【シマノ フリーゲーム インプレ】S80ML-4で実釣!想像以上にいいロッドだった!

 

 

最近、発売されたシマノの最新振出ロッド『フリーゲーム』を早速購入してみました!

今回、手に入れたのは、

S80ML-4!

現時点のラインナップの中で、最もバーサタイル性の高いロッドと言えるかもしれません!

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ワタシは、サブロッドとしてのマルチな使用と、旅行先での使用を想定しています。

さぁ、では早速、箱から開けたてのフリーゲームのインプレをしていこうと思います!



S80ML-4のスペック

 

まずはワタシが購入したモデルのスペックからご紹介します。

表は横にスクロールできます。

品番全長(m)継数(本)仕舞寸法(cm)自重(g)先径(mm)錘負荷(号)キャストウェイト(g)エギサイズ(号)適合ラインPE(号)適合ラインナイロン(lb)リールシート位置(mm)カーボン含有率(%)本体価格(円)
S80ML-42.44470.51351.68~255~352~3.50.4~1.24~12362※U90.411,200
※U(アップロック) : 竿尻からリールシート前部固定フードまでの長さです。

出典:シマノ

 

長さは8フィートジャストで、4本継ぎのモデルですね。

幅広いキャストウェイトで、シーバスゲームやエギングをメインに楽しめるロッドになっています。

その他、ライトショアジギングや、フロートや小型メタルジグを使ったライトゲームなどのルアーフィッシング、サビキやちょい投げ、船での小物釣りのようなエサ釣りまで楽しめる、相当な万能っぷりです。

ちなみにシマノが分かりやすい一覧表を作ってくれてるので、転載しておきます。


出典:シマノ



外観

さて、S80ML-4の外観をじっくり見ていきましょう。

まずは全体像をどうぞ。

ぱっと見、なかなかカッコいいですね。

 

ブランクスの印字を見てみると…。

 

ルアーウェイトはもちろん、エギの号数まで記載されています!コレは地味に嬉しいです。

初心者さんだと、エギの重さってなかなかピンとこないもんね。

これなら単純にルアーは何グラムまで、エギは何号までいけるってすぐに分かります!

 

さて、続いて穂先の収納時のアップ写真です。

富士工業のカバーが最初からついてます。

 

カバー奥に穂先を保護・固定するスポンジが入ってます。

 

この状態でガイドにラインを通しておけば、釣り場ですぐ使えますね!

 

さぁ、次はグリップを見ていきましょう。

まずはフォアグリップからリールシート周りを。

 

EVAグリップのデザインもいい意味で無難だし、リールを固定するネジ部分のパーツがカッコいいです。

下からさりげにシルバーの金属パーツが顔をのぞかせています…。なかなかニクい演出じゃないか…。

 

ちなみにネジを最後までゆるめて外すと、このシルバーのパーツはこうなってます。

 

で、実際にリールをつけるとこんな感じ。一番手元にあった16ヴァンキッシュ3000HGMとの組み合わせです。さすがに実戦でこのコンビはないと思いますが、結構サマになってますね(笑)

 

さらに少し下がって、セパレート部分。ここはSHIMANOロゴが入ってます。

 

で、エンドグリップですね。ここもいい意味で無難です。

 

ただ、エンドキャップ部分を見ると、少し気になる点が。

振出ロッドですから、開けられるようになっているのですが、この素材が樹脂製のプラスチックのようなもので出来ています。

地面に触れる部分もこの素材なので、ロッドを地面に立てると普通に削れるというかキズがつくでしょうね。

うーん、この地面に触れる部分はEVAだったら…というのが本音。

コスト圧縮のためには仕方ないのでしょうね。

気にしない人は全く気にならないと思います(笑)

 

…と、グリップ周りはここで終わりにして、ブランクス側を見ていきましょう。

カバーを外した状態です。

 

トップガイドはSiCリングになっています。

 

ティップ側のブランクスです。ツヤのある処理がしてあります。

 

続いて、ティップ側から見て最初の継ぎ部分です。ここからはツヤがなくなり、マットな処理になります。触るとツルツルというよりは、サラサラしています。

ガイドがズレにくいような感じです。

 

その次の継ぎ部分も、同じようにマットなブランクスになってます。

 

最後の継ぎ部分はこんな感じ。グリップ側はツヤがあるのがよく分かりますね。

 

リールをつけて立ててみました。今度は13ナスキーで相応しい感じです(笑)

 

パッと見のいかにもな安物感、全然ないと思いませんか?

なかなか精悍でカッコいいと思います。

リールをセットして持ってみた感想

13ナスキーの2500番をセットして持ってみた印象としては、思ったより持ち重り感がない!ということ。

そりゃあ、振出ロッドですから、ツーピースロッドに比べると持ち重りはします。

でも、リールとのバランス次第で、全然気にならないレベルになるのではと思いました。

ロッド自体の自重は135グラムとそれなりに軽量ですから、エギングのようなシャクる釣りも問題なくこなせそうです。

 

あと、シマノがアピールしている、曲がりについて。

ツーピースロッドに匹敵する曲がり…ということですが…。

実際にその曲がり、張りを確認してみました。

 

曲げ始めてすぐに

『おぉぉ、思った以上に張りがある…!』

と思ったのが正直な感想!

