19ステラ SWに実際に触れて驚き!インフィニティドライブがヤバい!X-SHIPとの違いは歴然!ドラグ性能・防水性・軽量性も進化したタフネスリールの最先端!


出典:シマノ

2018年の18ステラに続いて、2019年は19ステラSWが3月の発売を予定しています!

今回の19ステラSWは革新的な新機能を多数搭載した、超魅力的なリールに仕上がっています。

ついにX-SHIPが進化した新構造『インフィニティドライブ』が登場しました。

13ステラSWも素晴らしくタフでパワフルなリールでしたが、今回の19ステラSWは巻き上げパワーも、ドラグ性能も、防水性もさらにアップしながら、軽さも進化しているんです!

フィッシングショー大阪で13ステラSWと巻き比べさせてもらいましたが、特にその回転フィーリングの差には愕然としました…。

今回は19ステラSWを詳しくご紹介します。

アイキャッチ画像出典:シマノ



概要


出典:シマノ

今回の19ステラSWは、ボディ形状から内部メインシャフトの構造、ドラグ、ラインローラーにいたるまで進化しています。

シマノの鈴木斉さん曰く、

『このタックルでとれない魚はいないんじゃないか』

『究極の魚と出会うための道具』

とのこと。

こんなリール、持ってるだけでワクワクしてきますよね。

大きな進化は、新機構であるインフィニティドライブ。

これはX-SHIPをさらに進化させたものです。

長年X-SHIP構造は変化することなく、シマノのスピニングリールの基本構造の1つとして君臨してきましたが、ついに進化の時を迎えました。

このインフィニティドライブがもたらすフィーリングは、19ステラSWの大きな特徴であり、武器になっているようです。

次項から、そのインフィニティドライブを始めとした19ステラSWの進化の詳細を見ていきましょう。

進化の詳細

トピックス的な進化は以下の3つ。

・インフィニティドライブ
・ヒートシンクドラグ
・ラインローラー部Xプロテクト

これが軸です。

以下の公式動画もぜひご参考にしてください。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

その他盛りだくさんの仕様もご紹介します。

インフィニティドライブ

従来のX-SHIP構造は、ピニオンギア両端をベアリングで支持することで軽い巻き上げを実現した。今回のNEWモデルには、その構造をより進化させたインフィニティドライブ構造を搭載。これまでピニオンギアで支持していたメインシャフトを非接触化し、特殊低摩擦ブッシュで支持することでメインシャフトの摺動抵抗を大幅に軽減。加えて、メインシャフト自体に特殊表面処理を施し、さらなる低摩擦化に成功。回転トルクを従来比約30%低減※し、高負荷時でも積極的に巻き上げられるパワフルなリールへと進化した。

※当社比較テストによる

出典:シマノ

19ステラSWの最も気になる機能がコレです。

ポイントは以下の通り。

・メインシャフトをピニオンギアと非接触化
・特殊低摩擦ブッシュで支持
・メインシャフトに特殊表面処理

効果:回転トルクを従来比約30%低減

インフィニティドライブの導入によって、ファイト中などの高負荷時でもさらに力強く巻けるリールに進化しました。

イメージとしては以下の構造です。

メインシャフト付近ので囲ったところが対象になる箇所です。

青線で囲った部分(ピニオンギアとメインシャフトの間)はごくわずかな隙間があり、接触していません

従来はこのピニオンギアでメインシャフトを支持(接触)していました。

インフィニティドライブではその代わりに、赤線で囲った部分(特殊低摩擦ブッシュとメインシャフトの間)で支持しています。

加えてメインシャフトは特殊低摩擦表面処理されています。

結果として、接触面積が非常に少なくなった上に接触部分も摩擦抵抗が減り、よりスムーズに巻けるような構造になっているんですね。

ちなみに、X-SHIPのベアリング場所のイメージは以下の通り。


出典:シマノ

まさにピニオンギア両端がベアリングで支持されていますね。

この構造はインフィニティドライブでも変化はありませんが、さらにそのピニオンギア内部の構造を進化させたということですね!

