出典:シマノ
シマノから展開されているエギングシリーズと言えばセフィアシリーズです。
その中で入門モデルに位置付けられているセフィアBBが、ロッド、リールともに2018年ニューモデルに生まれ変わります。
今回は、ニューセフィアBBがどう進化したのかを、旧モデルのセフィアBBと比較しながら掘り下げてみたいと思います。
アイキャッチ画像出典:SHIMANO TV
リールの比較
まずはリールから見ていきたいと思います。
新旧モデルのスペックと技術特性を表に見える化して比較します。
ワタシは個人的にエギングでもシングルハンドル派なので、旧モデルはC3000HGS、新モデルはC3000SHGで比較します。
スペック
旧モデル C3000HGS | 新モデル C3000SHG | |
ギア比 | 6.0 | 6.0 |
実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg) | 3.5/9.0 | 3.5/9.0 |
自重(g) | 245 | 235 |
スプール寸法(径mm/ストロークmm) | 46.5/14.5 | 46.5/14.5 |
PE糸巻量(号-m) | 0.6-200 0.8-150 1-110 | 0.6-200 0.8-150 1-110 |
最大巻上量(cm/ハンドル1回転) | 88 | 88 |
ハンドル長(mm) | 55 | 55 |
ベアリング数(BB/ローラー) | 5/1 | 5/1 |
本体価格(円・税込) | 19,332 | 19,332 |
実売価格(円・税込) | 11,949 注1 | 13,533 注2 |
注1:Amazon価格(2018年6月現在)
注2:新モデルは2018年8月発売につき予約受付中。楽天予約価格より。(2018年6月現在)
出典:シマノ
技術特性
旧モデル C3000HGS | 新モデル C3000SHG | |
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出典:シマノ
スペック・技術特性の比較から分かること
スペックの主な違いは、自重と実売価格ですね。
重さが245gから235gに軽量化されています。
そして、実売価格は現時点ではおよそ1,600円ほど差があります。しかし、定価は同じですから時間の経過とともに、同等の割引になるのではないかと予測します。
技術特性の違いは、以下にピックアップしていきます。
■HAGANE ギア金属の塊を高圧でプレスし、切削なしにミクロン単位の精度で仕上げ。独自の精密冷間鍛造技術が高精度で高強度なギアを生み、滑らかな巻きごこちを実現。
出典:シマノ
新モデルにはHAGANEギア搭載です。
もはやシマノのスタンダードですね。
最近発売の上位モデルのHAGANEギアはさらに改良されていますが、今回のセフィアBBのHAGANEギアは初期のHAGANEギアと予想します。
■コアプロテクト撥水処理による水玉形成効果により、微細な隙間があっても水の浸入を抑制。回転抵抗を増やさずに防水効果をアップ。非接触のため摩耗がなく防水効果も継続。
出典:シマノ
コアプロテクト搭載で、多少なりとも防水性能が高まっています。
多少と書いたのは、コアプロテクトは評判がそれほど良くなく、水洗いをしないと錆びてくることもあるという情報があるからです。
ワタシは水洗いをきちんとしますので気になりませんが、気をつけてください。
どんな防水機構をそなえているリールでも、海釣りをしたならきちんと水洗いをすることをおすすめします。
ちなみに、今は上位モデルには、コアプロテクトが進化したエクスプロテクトが搭載されています。
■マグナムライトローター・CI4+
マグナムライトローターは新カーボン材料「CI4+」を採用する事と最新の3D設計により従来のアルミニウムやカーボン樹脂ローターに比べて大幅な軽量化とコンパクト化に成功しました。また、この軽量化は慣性や始動トルクの大幅な向上をもたらしました。これにより、リール自体の軽量化はもちろん、慣性や始動トルクの低減が感度や回転のダイレクト感を大幅にアップさせています。
出典:シマノ
新モデルではCI4+素材のマグナムライトローターは搭載されていません。旧モデルには搭載されていたので、クイックレスポンスシリーズだったのがコアソリッドシリーズになっています。
マグナムライトローター搭載してほしかったですねー!
とはいえ、エギングでは巻いて釣るケースはそこまで多くないので、巻き感度をそこまで気にする必要もないかもしれません。
■Gフリーボディ
スプールを前後運動させるための摺動機能部品をリール本体上部に配置し、リール全体の重心を手元に近づけることに成功。疲労の低減とロッド操作性が向上。
出典:シマノ
ロッドをシャクり続けるエギングでは少しでも疲労低減になるならありがたい機能ですね。
個人的にはGフリーボディだからといって大きな違いは感じませんが、きっと効果があるのだと思います(笑)
ロッドの比較
リールに続いてロッドを同様の手法で比較していきます。
オーソドックスに使えるオールラウンドモデルの旧モデルS806Mと新モデルS86Mで比較します。
スペック
旧モデル S806M | 新モデル S86M | |
全長(m) | 2.59 | 2.59 |
仕舞寸法(cm) | 133.2 | 133.2 |
自重(g) | 97 | 107 |
適合エギサイズ(号) | 2.5~4 | 2~4 |
適合ラインPE(号) | 0.5~1 | 0.5~1 |
本体価格(円・税込) | 19,332 | 19,332 |
実売価格(円・税込) | 18,154 注1 | 13,533 注2 |
注1:Amazon価格(2018年6月現在)
注2:新モデルは2018年7月発売につき予約受付中。楽天予約価格より。(2018年6月現在)
出典:シマノ
技術特性
旧モデルには技術特性はありません。新モデルはハイパワーXとソフチューブトップ(S83LとS86L)が搭載されています。
■ハイパワーX
キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特長。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されます。
出典:シマノ
■ソフチューブトップ
特殊設計により軽量・高感度のチューブラー穂先にソリッド並みのしなやかさをプラス。よどみのない、きれいな曲がりも特長です。
出典:シマノ
スペック・技術特性の比較から分かること
自重、適合エギサイズに違いがあります。価格の違いは、旧モデル故に取り扱い店舗が少ないことが理由と思います。定価は同じですから、販売価格も本来は近い水準かと思います。
自重が重くなっているのは意外でした。
その差は10グラム。
旧モデルは軽さを全面におしだし、アンダー100グラムであることにプライオリティーを置いていたように感じます。
旧モデルのキャッチコピーは、
でしたが、新モデルのキャッチコピーは、
となりました。
新モデルは弱冠重くなった分、旧モデルになかったハイパワーXという技術特性をもっています。
ブレないシャキッとした振り心地を目指している雰囲気ですね。
10グラム重くなったとはいえ、十分な軽さを誇りますし、大切なのはリールをセットした際のバランス、持ち重り感です。
この価格帯のロッドに高級な超軽量リールをつけることも少ないでしょうし、それほど気にしないでもいいのではないでしょうか。
適合エギサイズは2.5~4→2~4と、弱冠広くなりました。
デザイン
入門モデルと言えども、デザインは購入を決める上で大切な要素です。
リールとロッドそれぞれ比較してみましょう。
リール
■旧モデル