ベニャっとしたダルさを感じさせません。

そして実際に、上の写真よりもしならせてみても、ロッドの曲がりが自然なんです!

これは確かに、ワタシが持っている、この価格帯の振出ロッドに対する今までのイメージとは全く異なります。

シーバスゲームでミノーをジャークするような釣りはもちろん、エギングでエギをするどくダートさせるのも、ストレスなくできそうな張りをもっています!

 

あとは、振出ロッドならではのコンパクトさにも触れておきます。

以下は、10フィート4インチと8フィート9インチのシーバスロッドと並べた写真です。

当たり前ですが、フリーゲームのコンパクトさが際立ってます(笑)

かさばらないので、色んなところに気軽に持ち運びできますね。

やはりそのモバイル性は大きな魅力です。

(2018/9/25追記)実釣インプレ

さて、実際に色んな釣りをして魚を釣ってきました!

その感想をお伝えします。

福井県は福井新港付近にて、ルアーゲームと、サビキ、落とし込みの泳がせをしてみました。

ルアー

朝マズメはルアーでシーバスもしくは小型青物を狙ってみました。

ルアーはメガバスのX-80SW。信頼のスタンダードミノーです。

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まだ常夜灯がついている時間帯、薄暗くなってきた頃に釣り開始しました。

一投目、まずミノーを投げて感じたのは、ロッドに張りがしっかりあるということ。

やはり、へニャっとした不安感、ダルさがありません。

なかなかいいやん!なんて思いながら数投目、明暗部を通してくると

 

『ガツン!』

 

幸先よくヒット!

でもそこまで引かないなぁ…セイゴかな?なんて思って足元まで寄せてくると…

 

 

 

 

 

サゴシ!

 

まさにターゲットに想定している小型青物がヒットしました!

50センチちょいと小型ではありますが、まったくサゴシに主導権を与えず巻いてこれました(笑)

フリーゲームのバットパワー、なかなかのものですよ!

このあとサゴシをもう一尾足元でバラしたところで、ルアーへの反応が悪くなってきたように感じたので、早速違う釣りを試してみました。

今度は落とし込みサビキでアジのサビキをしたあと、底に沈めて大物を狙います!

サビキ

がまかつのお気に入り落とし込みサビキで豆アジを釣ってみます。

8フィートジャストという絶妙な長さ設定ですから、操作性良好です。

そして、こういうときに使うエサは、マルキューのアミ姫!

アミエビがミンチになっておらず、見た目はアミエビまんま!

アミレンガを買わなくてもバッチリ釣れます。

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今回もさくっとアジが釣れました!

さぁ、さっそく沈めて大物を狙います!

飲ませ釣り

まずは漁港足元の岸壁の変化を撃っていきます。

胴突き的な釣りですね!落とし込みサビキなら、こういう釣り方もできます。

角になっているところをスルスルーーー…と落としていくとラインが横にスッ…と動きました。

お?と思い、軽くテンションを掛けると重量感!

水面に顔を出したのは…

 

 

 

 

ソイ!

25センチとおかっぱりにしてはそこそこのサイズです。

当然、楽勝で巻上げてこれましたよ。

 

このあと、かけあがりに軽くキャストしてゆっくりズル引きしてくると、『ガツガツガツ!』とアタリ!

 

竿先が入るまで様子をみて、スイープフッキング!

掛かりました!

なかなか重い!

水面に顔を現したのは…

 

 

 

おぉ!けっこうデカイヒラメやん!!!

とテンションが上がった瞬間、身をひるがえして海底に戻っていくヒラメさん…。

 

バレましたorz

まぁ、この釣りはバレることも多いので仕方ないですが、フリーゲームデビューなので獲りたかった…。

このあと、同じ釣り方で、80センチのタチウオとワタリガニのカップルが釣れました(笑)


まさに飲ませは何が釣れるか分からない…と教えてくれる釣果になりました。

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秋が近づいてきたことを感じさせてくれますね。

ここまでで正午になったので、納竿としました。

総評

実際にS80ML-4を使った感想としては、思った以上に張りとパワーがあるロッドだな、ということ。

逆に、サゴシやヒラメをバラしたのは、ここらも関係あるかもしれません。

ライトゲームのメタルジグはこなせる範囲で、スーパーライトショアジギングあたりはやりやすそうだなと感じました!

実際、10g〜15gのメタルジグも少しキャストしたのですが、気持ちよく飛ばせて操作もできましたよ。

フリーゲームのS80ML〜S90MLなら、スーパーライトショアジギングにバッチリではないかと感じます。

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実際にフリーゲームを購入してみた総括として…。

振出ロッドがこの価格帯、このデザイン、このクオリティで手に入るなら…大満足なのではないでしょうか!

 

さいごに

フリーゲームは、ワタシが期待していた以上にしっかりしたロッドでした。

安い振出ロッドにありがちな、ひ弱さがありません。

見た目も安っぽさがありませんし、非常に気に入りました。

この価格だからこそ、いい意味で多少雑に扱っても気にならないし、ほんとに使い勝手のいいロッドだなと感じます!

今後も色んな釣り場に持っていって、活躍してもらいます!



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