この構造が今後、どのタイミングで汎用リールに搭載されていくかも非常に興味深いところです。


(2019年2月3日追記)

フィッシングショー大阪でインフィニティドライブを一足先に体感してきました。

 

 

シマノスタッフさんに、『インフィニティドライブ…X-SHIPと比べてどうですか?』

と聞くと、開口一番、『全然違いますよ!』

という期待させまくりな回答をもらいました(笑)

 

で、13ステラSWと、19ステラSWを巻き比べさせてもらう機会を得ました。

左が19ステラSW、右が13ステラSWです。

デザインの方向性が同じなのがよく分かりますね。

 

で、先に13ステラSWを巻いてみました。

 

グリグリグリグリ…

 

 

 

『…うん、13ステラSWらしい質感…さすがのなめらかさだ…。』というのが率直な感想。

 

続いて、19ステラSWを巻いてみました。

 

 

 

 

 

 

グリ…

『軽!!!!』

 

っと、巻き始めた瞬間に分かるそのフィーリングに素で驚いてしまいました!(笑)

これ、露骨に体感できるくらい違います。

 

シマノスタッフさんに突っ込んで質問してみました。

この軽さは、インフィニティドライブの効果と、後述するローターの低慣性化も合わせた相乗効果によるものだそうです。

8000番系はローターが専用設計で、一回りコンパクトになっているんです。

 

巻きがスムーズで軽すぎるゆえに、魚とのファイトで大丈夫なの?と逆に心配になってくるくらい。

これも聞いてみましたが、間違いなく楽に寄せてこれるようになっているそうです。

この巻きのスムーズさの進化はホントにすごいです。

 

また、相当な重さのジグやルアーを絶えずアクションさせ続けるジギングやキャスティングゲームにおいて、疲労感という観点からもこの巻きの軽さは相当なアドバンテージ。

1日やると圧倒的に違ってきます。

シマノスタッフさんも、ジギングで使ってみて実際に体感されたようです。

かなり楽にシャクれるようです。

 

このインフィニティドライブの巻きのスムーズさはX-SHIPと比べると、魚をラクに寄せてこれて、疲労感にも大きな違いをもたらすという劇的な違いを生み出しています!

巻いた瞬間に、これは違うぞ!と分かりますよ。

ヒートシンクドラグ

※#10000/#14000のみ搭載

従来のXタフドラグは、ドラグ機構部をスプール下部に配置するという画期的な構造で、圧倒的なドラグ性能と耐久性の向上を実現した。今回のNEWモデルには、さらに熱にも強く進化したヒートシンクドラグを搭載。ドラグ部で発生した熱をスプール外へ逃がす「ヒートシンクパネル」により、熱ダレによるドラグ力低下を約50%改善※。また、スプール糸巻部へと流れる熱を遮断する「断熱シート」によって、糸巻部の温度上昇を約30%減少※させることに成功。ラインによりやさしく、より安定したドラグへと進化した。

※当社比較テストによる

出典:シマノ

ポイントは以下の通り。

・ヒートシンクパネル
・断熱シート

効果①:熱ダレによるドラグ力低下を約50%低減
効果②:糸巻部の温度上昇を約30%減少

13ステラSWにも搭載のXタフドラグは、ドラグ機構部がスプール下部にあるという革新的ドラグシステムです。

各ワッシャを金属とカーボンのみで構成し、さらにスプールは上下両方向から支持することでスムーズかつ滑らかにラインが出される仕組みになっています。

非常に信頼性の高い、高性能ドラグシステムですが、それをさらに進化させたのがヒートシンクドラグです。

スプール下部にヒートシンクパネルが設置されています。

↓黒いフタのようなパーツがヒートシンクパネル

出典:シマノ

スプール断面図は以下の通り。


出典:シマノ

左が糸巻部になります。

糸巻部下部にあるドラグ部から出る熱をヒートシンクパネルから放熱しつつ、スプールに直接伝わる熱は断熱シートで遮断する構造になっています。

結果、以下のグラフを見てもらえば分かる通り、ドラグ力低下と、糸巻部温度上昇を抑えてくれます。


出典:シマノ

ヒラマサゲームなど一気に魚に走られるような釣りの場合、このドラグが果たす役割は非常に大きなものがあると思います。

長時間のファイトになっても大きくドラグ力が下がらないのは明らかなアドバンテージですし、糸巻部の温度があがらなければラインへの負荷が確実に減ります。


(2019年2月3日追記)

ヒートシンクドラグもフィッシングショー大阪で具体的に聞いてきましたよ!

