつくものはブランジーノコンセプトですね。
アイテム | 全長 (m) | 継数 (本) | 仕舞 (cm) | 自重 (g) | 先径/元径 (mm) | ルアー重量 (g) | 適合ライン | カーボン 含有率 (%) | メーカー希望 本体価格(円) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ナイロン(lb) | PE(号) | |||||||||
EX 87ML | 2.62 | 2 | 135 | 128 | 1.5/11.4 | 7-35 | 6-16 | 0.6-1.5 | 99 | 56,000 |
EX 93ML/M | 2.82 | 2 | 145 | 134 | 1.5/12.9 | 7-35 | 6-16 | 0.6-1.5 | 99 | 58,500 |
BR 97ML/M | 2.92 | 2 | 150 | 146 | 1.4/12.9 | 7-35 | 6-16 | 0.6-1.5 | 99 | 61,000 |
BR 103ML/M | 3.12 | 2 | 160 | 155 | 1.6/12.9 | 7-40 | 8-16 | 0.8-2.0 | 99 | 66,000 |
EX 109ML/M | 3.28 | 2 | 168 | 150 | 1.5/15.3 | 7-40 | 8-16 | 0.8-2.0 | 99 | 67,500 |
BR 1010M/MH | 3.30 | 2 | 169 | 200 | 2.0/14.2 | 10-50 | 8-16 | 0.8-2.0 | 98 | 68,500 |
EX 110M | 3.35 | 2 | 171 | 160 | 1.8/15.3 | 10-50 | 10-25 | 0.8-2.0 | 99 | 68,500 |
コンセプト通り、エキスパートタイプはブランジーノタイプに比べて自重の軽量さが目立ちますね。
また、モアザンエキスパートAGS同様、エキスパートタイプでも対応ルアーウェイトが幅広いのは嬉しいですね。
ブランジーノコンセプトではカーボンを厚く巻いてある分重くなりますが、飛距離とパワーを求めたのですからこれは当然です。
重いとは言っても十分に実用的な重さですし、このレベルならリールとのバランス次第でどうにでもなりますね。
エキスパートタイプと同じパワーのモデル、同じ対応ルアーウェイトだったとしても、その飛距離や魚を寄せるトルクなどはブランジーノタイプが優位なことは言うまでもありません。
モアザンブランジーノAGSやモアザンエキスパートAGSに比べると、今回のモアザンは定価ベースで2万円前後は安くなります。
両フラッグシップモデルはちょっと高すぎる…という方も多いでしょうから非常に魅力的ですね。
なお、モデル名がML/Mのような表記になっているのは、デーモンティップを搭載したモデルということを表します。
なぜこんなティップの呼び方をするのかと言うと、バットセクションとティップセクションをそれぞれ異なるパワーに設定したエキストラファストの鬼掛け仕様になっているからで、「悪魔の食わせ」の異名を持つところからきています。
このデーモンティップモデルに関しては通常のMLやMといったパワー表記はしません。
ML/Mであれば、MパワーのバットにMLのティップが搭載されます。
対してMLMといった表記の場合は2つのパワーの間であることを示します。
MLMはMLとMの中間であるという意味です。
モアザンのファーストラインナップにはこのパターンはありませんが豆知識としてご参考までに。
デザインの変化も見逃せないポイント
前回のモアザンはコルクグリップ採用で、明るいカラーリングが特徴的でした。
ゴールドの装飾も目立ちますね。
出典:ダイワ
対して今回のモアザンはまさにブラック!です。
出典:ダイワ
出典:ダイワ
出典:ダイワ
旧モデルはツートンカラーっぽい雰囲気がちょっと…という声もありましたが、今回はまさに質実剛健な雰囲気を醸し出していて、いい意味で無難ですね。
ワタシ個人的には今回のモアザンの方が断然好みです。
モアザンの魅力
今回のモアザンには、無駄を排除した、武骨な本気ロッド!という雰囲気が漂います。
ブランクスにはナノアロイ技術は搭載されていませんがブランクスにはナノアロイ技術を採用し、ESS搭載でコンセプト的にはブランジーノとエキスパートの色を持たせつつ、マイルドなセッティングで使いやすいという…。
かなり総合レベルの高いロッドなのではないでしょうか。
ブランジーノコンセプトとエキスパートコンセプトという選択肢があるので、ロッド選びの際には方向性が分かりやすいですよね。
ガイドはAGSではありませんがチタンガイドですし、SiCリングはおそらく新型のSiC-Sリングでしょう。
2016年の年末に、富士工業から新たに発表されたガイドリングが、SiC-Sリングです。Kシリーズのガイドに採用されるガイドは基本的にSiC-Sに置き換わっていっていることをご存知でしたか?(ちなみに我々が普段SiCと呼ぶ従来のモデル[…]
商品説明に軽量な薄肉SiCリングとありますからほぼ間違いないとは思いますが、これも後日ダイワに直接確認しますね。
(2019年1月7日追記)
ダイワから正式回答をもらいました。SiC-Sリング採用で間違いありません。
AGSが特殊なガイドというか例外なだけで、チタンガイドと言えば一般的には最高級ガイドですからね。
デザインもシンプルになってカッコいいですよね…。
ニューモアザン!かなり戦闘力の高いロッドなのではないでしょうか!
さいごに
出典:ダイワ
新たなモアザンをご紹介してきましたが、如何でしたか?
昨今の成熟したシーバスゲームに対して、ダイワが2019年に新たに用意した答えの1つがこのモアザンです。
テクニカルに攻めるエキスパートコンセプトか、トルク溢れるブランジーノコンセプトか…あなたはどちらを選びますか?