出典:シマノ
■新モデル

出典:シマノ
旧モデルは、シルバーも目立つ色調でしたが、新モデルは全体を赤と黒に統一しています。
ドラグのデザインは、14ステラの型ですね。スタイリッシュです。

出典:シマノ
継続してワンピースベールなのも見逃せない点です。デザインはモチロン秀逸ですし、ライントラブル軽減にも寄与します。

出典:シマノ
シマノのリールはBBシリーズは基本的にワンピースベールを採用しているところが共通の方向性となっています。(アオリスタBBのみ非ワンピースベール)
アルテグラ以下のリールは全て、接続型のベールになっているので、リール選びの際の1つの基準点になりますね。
グラデーションのカラーリングは好き嫌いがあるかもしれませんが、ワタシは気になりません。
急モデルのような安っぽさがなくなり、10,000円ちょっとのリールとは思えない洗練された雰囲気があります。
かなりカッコよくなりましたね!
ロッド
■旧モデル


出典:シマノ
■新モデル
出典:シマノ
出典:SHIMANO TV
ロッドも赤と黒に統一されています。
そして、旧モデルよりも比較的赤を多く使った配色になってますね。
また、段差の少ないナット一体型シートグリップをプラスされたので、ネジ部分が見えなくなり、カッコよくなりましたね!
ちなみに、上のシマノTVの写真は18セフィアBBのリールとロッドを組み合わせたものですが、相性バッチリです!
さいごに
ニューセフィアBBは、旧モデルに比べて総合的にレベルアップした印象です。
エギング初心者は、相当満足できるモノではないかと思います。
中級者が使っても、十分に戦えそうな質を備えていそうです。
もし、本格的エギングタックルをお値打ちに手に入れたいのなら、セフィアBBで間違いないですね!
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