モンスターフィッシュとのファイトにおいてはドラグからの発熱はすさまじく、300度を超えることもあるそうです。

300度…ヤバいですね。

ワッシャーが熱を持つと粘りを発揮できなくなり、あるところから急激にドラグ力が落ちてしまう…というのが熱ダレによるドラグ力低下現象です。

イメージするなら車のディスクブレーキ。

山道や峠などで下りにフットブレーキを使いすぎるとブレーキが効きにくくなるから、エンジンブレーキを上手く使いましょう…という話に似ています。

車のディスクブレーキはシンプルな空冷式で、ブレーキを使わずに走っていれば自然と温度がすぐに下がるので安心ですが、リールにおいては、そんな悠長なことを言っていられませんよね。

魚は人の言うことなんて聞いてくれずに走り続けますし、ドラグが出て行っている間はドラグの温度は上がる一方です。

熱を逃がす構造はモンスターフィッシュとのファイトにおいては非常に重要で、今回のヒートシンクドラグはまさに革命的な機能と言えます。

魚の体力をしっかり奪う安定したドラグ力を維持することはもちろん、ライン保護にも大きく役立ちます。

PEラインは熱に弱いです。

ポリエチレンですから、一定の温度を超えると大きく強度が低下してしまうんです。

その目安は、シマノスタッフさんによると100度前後とのこと。

先ほど書きましたが、ドラグ中心部は300度になることもある訳ですから、スプールの温度上昇にも大きく影響しています。

そして当然、スプールの温度はPEラインに直接的な影響を与えますから、ラインの強度低下を招くことにつながるわけです。

スプールの温度上昇を抑えるヒートシンクドラグは、ドラグ力低下、ライン強度低下を抑えてくれる素晴らしい機能です。

ラインローラー部Xプロテクト

前モデルのストッパーベアリング部に搭載し、高い防水性能の実現に大きく貢献したXプロテクト構造。今回のNEWステラSWには、ストッパーベアリング部に加え、ラインローラー部にもそのXプロテクト構造を搭載し、さらに防水性能が向上した。ストッパーベアリング部と同様に、図のように海水の侵入経路をシール部材で物理的に遮断することで、高い水圧にも耐えられる構造へと進化。ラインローラー内部のベアリングを過酷な環境下から守り抜き、従来品に比べ、ベアリングの耐久性は従来比10倍以上※に。

※当社比較テストによる

出典:シマノ

ポイントは以下の通り。

・ラインローラー部にXプロテクト搭載
・シール部材で物理的に海水を遮断

効果:ベアリング耐久性が従来比10倍以上

今回、ラインローラーにもシール部材で物理的に遮断するタイプのXプロテクトを搭載しています。


出典:シマノ

なんと、ベアリングの耐久性は従来比10倍以上という素晴らしい効果を発揮します。

ラインローラーが長期間滑らかな回転を維持することが大きな魅力になることは言うまでもありません。

その他

非常に多くの機能が搭載されています。

主なものをピックアップすると以下の通りです。

AR-Cスプール・バリアコートスプーリング
Xタフドラグ・リジットサポートドラグ
サイレントドライブ・X-シップ
HAGANEギア
HAGANEボディ
DLCラインローラー
Xリジッドローター
NEW コンパクトローター
Xプロテクト(ストッパーベアリング)
Xシールド

さすがステラSW!と言わんばかりの充実度ですね。

ステラSWおなじみの機能が目につきますが、この中からとりあげたいのはNEWコンパクトローターですね。

従来の#8000番モデルのローターよりコンパクトに設計することで、回転慣性を約20%低減※することに成功。さらにインフィニティードライブとの相乗効果で、巻く、止めるという基本動作をよりクイックに、よりスムーズにおこなうことが可能となった。全く新しい#8000リールが誕生したといえる。

出典:シマノ

8000番に採用されているローターで、従来モデルよりもコンパクトになっています。

より軽い巻き感が得られるようになり、メリハリあるリーリングを可能とします。

 

鈴木斉さん曰く、

まず感じたのは軽い!ということ。リール単体の重量が軽くなっただけでなく、ローターが専用設計で一回り小さくなり、全体のタックルバランスも軽くなったため、ロッドにセットした時の軽快さがまったく違う。これは手にした瞬間に実感できると思います。では軽くなった分パワーが落ちたのかというとその逆で、インフィニティドライブを搭載したおかげでダイレクト感はさらに増した印象。そのため引き抵抗の強い場面でも楽に、強くシャクることが可能です。もちろん、魚がヒットした後もグリグリ巻けます。ハンドルが従来より2mm内側に寄ったことも、全体のバランスや巻きやすさに直結していますね。

出典:シマノ

とのこと。

軽快さが違えば疲労感も違ってきますし、操作性も向上します。

8000番系を検討中の方には朗報ですね!


(2019年2月2日追記)

ワタシもフィッシングショーで8000番の実機に触れて、パワー的に大丈夫なの?と思いましたが、心配する必要は全くなさそうですね!

