みなさん、ヒイラギという魚をご存知でしょうか?
キス釣りの外道として釣れることがある、体高のある小型の魚です。
食用としてはあまり有名ではなく、知る人ぞ知る!という魚なんですが、煮付けなどにして非常に美味な魚です。
で、先日釣りに行った際にちょい投げで遊んでいたら、20センチのBIGヒイラギが釣れたんです!
ネットで調べても10センチ程度…とか最大15センチになる…とかしか書かれていないので、20センチの大きさに驚きました!
水面に浮いてきたときには、カイワリか!?なんて一瞬思いましたよ(笑)
🔽カイワリ。一瞬間違えそうでしょ?これもホント美味しい魚!
出典:WEB魚図鑑 https://zukan.com/fish/leaf25480
せっかくこんな良型が釣れたので、ということで刺身にしてみたんですが…
コレがまた絶品なんです!
今回は、ヒイラギの捌き方と、お刺身の食レポをお届けしたいと思います。
ヒイラギの捌き方
ヒイラギは鱗がなく、体表のヌメリがきつい魚です。
ちなみに釣れたときは、ビニール袋にヒイラギだけ分けてクーラーボックスに入れるのがオススメです。
で、このヌメリをどうやって取るかというと、塩をまぶします。
ヒイラギの釣れた数が多いときはボウルに入れて塩をまぶしてかき混ぜましょう。
このとき、ヒイラギは背ビレ腹ビレ尻ビレのトゲがするどいので要注意!お箸やスプーンでかき混ぜたらいいと思います。
今回は大型1匹単独で釣れたので、ハサミで切りました。
で、ヌメリが取れたら包丁でこのように切ります。
背骨も包丁で断つと、頭に内蔵がくっついたままスッポリ綺麗に外れます。
小型の場合は、このまま定番の煮付けにするもよし、他にも干物にしたり、唐揚げにしたり…とっても美味しいですよ。
今回は20センチの良型なので、ここからお刺身にしていきます。
まずは、一般的な3枚おろしにします。
捌いているとすぐ分かりますが、非常にしっかりした身質です。
3枚におろしたら、あばら骨をすいて、中骨のある血合い部分をカットします。
モチロン骨抜きで抜いてもいいですよ。
これで4つに切り分けられました。
ここで、皮を剥いでいくのですが、ヒイラギもアジのように、薄皮をめくればOKです。
手で薄皮の端をつまんでゆっくり引っ張ればキレイに剥いでいけますよ。
最初に手でつまむのが難しかったら、一般的な包丁で皮を剥ぐときの要領で切れ目をいれてから、手で引っ張ればいいと思います。
切り分けた4つの柵全て、薄皮をめくれました。
美しいシルバーの光沢がすばらしく、食欲を掻き立てます。
あとは、一口大に切ればお刺身の出来上がり!!!
今回は嫁さんの実家でしたので、飾りもくそもなく、醤油ダイレクトです(笑)
さぁ、戴きます!
お刺身食レポ
見た目はシマアジのハラミ部分のような光沢があり、とても美味しそうです。
まず、一切れ口に運んでみると…
歯応えがコリッ!!!としていて、上品な甘味が口いっぱいに広がります!!!
これは…ガチでウマイやつじゃないか…!!!(笑)
1尾しかいなかったのでパクパクと食べて一瞬でなくなってしまい、非常に残念…。
ヒイラギのお刺身…侮れないどころか非常に美味でした!!!
ヒイラギは小型は煮付け!大型はお刺身で!
ヒイラギが美味しい魚ということは知っていましたが、今までは大きくても15センチほどで、まとまった数が釣れることが多かったので、全て煮付けにしていました。
これはこれで、ほんとに美味しいのでテッパンの食べ方と思います。
しかし、今後は15センチ以上の良型が釣れたときには、絶対にお刺身にして食べたいな!と強く思いました。
ちなみに、旬の夏には、オスは白子、メスは子持ちであることが多いです。
白子はさっと湯通ししてポン酢で!卵は煮付けで!これも絶品なので、是非ご賞味あれ!
さいごに
夏、キスを狙っていると外道としてよく釣れるヒイラギ。
外道だなんてとんでもない!と言えるほど美味しい魚です。
刺身にできるほどの良型はなかなか釣れないかもしれませんが、もし釣れたら!是非お刺身も試してくださいね。
確かにウマイじゃないか…となること間違いなし!