鈴木さんの話も聞いてきました。

 

そう、ふと心配になるほど軽いんですよ、巻きが。

ハンドル位置の変更、自重、インフィニティドライブ、ローター(8000系)、などなど様々な要素の相乗効果として、この圧倒的な巻きのスムーズさを生み出したのだと思います。

鈴木さんが言ってることは、大げさでもなんでもありません。

実際に巻けばすぐに分かります。

あのスムーズな巻きで、魚がヒットしたあとにグリグリ巻けるなんて…想像するだけでワクワクします。



ラインナップ

 

全5モデルのラインナップです。

それぞれの対象釣種のイメージと、ボディなどの各サイズは以下の通り。

サイズ番手参考対象魚、釣法スプールリング径(mm)スプールタイプローターサイズボディサイズ
#80008000PGPE2号から5号クラスのショア、オフショアのジギング、プラッギングにΦ61#8000#8000#10000
8000HGパワー、巻き重視の近海ジギングに
#1000010000PG大物、深場狙いのジギングにΦ66#10000#10000
14000XGPE4号~8号クラスのキャスティングゲームのスタンダード。大型ヒラマサ、GT、マグロ狙いにΦ68.6
14000PG大物、深場狙いのジギングにΦ68.6

出典:シマノ

 

それぞれの番手の詳細スペックを以下、順に記載します。

8000HG

ギア比5.6
実用ドラグ力(kg)18.0
最大ドラグ力(kg)25.0
自重(g)625
スプール寸法(径mm/ストロークmm)61/22
PE糸巻量(号-m)3-410、4-300、5-250
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)107
ハンドル長(mm)75
ベアリング数(BB/ローラー)13/1
本体価格(円)119,000

ナイロンライン非対応モデルです。

8000PG

ギア比4.9
実用ドラグ力(kg)18.0
最大ドラグ力(kg)25.0
自重(g)625
スプール寸法(径mm/ストロークmm)61/22
PE糸巻量(号-m)3-410、4-300、5-250
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)94
ハンドル長(mm)75
ベアリング数(BB/ローラー)13/1
本体価格(円)119,000

ナイロンライン非対応モデルです。

10000PG

ギア比4.9
実用ドラグ力(kg)18.0
最大ドラグ力(kg)25.0
自重(g)670
スプール寸法(径mm/ストロークmm)66/22
ナイロン糸巻量(号-m)6-300,8-210,10-160
PE糸巻量(号-m)4-400,5-300,6-250
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)102
ハンドル長(mm)75
ベアリング数(BB/ローラー)13/1
本体価格(円)119,000

14000XG

ギア比6.2
実用ドラグ力(kg)18.0
最大ドラグ力(kg)25.0
自重(g)675
スプール寸法(径mm/ストロークmm)68.6/22
ナイロン糸巻量(号-m)10-195、12-155、14-140
PE糸巻量(号-m)6-300、8-200、10-165
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)134
ハンドル長(mm)80
ベアリング数(BB/ローラー)13/1
本体価格(円)119,000

14000PG

ギア比4.9
実用ドラグ力(kg)18.0
最大ドラグ力(kg)25.0
自重(g)675
スプール寸法(径mm/ストロークmm)68.6/22
ナイロン糸巻量(号-m)10-195、12-155、14-140
PE糸巻量(号-m)6-300、8-200、10-165
最大巻上長(cm/ハンドル1回転)106
ハンドル長(mm)75
ベアリング数(BB/ローラー)13/1
本体価格(円)119,000



19ステラSWの魅力

19ステラSW、さすがの進化を見せてきましたね!

特に、インフィニティドライブとヒートシンクドラグは19ステラSWが初めて搭載されるリールになります。

個人的にはX-SHIPが進化するなんて全く予想できませんでした。

その回転フィールは全く別物

わずかな違い…ではなく、巻いた瞬間に感じる明確な違いです。

このインフィニティドライブに加えて、放熱するヒートシンクドラグまで搭載して、防水性も抜群。

剛性も軽量性も磨きをかけてきました。

このリールでしか味わえない世界が間違いなくあるでしょう。

 

より強く、より堅牢の新次元へ
出典:シマノ

 

このキャッチコピーの通り、新たな次元に到達した19ステラSWなら、どんな魚が相手でも戦えそうですね!

さいごに


出典:シマノ

19ステラSWは新機構を備えて大幅なパワーアップを果たしました。

まさにキングオブタフネスリールと呼べるのではないでしょうか?

 

タフなのに、巻きは驚くほど軽やか。

ラクにシャクれて、疲労感も軽減。

ヒットしたあとは今まで以上にグリグリ巻いてこれる。

ドラグ力低下・ライン強度低下も軽減。

 

素晴らしい進化ですね。

未だ見ぬ超大物と対峙しても、史上かつてないスペックを備える19ステラSWならしっかり渡り合えるはずですよ!